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【ラジコンの走りの要!!タイヤ】グリップはゴム製・ラジドリはプラスチック製なのは何故。ナロー、スリック、ラジアルって何?/初心者のラジコン選び❽
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ラジコンのタイヤは「中空ゴムタイヤ」という中が空洞になっているものが多く

ゴムの素材やタイヤ幅、表面の種類などでも走行性能や目的が変わってきます

ラジコンでは車種や路面に合わせてタイヤを選びます

それではどんなタイヤがあるのか見ていきましょう!

photo Alexander G
Tyres April 8, 2012
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スリックタイヤとラジアルタイヤの違い・グリップ力とミゾの有無

最初に解説するのは、ラジコンでいちばん種類が多いオンロードカーのタイヤについてです

オンロードカーのタイヤには、おもに以下の2種類があります

  • スリックタイヤ(表面ツルツル。綺麗なサーキット路面などでグリップ大)
  • ラジアルタイヤ(表面にミゾがある。粗い路面など向き、汎用性は高め)

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SP.454 レーシングスリックタイヤ
表面にミゾのないスリックタイヤは主に路面良好なサーキットで使用すると性能を発揮します
タミヤ R/C SPARE PARTS SP-1023 ミディアムナロー レーシングラジアルタイヤ
表面にミゾがあり、実車と同じような形状なのがラジアルタイヤです。
マイルドで操作しやすく、パーキングや砂利などがある少し粗い路面で有効
汎用性の高いタイヤです。

クリーンで綺麗な路面▶︎スリックタイヤが高グリップ

表面が粗く砂利などがある路面▶︎タイヤにミゾがあるラジアルタイヤが高いグリップを発揮

ツーリングカー・タイヤの幅、ナローとミディアムナローって何?

タイヤにはナロー(幅26mm・口径もミディアムナローよりやや大)とミディアムナロー(幅24mm)の2種類があります
それぞれ以下の特徴があります。

  • ミディアムナローはクイックレスポンス
  • ナロータイヤの方がトップスピードが伸びる
コーナリングが得意なミディアムナロー、ストレートが得意なナロー。それぞれ得意分野(特性)が違います。どちらを重視するかで選びましょう!
narrow(ナロー)は元々狭いという意味なのですこし、ややこしいですね〜

路面に合わせてタイヤは選ぶ(ハイグリップ・カーペット)

タイヤは路面に合わせて選びましょう
今回はタミヤの中で代表的なものをご紹介
基本的な種類は他のメーカーでも同じです

ハイグリップ路面に向いているファイバーモールドタイヤ

タミヤ ホップアップオプションズ OP.705 ファイバーモールドタイヤ B3 (24mm幅) 53705
ハイグリップ路面に最適
タイヤのトレッド面(路面と接する面)の内側に、伸びに強いアラミド繊維のベルトを一体成形している。タイヤの剛性が高く高速回転時にタイヤがふくらむのを防ぎ、コーナリング中タイヤの変形を防いで、安定したグリップ力を発揮。タイプも2種類ある。
タイプA:路面温度が変化してもグリップ性能があまり変わらず、一年を通して安定した性能を発揮し、高い耐摩耗性も特長。
タイプB(B3):夏場の高い路面温度でハイグリップを発揮する特殊なゴム素材を採用しています。
タイプA、Bにもそれぞれタイヤ幅の異なるものがありますので注意が必要です。​
カーペット路面向きのタイヤは
アスファルト路面向きのタイヤよりゴム質が柔らかいものを選べばGOOD!
路面の違いによるタイヤの使用例:出典タミヤ
タイヤのインナーも適切なものを選ぼう!

ラジコンカーの中空ゴムタイヤは中が空洞なので、スピードが上がると、タイヤがよじれてしまい
路面に正しく力が伝わらなくなります!

それを防ぐのがタイヤインナーです
ラジコンのタイヤインナーは実車でいう空気の役割をします


タイヤインナーには
インナースポンジとモールドインナーがあります

タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-156 インナースポンジ・ハード (四駆・FF)
ベルト状の「インナースポンジ」
タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-582 モールドインナー ミディアムナロー/ミディアム2個
タイヤの内側形状に合わせて成形されたリング状の「モールドインナー」

タイヤインナーには
硬さも数種類用意されており、

柔らかいインナーは挙動がおだやかに。
堅いインナーは反応が向上。
※堅すぎると路面の凸凹を拾ってマシンの挙動を乱すことも。

基本的な選び方は
グリップの低い路面▶︎柔らかいインナー、
グリップが高い路面▶︎硬いインナーが適しています。​

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ドリフトタイヤとグリップタイヤ

ドリフトカーに使われるタイヤは少し独特で
プラスチック製です

プラスチック製のタイヤを使う
ラジコンドリフト(以下ラジドリ)
ドリフト走行は、いかに綺麗に滑らせるかがポイントなのでグリップ力はありません。

に対して

今ままで説明してきたオンロードのタイヤ(グリップと言います)は
ゴム製
グリップ走行はスピードが重要なので高いグリップ力が必要
ゴム製のタイヤはグリップ力があります
さらに路面温度に合わせてタイヤの硬さも変えることで走りを調整します。

左)ゴム製のグリップ用タイヤ
右)プラスチック製のドリフト用タイヤ

ラジドリのタイヤはプラスチック(樹脂製)で
硬い

ラジドリのタイヤが硬い樹脂で作られているのは
タイヤを滑らせ、ドリフトさせる為です
樹脂の中にも種類がたくさんあり、走行路面・目的に合わせて選びます

大きく分けると
カーペット・Pタイル・アスファルト・カラコンでしょうか
またサーキットにはそれぞれ指定のタイヤがあるので、事前に確認してから購入した方が安心だと思います

プラスチック(樹脂製)の為、タイヤの寿命も長くコストパフォーマンスにも優れているところが嬉しいです

また、タイヤが樹脂製の為ホイールの装着には力が必要です
お湯などに少しつけてから装着すると装着しやすいかも

装着方法は
ホイールにスポンジテープを貼ってからタイヤをはめ込むのがオーソドックスな方法ですが。私はOリングという輪ゴムのような物をホイールにはめてからタイヤを装着する方法にしています。実際にやってみて、この方が再利用やタイヤの組み替えも楽なのかなと思います

ラジコンには、様々なタイヤとホイールがありどれを選ぶか悩むのも、また楽しいですね

ここからは
タイヤの話ではなく、個人的に選んだホイールの話になりますが
私は最初にDATSUN 240Zのボディーを購入したので
より旧車にみせたいのもあり、ブラックのワタナベホイールにしました
今は前後同じオフセットですが
理想は後ろだけマイナスオフセットにして少しタイヤをはみ出させたいですね

↑著者が製作したYD-2 シャーシにTAMIYAのダットサンボディのドリフトマシン。ホイールはワタナベをチョイス
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まとめ

走行性能を左右する
ラジコンカーのタイヤ選びについて説明してきました

今回の内容を要約すると

グリップ走行はゴム製タイヤ
ドリフト走行はプラスチック製タイヤ

ナロータイヤとは幅が26mmのタイヤのこと

スリックタイヤは表面がツルツルで綺麗な路面で能力発揮
ラジアルタイヤは少し粗い路面で駐車場などに向いている


となります。
ほかにもタイヤにはゴムの質感
タイヤインナーには硬さがあるなど、

路面に合わせたタイヤ選びも組み合わせが多くて
セッティング次第で走りが変化しそうですね

モーターのパワーを路面に伝え、
コーナリング時にも重要な役割をする走りの要になるのがタイヤです。

タイヤの特性を知って路面にあった
ベストなタイヤが選べるようにしておきましょう!


↑必要なアイテムも知っておこう!
↑好きな車種にするか?機能を追求するか?ボディ選びは本当に悩みます。


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