
「初めてのRCカー、どのシャーシがいいんだろう?」「タミヤのM-05ってよく聞くけど、何がそんなに人気なの?」
そんな疑問を持つ初心者の方へ――本記事では、タミヤの人気ミニシャーシ『M-05』の魅力とカスタム方法を日本一わかりやすく解説します。
M-05は、組みやすさ・走らせやすさ・パーツの豊富さといった三拍子が揃った、RCカー入門に最適なシャーシ。さらに、ちょっとしたカスタムで本格派マシンに化けるポテンシャルも非常に高いのが特徴です。
本記事では、タミヤ公式・Joshinなど信頼ある情報ソースを参考に、初心者でもすぐ実践できるセッティングやおすすめパーツ、他のMシャーシ(M-03・M-07・MB-01)との違いまでを網羅的かつ実用的に紹介していきます。
本記事のリンクには広告がふくまれています。
Contents
第1章:M-05シャーシの基本構造と特徴
M-05はどんなシャーシ?
M-05は、タミヤが展開する「Mシャーシシリーズ」の一つで、前輪駆動(FF)方式を採用した電動RCカー用シャーシです。2009年に登場し、今なお現役のロングセラー。コンパクトなボディと扱いやすさで、特にRCカー初心者から強く支持されています。
Mシャーシとは「ミニ(Mini)」の略で、実車でいうコンパクトカーサイズのボディに対応したRCカーシャーシのシリーズです。街乗り車両のようなスケール感を保ちながら、サーキットでのレースも楽しめるのが特徴です。

モーター前方搭載型FFシャーシの魅力
M-05の最大の特徴は、前方にモーターを配置したFF(フロントエンジン・フロント駆動)レイアウトです。これにより、前輪のグリップ力が高まり、特に低速〜中速域でのコーナリング性能が優秀です。
また、前輪駆動によって後輪が横滑りしにくく、スピンしにくい挙動が初心者にも扱いやすいと好評です。急加速やカーブでも安定感があり、操縦に慣れていない方でも思い通りに走らせやすい構造です。

軽量・低重心設計で安定走行
シャーシは軽量で低重心設計となっており、カーブでのロール(車体の傾き)を最小限に抑えます。これはとても重要なポイントで、直進安定性とコーナリングのバランスを保つために不可欠です。
シャーシ中央にバッテリー、前方にモーター、左右にサスペンションを配置したシンメトリーなレイアウトにより、左右バランスも良好。初心者がまず取り組むコース走行や、細かい操作が必要なパーキングロットレースなどに最適です。
標準装備と組み立てやすさ
キットには必要なパーツがすべて入っており、初心者でも説明書通りに組み立てるだけで完成させることができます。タミヤ製品らしく、説明書は非常にわかりやすく、初めてRCカーに触れる人でも安心です。
標準では樹脂製シャーシ、樹脂製ギアボックス、フリクションダンパーなど、あくまで「入門用」の装備ですが、それでも十分に走行を楽しめる設計になっています。
小回りの効く走行性能
M-05はホイールベース(前輪と後輪の距離)を3段階で変更可能(S/M/L)で、ボディの種類に応じた最適なサイズ調整ができます。これにより、タイトなコーナーも得意とし、テクニカルなコースやミニッツサーキットにも対応できます。
まとめ:M-05は「走る楽しさ」が凝縮された入門シャーシ
- 操作がしやすくスピンしにくいFF構造
- 軽量・低重心で安定性が高い
- 組み立てやすく、カスタムパーツも豊富
- 小回りが効くのでテクニカルコースにも強い
M-05は、まさにRCカーの「最初の1台」としてうってつけのシャーシです。

第2章:M-05と他Mシャーシ(M-03・M-07・MB-01)との違い
RCカーにおいてシャーシの選択は走行性能を大きく左右します。タミヤの「Mシャーシ」シリーズは、複数のモデルが存在しており、それぞれに特長があります。ここでは、M-05を中心に、前世代のM-03、そしてよりレース志向のM-07との違いを詳しく比較していきます。
M-03からの進化点
M-03は、M-05の前身にあたるFF(フロントエンジン・フロント駆動)シャーシで、1999年ごろから長年親しまれてきたモデルです。構造はシンプルで軽量ですが、いくつかの点でM-05に比べて不利な部分があります。
M-03の特徴:
- 単一モノコック構造で整備性はやや低い
- バッテリーやESCの搭載スペースが狭く、カスタム性が限定的
- 重心がやや高めで、ロールしやすい

M-05での改善点:
- モジュール化された構造で整備性が向上
- 電装系(バッテリー・ESC)の配置自由度が高くなり、メンテナンス性アップ
- バッテリー位置を中央に移動し、低重心化と左右バランス改善
→ これにより、よりスムーズなコーナリングと安定した挙動を実現
特に走行性能においては、M-03よりもM-05の方が安定性・操作性ともにワンランク上です。
M-07との比較:レース志向か、扱いやすさ重視か
次に比較するのはM-07 CONCEPT。これはタミヤが2017年に発売した、よりハイグリップ・ハイレスポンスを意識したMシャーシで、レースシーンでの使用も視野に入れた設計です。
M-07の主な特徴:
- ハイグリップタイヤ・レース向け路面に対応
- シャーシ剛性が非常に高く、レスポンス重視
- 540サイズモーターとLi-Poバッテリーに最適化された設計
- サスペンションとダンパーの構造が完全新設計

一方、M-05はどちらかというと「スケール感ある走り」と「扱いやすさ」に重きを置いたモデルです。
M-05が優れる点:
- コンパクトで軽量なため、狭い場所やテクニカルなコースに向く
- セッティングがシンプルなので、初心者でも迷いにくい
- 多くの実車系ボディが適合し、見た目のカスタムを楽しみやすい
→ M-07は「ガチ走り」向け、M-05は「楽しくRCを始めたい」方向けと言えるでしょう。
MB-01との比較:最新の多機能シャーシ vs 安定の実績モデル
2023年に登場した**MB-01(Multi-Layout Mシャーシ)**は、近年のタミヤMシャーシシリーズの中で最も革新的なモデル。駆動形式とモーター位置を変更可能という前代未聞の設計が特徴です。

比較項目 | M-05 | MB-01 |
---|---|---|
駆動方式 | FF(固定) | FF / FR / MR(選択式) |
モーター位置 | フロント固定 | フロント・リア切替可能 |
ユーザー層 | 初心者向け | 中級者以上(セッティング前提) |
拡張性 | 定番パーツ多く安心 | 構成が複雑でパーツ選定に知識が必要 |
MB-01は1台で複数の走り方を体験できる万能シャーシで、将来的にセッティングを追求したい人には面白い選択肢です。ただし構成が複雑なので、最初の1台としてはM-05の方がスムーズに楽しめるでしょう。
適した走行フィールドの比較
モデル | 特徴 | 推奨路面 |
---|---|---|
M-03 | 軽快・簡素 | アスファルト、屋外 |
M-05 | 安定性重視 | パーキングロット、屋内 |
M-07 | 高剛性・レース向け | カーペット、サーキット |
MB-01 | 多機能で万能型 | 路面問わず(要セッティング) |
まとめ:M-05は「迷ったらコレ」の安心モデル
- M-03より高性能、M-07より扱いやすく、MB-01よりシンプル
- 実車系ボディも豊富に選べて、カスタムパーツも手に入りやすい
- 「作る」「走る」「いじる」の3拍子がバランスよく揃ったシャーシ
MB-01にステップアップする前の「基礎作り」として、M-05はベストな選択肢です。
第3章:おすすめカスタムパーツとその効果
M-05シャーシは、ノーマル状態でも十分に楽しめる性能を備えていますが、パーツのアップグレードによって走行性能が劇的に向上します。ここでは、初心者でも手を出しやすく、効果が実感しやすいカスタムパーツを中心に紹介します。
1. フルベアリングセット:転がり抵抗を劇的に低減
標準:樹脂製ベアリング(プラベア)
M-05の標準仕様では、ベアリングの代わりに「プラスチックブッシュ」が使われています。これは摩擦が大きく、モーターの負荷も高まり、走行時間の短縮やトップスピードの低下を引き起こします。
カスタム:フルボールベアリングセット
ボールベアリング(通称「ベアリング」)に交換することで、摩擦が大幅に減少し、スムーズな駆動が可能になります。
✅ 効果:
- スピードの向上(直進性能アップ)
- モーター・バッテリーの負荷軽減(長寿命化)
- 燃費改善=長時間走行可能に
💡 おすすめ製品例(アフィリエイト対応):
2. オイルダンパー:サスペンション性能を強化
標準の「フリクションダンパー」は、バネの力のみで動作するため、路面追従性が弱く、跳ねやすい挙動になります。
カスタム:CVAオイルダンパーやTRFダンパー
オイル入りのダンパーに交換することで、段差やギャップでもスムーズな動きを実現し、カーブでの粘りも向上します。
✅ 効果:
- 路面への追従性アップ=グリップ力向上
- コーナーでの安定性が大きく改善
- 操作時の挙動が素直になり、初心者でも扱いやすくなる
💡 おすすめ製品例:
3. アルミ製サーボマウント・セイバー:ステアリング精度向上
標準の樹脂製サーボセイバーは、衝撃吸収性はあるものの剛性が低く、ハンドル操作に「遊び」や「遅れ」が出やすいです。
カスタム:ハイトルクサーボセイバー + アルミマウント
これらを導入することで、ダイレクトかつ素早いステアリング操作が可能になります。
✅ 効果:
- ステアリング精度アップ(狙ったラインを走れる)
- コーナーでの応答性が良くなり、コース走行が楽しくなる
💡 おすすめ製品:
4. アルミ製ステアリング・サスアーム:剛性と見た目を強化
樹脂製パーツは「しなる」ことで衝撃を吸収する利点がありますが、精密な動作や反応速度では限界があります。
カスタム:アルミ製アップグレードパーツ
剛性を上げ、かつ美しいアルマイト加工でドレスアップにもなります。
✅ 効果:
- 操作反応の向上(遊びが少なくなる)
- 長期使用によるたわみ・変形防止
- 見た目の高級感もUP
💡 おすすめ例:
タミヤ(TAMIYA) ホップアップオプションズ OP.1120 ハイトルクサーボセイバー用アルミホーン (Mシャーシ) 54120
5. ギア比とピニオンギアの見直し:速度と加速を最適化
M-05はモーター前方配置のFFシャーシのため、ギア比によって走りの特性が大きく変わります。ピニオンギアを交換することで、加速寄り/最高速寄りを選べます。
✅ 効果:
- 小さめのピニオン=加速重視・狭いコース向け
- 大きめのピニオン=最高速重視・直線多めのコース向け
💡 注意点:
- モーター温度やESCの熱にも注意
- 走行場所に合わせてギア比を調整
まとめ:まずは効果の高い順にカスタムしよう
初心者におすすめのカスタム順は以下のとおり:
- フルベアリング化(まずは基本中の基本!)
- オイルダンパー(走りが劇的に変わる)
- サーボ回り(精度と応答性向上)
- 剛性アップ(アルミパーツ)
- ギア比調整(走行スタイルに合わせて)
M-05はパーツも豊富で、少しずつカスタムする楽しさも味わえるのが魅力です。

第4章:走行セッティングの基本とヒント(初心者向け)
M-05シャーシは、構造がシンプルながらセッティング次第で大きく性能が変化する奥深いマシンです。ここでは、初心者でも効果を実感しやすい基本的な走行セッティングの考え方と方法を解説します。
1. タイヤ選び:グリップか耐久か
タイヤは「路面に合ったもの」を使うのが基本
RCカーにおいてタイヤは唯一地面と接するパーツです。路面の種類によって、最適な素材や硬さ(コンパウンド)が異なります。
路面 | おすすめタイヤ | 特徴 |
---|---|---|
アスファルト(屋外) | タミヤ製60Dラジアルタイヤ、ソフト系スポンジタイヤ | 摩耗しやすいがグリップ良好 |
カーペット(屋内) | グリップ重視のソフトスリック | 安定性重視 |
パーキングロット(ザラザラ) | ハードコンパウンド、スリックタイヤ | 耐久性重視 |
💡 アドバイス:
- 初心者は**「ミディアムグリップ」からスタート**がおすすめ
- グリップしすぎると巻き込み(スピン)しやすくなるため、バランス重視で!
2. トー角・キャンバー角の基本調整
トー角(Toe):タイヤの左右方向の角度
- トーイン(内向き):直進安定性アップ、ステアリング反応がやや鈍くなる
- トーアウト(外向き):クイックな応答性、だが直進がフラつきやすい
→ 初心者には少しだけトーインがおすすめ。安定感が出て操縦しやすくなります。
キャンバー角(Camber):タイヤの上下方向の傾き
- ネガティブキャンバー(内傾き):コーナーでのグリップ向上
- ポジティブキャンバー(外傾き):通常使わない
→ **軽めのネガティブキャンバー(-1〜-2度)**でタイヤの内側をしっかり使えます。
💡 調整には:
- キャンバー調整式ターンバックル
- トー角調整式ステアリングリンクが必要
3. ダンパーオイルの選び方と使い分け
オイルダンパーに注入する「シリコンオイル」の硬さ(番手)によって、サスペンションの動きが変化します。
オイル硬さ(番手) | 特徴 | 向いている路面 |
---|---|---|
#200〜300(柔らかい) | 追従性良い、動きがマイルド | カーペット、屋内路面 |
#400〜500(標準) | バランス型 | アスファルト |
#600以上(硬い) | ロール抑制、クイック | ハイスピード・グリップ高 |
💡 おすすめは#400前後からスタートして、路面に応じて調整しましょう。
4. バッテリー配置と重量バランス
M-05はバッテリー位置が中央のため、比較的バランスが良いですが、搭載方向やパーツ配置で微調整が可能です。
- 重量物(ESC、受信機など)をできるだけ左右均等に配置
- サーボをセンター寄りに置くことで回頭性アップ
💡 レースや本格走行では「重量バランス計測ツール」も有効ですが、最初は見た目の左右対称を意識するだけでも十分です。
5. ギア比の調整で走りを変える
M-05はピニオンギアの交換によってギア比を変えることができます。
- 小さいピニオン(例:16T)→ 加速重視、扱いやすい
- 大きいピニオン(例:20T以上)→ 最高速重視、直線が速い
💡 初心者はまずモーターの推奨ギア比(取扱説明書記載)に合わせて、温度に注意しながら試すことが重要です。
まとめ:セッティングは“少しずつ”が正解
- 一度に複数を変えず、「1項目ずつ試す」こと
- グリップ、ステアリング、ロール感に注目して違いを感じ取ろう
- 最初は「安定・素直な動き」を重視したセッティングがおすすめ
M-05は変化が素直に現れるので、セッティングの勉強にも最適なシャーシです。

第5章:おすすめカスタム構成と予算別プラン
M-05は、予算に応じて少しずつグレードアップしていくのが楽しいシャーシです。ここでは、初心者〜上級者向けに、実用的で効果の高いカスタム構成を「予算別」に紹介します。
【入門編】予算1万円以内でまず押さえるべき基本カスタム
🔧 カスタム目的:走行性能の安定化と耐久性向上
カスタム項目 | 内容 | おすすめ製品 | 価格目安 |
---|---|---|---|
フルベアリング | 駆動効率・スピードUP | タミヤOP | 約1,300円 |
オイルダンパー | 路面追従性UP | タミヤOP | 約2,000円 |
ハイトルクサーボセイバー | 操舵の安定化 | タミヤOP | 約700円 |
ピニオンギア(17T〜20T) | ギア比調整 | タミヤOP | 約500円 |
工具・グリス・メンテ用品 | 作業性&精度向上 | タミヤ工具セット | 約4,000円 |
✅ 総額:8,000〜9,500円程度
🔰 ポイント:
- まずはフルベアリングとオイルダンパーの導入が最優先
- 工具が揃っていない場合、精度の高い専用ドライバーやピンセットを買うのが近道
- 操舵系はすぐに効果を体感できるため、セイバー交換もコスパ良し
【中級編】予算2〜3万円で走行性能を本格チューン
🔧 カスタム目的:レスポンスと安定性の両立
カスタム項目 | 内容 | おすすめ製品 | 価格目安 |
---|---|---|---|
アルミステアリングセット | 剛性&操作精度UP | タミヤOPパーツ | 約2,000円 |
アルミサスマウント | サスの歪みを抑制 | タミヤOPパーツ | 約2,000円 |
アルミサーボマウント | サーボ剛性UP | タミヤOPパーツ | 約1,600円 |
ダンパーグレードアップ | TRFショートダンパー | タミヤOPパーツ | |
スポーツチューンモーター | パワーアップ | タミヤOPパーツ | 約2,000円 |
ESC(アンプ) | 高効率走行に | TBLE-04S or Hobbywing | 約3,000〜5,000円 |
Li-Po対応バッテリー | 軽量&出力安定 | GensAce等 | 約4,000円 |
✅ 総額:20,000〜30,000円程度
⚙️ ポイント:
- 剛性アップと電子パーツの刷新で走行が「キビキビ」になる
- ただし、ESCやモーターの性能アップに合わせて**放熱対策(ヒートシンク)**も考慮を
- バッテリーをLi-Poにする場合はLi-Po対応の充電器が別途必要になる点に注意!
【上級編】フルオプションM-05構成(4万円〜)
🔧 カスタム目的:レース参戦可能なレベルに!
カスタム項目 | 内容 | 製品例 | 価格目安 |
---|---|---|---|
カーボン製アッパーデッキ | シャーシ剛性を向上 | タミヤOPパーツ | 約3,000円 |
軽量ギア&ユニバーサルシャフト | 駆動効率MAX | タミヤOPパーツ | 約2,000〜3,000円 |
調整式アーム・ロッド | セッティングの幅が広がる | タミヤOPパーツ | 約3,000円 |
高性能サーボ | 高速&高トルク | SAVOX / KO PROPO等 | 約5,000〜8,000円 |
Li-Poハイレートバッテリー | 安定出力&軽量 | GensAce、Yokomo等 | 約5,000円 |
プロポセット | 操作性を一気に向上 | SANWA MX-6等 | 約10,000〜15,000円 |
✅ 総額:40,000〜60,000円以上も可
🚀 ポイント:
セッティングツールやピット用品も同時に整えておくと、メンテ性も格段に上がる
レース志向なら「反応速度」と「コーナリング精度」を極める構成に
ここまで来るとM-05のポテンシャルを限界まで引き出せる
まとめ:カスタムは「効果×コスパ」で選ぶ!
予算 | レベル | 重点ポイント |
---|---|---|
1万円以内 | 入門用 | まずはベアリング&オイルダンパー |
2〜3万円 | 実践仕様 | 操作性・耐久性・パワーアップ |
4万円〜 | レース志向 | トータルバランスと調整幅の極限まで引き出す |
🔧 カスタムの魅力は“変化が見えること”。一歩ずつ手を加えるごとに、マシンが変化し、扱いやすく、速くなります。無理なく、楽しみながら進めていきましょう。
第6章:M-05におすすめのボディとホイール選び
M-05のもうひとつの楽しみがボディとホイールのカスタマイズです。走行性能に直結する要素でもありながら、見た目の個性を出せるパートでもあります。ここでは、M-05に適合するボディ・ホイールの選び方と、おすすめの組み合わせを紹介します。
1. M-05のホイールベースに対応するボディ選びの基本
M-05はホイールベース(前後のタイヤ間距離)を3段階に調整可能です。
ホイールベース | 記号 | 実寸(mm) | 主な対応ボディ例 |
---|---|---|---|
ショート | S | 約210mm | FIAT 500、スズキスイフト |
ミディアム | M | 約225mm | ミニクーパー、アルファロメオ |
ロング | L | 約239mm | ホンダS800、トヨタGRヤリス |
🔧 ポイント:
- 使用するボディに合わせて、必ずシャーシのホイールベースを調整すること
- タイヤハウスが合わないと見た目も走行性能も崩れるため注意
2. 実車系 vs レース系ボディの違い
M-05ではタミヤらしい「実車系ボディ」が豊富に選べるのが大きな魅力です。一方で、空力を意識したレースボディも一部存在します。
実車系ボディ(スケール感重視)
特徴 | メリット | 代表例 |
---|---|---|
実車に近い外観・塗装 | 見た目のカスタムが楽しい | MINIクーパー、フィアット500 |
全高が高めで空力はやや劣る | 扱いやすさと「RCらしさ」 |
レース系ボディ(空力重視)
特徴 | メリット | 代表例 |
---|---|---|
重心が低く、空気抵抗を抑えた形状 | コーナリング性能が向上 | タミヤMシャーシレースボディ |
塗装・ステッカーでカスタム可能 | 実戦向けだが見た目はやや無骨 |
🔧 初心者には実車系ボディが人気。走行と展示の両方で楽しめるからです。
3. おすすめのボディ
✅ アルファロメオ ジュリア スプリント GTA(225mm)
- レトロレーシーな雰囲気が魅力
- 軽量で扱いやすい

✅ トヨタ GRヤリス(239mm)
- 現代的スポーツコンパクト
- 空力的にも優れた形状

✅ フォルクスワーゲン カルマンギア
- クラシックな外観とスムーズな走り
- ノスタルジー&実走両立型

✅ Honda バラード スポーツ 無限 CR-X PRO

4. ホイール・タイヤ選びのポイント
サイズとオフセットに注意!
Mシャーシ用ホイールは直径60mmの「60Dサイズ」が基本。ボディによってはタイヤハウスに干渉するため、**オフセット(リムの深さ)**を調整する必要があります。
オフセット | 特徴 |
---|---|
0mm | 標準的な幅、汎用性高い |
+2mm〜+4mm | ワイドに見せたい時、安定性UP |
-1mm〜-2mm | ボディ内に収めたい時 |
💡 色で個性を出すのもおすすめ!
- 白:レーシーで清潔感あり
- 黒:引き締まった印象
- シルバー:リアル感が出る
まとめ:見た目と性能、どちらも妥協しない選び方を
- ホイールベースに合ったボディ選びが最重要
- 実車系は見た目も楽しみたい人に◎
- ホイールはサイズとオフセットの確認を忘れずに
- カスタム塗装で“自分だけの一台”に仕上げるのもM-05の醍醐味
第7章:おすすめ購入先
M-05はパーツの種類も豊富で、信頼できるショップから揃えることで、安心してカスタム・走行を楽しむことができます。ここでは、信頼性の高いオンラインショップと、具体的なおすすめ商品リンクをカテゴリ別にまとめます。
✅ 主要おすすめショップ一覧
ショップ名 | 特徴 | 備考 |
---|---|---|
タミヤ公式オンラインショップ | 純正品の品揃えが豊富 | 在庫確認しやすい |
Joshin web ホビー館 | 割引価格が多く、お得 | タミヤ公認販売店 |
Amazon.co.jp | 定番 | 最短翌日配送可 |
楽天市場 | ポイント還元でお得 | 各ショップで価格比較可能 |
シャーシ・本体・スターターセット

タイヤ・ホイール関連

ベアリング・駆動系
オイルダンパー・サスペンション
電装系・モーター・バッテリー
プロポ・サーボ・充電器
ボディ&デカール
✅ まとめ:M-05は「育てがいのある入門シャーシ」
- M-05は組みやすく・走らせやすく・カスタムしやすい三拍子揃ったRCカー入門モデル。
- 他シャーシ(M-03・M-07・MB-01)と比較しても、扱いやすさとパーツの入手性では圧倒的。
- カスタムも少しずつ進められ、楽しみながら性能アップを体感できる。
- ボディやホイールも自由度が高く、**“見た目にもこだわれる”**のがタミヤMシリーズならでは。
RCカーを始めるなら、まずはM-05を手に取ってみてください。「作る」「走らせる」「いじる」すべての楽しさがこの1台に詰まっています。
📦 今すぐ始めたい人向け:スターターリンクまとめ
