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ラジコンオフロードの世界へようこそ!
「ラジコンを始めてみたいけど、どれを選べばいいかわからない…」
そんな初心者にぴったりなのが2WDオフロードバギーです。
2WDは後輪の2輪だけで駆動するモデルのことで、構造がシンプルでメンテナンスも簡単。自分の操作がそのまま走りに反映されるため、ラジコンの楽しさをしっかりと味わえます。
このガイドでは、2WDオフロードバギーの特徴や構成パーツ、それぞれの役割やおすすめポイントまで初心者向けに詳しく紹介します。
2WDオフロードバギーとは?

「2WD」とは「2 Wheel Drive」の略で、後輪だけで地面を蹴って進むラジコンカーのことです。
前輪はステアリング(方向転換)、後輪はパワー(駆動)と、役割がしっかり分かれています。
この構造によって、車体の動きが非常に自然で、リアタイヤのグリップ力を活かしたコーナリングが可能になります。
また、車の動きがドライバーのテクニックに左右されやすく、「自分で操作している実感」を味わえるのも大きな魅力です。
初心者が2WDを選ぶべき理由
操作の基礎が身につく
2WDは駆動がリアタイヤだけなので、アクセル・ブレーキ・ステアリングのすべてが練習になる構造です。
滑ったりスピンしたりする場面もありますが、それこそが上達への近道です。
メンテナンスが簡単
構造が4WDよりもシンプルなため、部品点数が少なく、トラブル時の修理や調整もラクです。
パーツ交換やセッティングの理解も進みやすく、初心者には大きなメリットです。
パーツ別解説|役割と選び方
ステアリングサーボ
ハンドル操作を司るパーツです。
フロントノーズが細い2WDバギーでは、ロープロファイル(薄型)サーボを採用するモデルもあります。
さらに、ジャイロユニットを搭載すると、ハンドル操作をアシストしてくれるので、初心者でもスムーズな運転が可能になります。

ESC(スピードコントローラー)
モーターのスピードをコントロールする電子機器です。
使用するモーターによって選び方が変わります。

モーターの種類 | 対応ESC | 特徴 |
---|---|---|
ブラシモーター | ブラシ用ESC | 初心者向け・価格が安い |
ブラシレスモーター | ブラシレス用ESC | 高出力・メンテが少ない |
両対応 | コンボタイプ | 様々なモーターに対応 |
※組み立てキットにはESCが含まれない場合が多いため、別途購入が必要です。
タイヤ選びのポイント
リアタイヤ(駆動側)
ラジコンバギーの走行性能を左右する超重要パーツです。
やわらかい素材で地面をしっかりとらえるタイヤを選ぶことで、加速やコーナーでも安定した走行が可能になります。
路面 | おすすめタイヤ |
---|---|
土・芝 | ブロックパターン |
硬い路面 | 小ピンパターン |
砂・ダスト多め | クローズドタイプ |
フロントタイヤ(ステアリング側)
ステアリング操作に直結するパーツで、安定した直進性が求められます。
「リブパターン」と呼ばれるスリット入りタイヤが多く、摩擦を抑えて直進性とコントロール性を両立させます。
バッテリーの種類と搭載位置
使用できるバッテリーは大きく2種類あります。
種類 | 特徴 |
---|---|
ニッケル水素 | 安価で扱いやすい、やや重い |
リチウムポリマー | 高出力で軽量、管理が必要 |
バッテリーの搭載位置によって、車体の動きにも違いが出ます。
- 縦置き:加減速時の動きが大きく、走りに迫力が出る
- 横置き:コーナー時のロールが増し、グリップ感が強くなる

ギアボックスとドライブ性能
ギアボックスはギアを保護し、走行中に砂ぼこりが入り込まないよう密閉構造になっています。
高性能モデルには「スリッパークラッチ」が標準装備されており、ギアの破損を防止してくれます。
モーターの搭載位置と違い
モーターの搭載場所によって、マシンの特性が変わります。
位置 | 特徴 |
---|---|
リアオーバーハング(RR) | グリップ力が高く、スピンしにくい |
ミッドシップ(中央) | 運動性能が高く、サーキットに最適 |
2WDオフロードの発展と個性
2WDモデルには長い歴史があり、今では多彩なスタイルが展開されています。
- タイヤや車幅を大きくした「モンスタートラック」
- キャラクター的なデザインの「ウィリーバギー」
- 軽快な動きが魅力の「レーシングバギー」
ギアボックスがひとつだけなのでデザインの自由度が高く、個性的なモデルが多いのも2WDの特徴です。
2WDオフロードバギーの長所まとめ
加速性能に優れるリア重心設計
2WDバギーは、モーターやバッテリーといった重たいパーツを車体後部に集中させています。
これによって、アクセルを踏んだ時にリアタイヤへ荷重が移動し、しっかりとグリップして加速できます。
キレのあるコーナリング
前輪のサスペンションには、大きな取り付け角度がつけられています。
この角度のおかげで、ステアリングを切るとフロントタイヤが傾き、ショルダー(タイヤの端)で鋭く曲がれる構造になっています。
直線とカーブのどちらでも安定して走れるのは、この構造があるからです。
まとめ|まずは2WDからスタートしよう!
2WDオフロードバギーは、操作の基本を学びながら、本格的な走行も楽しめる最高の入門マシンです。
- シンプルな構造でトラブルに強い
- 自分の操作がそのまま走りに出るから楽しい
- カスタムやパーツ交換で成長を感じられる
「ラジコンを始めてみたい」と思ったら、まずは2WDバギーからチャレンジしてみてください。きっと夢中になりますよ。
【2025年最新】2WDオフロードバギー徹底比較|人気モデル・シャーシ別の選び方と違いを完全解説!ル
2WDオフロードバギーの魅力は、シンプルな構造と自分でコントロールする楽しさにあります。
「どのモデルを選べばいいの?」「シャーシの違いがわからない…」と迷っている人も多いはずです。
この記事では、初心者から中級者に人気の2WDバギー各モデルを徹底比較し、それぞれの特徴やおすすめポイントをわかりやすく紹介します。
タミヤの代表的2WDモデル紹介
グラスホッパー|シンプルさが魅力の入門機
グラスホッパーは1980年代に一世を風靡した、まさにラジコンの原点とも言えるモデルです。
今でも人気があり、組み立てやすさと価格の安さから入門者に支持されています。

項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 389mm |
全幅 | 223mm |
全高 | 135mm |
重量 | 約830g |
モーター | 380タイプ |
駆動方式 | 後輪駆動(2WD) |
サスペンション | 前:スラット/後:リジッド |
おすすめポイント:
- シンプルな構造で壊れにくい
- 初めてのラジコンに最適なスピード感
ホーネット|パワーアップした実戦モデル
グラスホッパーをベースに、540モーターなどを搭載して走行性能を高めたモデルです。
軽量ボディにウイングを装備し、リアにはオイルダンパーを装備しているため、実戦向きの性能です。

項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 400mm |
全幅 | 230mm |
全高 | 150mm |
重量 | 約874g |
モーター | 540タイプ |
サスペンション | オイルダンパー装備(リア) |
おすすめポイント:
- 速度アップ&軽量化でレースも楽しめる
- 見た目のカスタム性も高い
グラスホッパー2|現代仕様にアップデート
2017年に登場したグラスホッパー2は、初代モデルの魅力を残しつつ走行性能を改善した進化系です。
ローリングサスペンションや改良タイヤで、より滑らかな走りが可能になりました。

項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 400mm |
全幅 | 223mm |
全高 | 136mm |
モーター | 380タイプ |
特徴 | ローリングサス搭載、入門向けの長時間走行 |
おすすめポイント:
- 初代よりも滑らかな走り
- 長時間走行ができて電池持ちがいい
マイティフロッグ|80年代の名機が今も人気
マイティフロッグは、本格的なオフロード性能を備えた往年の名車です。
スペースフレームに4輪独立サスペンション、アルミ製オイルダンパーなど、メカ好きにはたまらない仕様。

項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 410mm |
全幅 | 240mm |
全高 | 145mm |
重量 | 約1020g |
モーター | 540タイプ |
特徴 | 4輪独立サス、高い走破性能 |
おすすめポイント:
- オフロードでの走破性が抜群
- 見た目もメカニカルで所有感あり
シャーシ別に選ぶ!性能と特徴まとめ
2WDバギー選びでは「シャーシ(車体構造)」の違いも大切です。ここでは各主要シャーシの違いを表にまとめました。
シャーシ名 | 特徴 | おすすめモデル |
---|---|---|
DT-02 | シンプル構造/ダブルウィッシュボーン搭載 | ホリデーバギー、スーパーファイター |
DT-03 | ロングホイールベースで安定走行 | レーシングファイター、ネオマイティフロッグ |
BB-01 | レトロ感と高性能を融合/ロールケージ装備 | 新型バハ系バギー |
TD-2 | 近未来フォルム/インボードサス | アスチュート2022 |
GForce | クラシックデザイン+実戦仕様 | GForce初代バギー |
ジャイロユニットで安定性をアップ!
2WDのようにリア駆動のマシンは、グリップが弱いダート路面でスピンしやすい傾向があります。
そこで便利なのが「ジャイロユニット」です。
ジャイロの効果
- スピンを自動で制御
- カウンターステアを補助してくれる
- 初心者でも安定した走りが可能になる
タイプ | 機能 | 対象 |
---|---|---|
ボリューム調整式 | 手動で感度調整 | 初心者向け |
3chリモート式 | 送信機から感度調整 | 中級者以上向け |
走行環境や路面に応じて設定できるため、初心者が扱いやすくなる強力なサポートアイテムです。
まとめ|最初の一台にふさわしいのはどれ?
2WDバギーは「遊びやすさ」「学びやすさ」「カスタムの自由度」が揃ったラジコンの基本形です。
最初の一台として、以下のように選ぶと失敗しません。
タイプ | おすすめモデル |
---|---|
完全初心者 | グラスホッパー、グラスホッパー2 |
少し慣れてきた人 | ホーネット、DT-03系 |
高性能を求める人 | マイティフロッグ、TD-2系 |
レトロな雰囲気が好き | BB-01、GForce |
自分の走らせたい場所や好みに合わせて、最適な一台を見つけてみてください。
最初は簡単な組み立てからでも、きっとラジコンの奥深さにハマりますよ。
