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【徹底レビュー】田宮 BT-01シャーシとは?初心者でもわかる特徴・組み立て・走行性能まとめ
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第1章:はじめに

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田宮(タミヤ)ってどんな会社?

田宮(TAMIYA)は、世界中で高い評価を受ける日本の模型メーカーです。設立は1946年、プラスチックモデル、ミニ四駆、ラジコンカーなど、幅広いジャンルの模型・ホビー商品を展開しています。特に品質と精度に定評があり、「タミヤ製品は組み立てやすい」「説明書がわかりやすい」と初心者から上級者まで支持されています。

RC(ラジオコントロール)カーの分野でもタミヤはトップブランド。入門用の製品から本格的なレース用モデルまで、多彩なシャーシ(車体フレーム)をラインナップしています。

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BT-01シャーシとは?(簡単な概要)

BT-01シャーシは、タミヤが2024年に発売した最新の電動RCツーリングカー用シャーシです。大きな特徴は、
リア駆動(後輪駆動)とフロント駆動(前輪駆動)の切り替えが可能
モジュラー構造で組み換えやメンテナンスがしやすい
という点。

従来のタミヤ製ツーリングカー用シャーシ(例えばTT-02など)は基本的に4WD(四輪駆動)が主流でしたが、このBT-01は駆動方式を変えられることで、異なる走行特性を一台で楽しめます。

出典:TAMIYA
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記事の目的:初心者でもわかるように詳しく解説する

この記事では、
・「BT-01ってそもそも何?」
・「初心者でも組み立てやすいの?」
・「実際に走らせるとどんな感じ?」
・「何をカスタムすれば楽しいの?」
といった疑問を徹底的に解説します。

これから初めてラジコンカーを買う方、組み立てキットに挑戦してみたい方が安心して選べるよう、わかりやすく・具体的に・SEOを意識しつつ書き進めていきます。

第2章:BT-01シャーシの基本スペックと特徴

製品概要(寸法、重量、適応ボディ)

BT-01シャーシは「1/10スケール」の電動ツーリングカー用シャーシです。具体的なスペックは以下の通りです(公式サイトより):

  • 全長:422mm
  • 全幅:188mm
  • ホイールベース:257mm(ロングホイールベース仕様)
  • 駆動方式:選択式(FF=フロントモーター・前輪駆動、またはRR=リヤモーター・後輪駆動)
  • サスペンション:4輪ダブルウィッシュボーン
  • ギヤ比:9.82:1

適応ボディは、同社製のツーリングカーサイズのボディ(190mm幅)です。

タミヤ 1/10 電動RCカーシリーズ No.746 プジョー 306 マキシ (BT-01シャーシ) 電動ラジオコントロール 58746

主な特徴(リア駆動/FF選択式、モジュラー構造、汎用性の高さ)

BT-01の最大の特徴は、
FF(前輪駆動)とRR(後輪駆動)の切り替えが可能
という点です。

具体的には、モーターと駆動ユニットを前後に付け替えることで駆動方式を変更できます。これにより、前輪駆動特有の「クイックな旋回性」や、後輪駆動特有の「リヤを振り出すようなドリフト感」を1台で楽しめます。

さらに、BT-01はモジュラー構造を採用。
フロント・センター・リヤの3つのブロックに分かれており、分解・組み換え・メンテナンスがしやすい設計です。初心者にありがちな「組み立てミスが起きたとき、全部バラす必要がある」というストレスが少ないのは嬉しいポイントです。

また、タミヤの既存シャーシ(TT-02など)と比べると、独特のギヤ配置や駆動ユニットの設計が新鮮。これまで4WDが中心だったタミヤファンにも「新しい走行体験」を提供してくれます。

他シャーシ(TT-02など)との違い

タミヤの初心者向けシャーシといえばTT-02が長らく定番でしたが、BT-01は明確にコンセプトが異なります。

項目TT-02BT-01
駆動方式4WD(四輪駆動)FFまたはRR(前後駆動切り替え)
メイン用途安定性重視、汎用駆動特性の違いを楽しむ
メンテ性標準モジュラー構造で高い
初心者向け◎ 組み立て簡単◎ 組み立て簡単、さらに選択肢あり

特に「走りの違いを学びたい」「セッティングの面白さを体験したい」という方には、BT-01がとても魅力的です。

第3章:初心者向けに嬉しいポイント

組み立てやすさ(説明書のわかりやすさ、部品点数)

タミヤ製キットの魅力のひとつは、なんといっても説明書のわかりやすさ。BT-01でもこの点はしっかり継承されています。

説明書は全ページフルイラストで、パーツの取り付け方向や順序が細かく描かれています。初心者が最初に陥りがちな「どっち向きにパーツをはめるかわからない」「ねじを締めすぎて壊した」といった失敗を避けやすい作りです。

また、BT-01は最新設計のため、部品点数が比較的シンプル。不要に複雑なパーツが少なく、慣れていない人でも作業がスムーズに進みやすい構造です。

カスタマイズ性の高さ

BT-01は標準状態でも十分楽しめますが、カスタマイズパーツが豊富に用意されています。たとえば:

  • フルベアリングセット(駆動効率をアップ)
  • アルミ製サスペンションマウント(剛性アップ)
  • オイルダンパー(より滑らかなサスペンション動作)
  • ピニオンギヤの交換(スピード調整)

これらはすべて後から装着可能なので、「最初はノーマルで走らせて、慣れてきたら少しずつカスタム」という楽しみ方ができます。

部品の入手しやすさ(互換性やスペアパーツの豊富さ)

初心者が安心できるもう一つの理由は、部品の入手性の高さです。

タミヤは国内外で広く流通しているため、壊してしまったパーツや消耗品(タイヤ、ギヤ、シャフトなど)はネット通販や模型店で簡単に手に入ります。また、BT-01は一部パーツが他シャーシ(例えばTTシリーズ)と互換性があるため、既存のカスタムパーツも流用可能。

「走らせて壊したらどうしよう」という不安を感じる初心者でも、安心して挑戦できるのは大きな魅力です。

第4章:組み立ての流れと注意点

必要な道具

BT-01シャーシを組み立てるために必要な道具は、以下のような基本的なものです。

プラスドライバー(2番サイズ)
組み立てのほとんどのネジ締めに使います。精度の高い工具を使うとネジを傷めず作業がスムーズです。

ニッパー
パーツをランナー(枠)から切り取る際に使用。できればプラスチック専用ニッパーが理想です。

ラジオペンチ
小さなパーツの取り付けや、ピンをはめ込むときに便利。

タミヤセラグリスや付属のグリス
ギヤ部分に塗って摩擦を減らします。

カッター・紙やすり(場合によって)
パーツのバリ(余分な部分)をきれいに処理するため。

瞬間接着剤(必要に応じて)
タイヤとホイールの固定に使うことがあります。

初心者がつまずきやすい部分

組み立てで初心者がよく悩むポイントを、あらかじめ挙げておきます。

💥 ギヤの向きや順序の間違い
ギヤの取り付けは駆動効率に直結します。説明書のイラストをよく確認し、正しい方向・順番を守ることが重要です。

💥 ビス(ネジ)の締めすぎ・締め不足
特にプラスチックパーツは締めすぎると割れ、締め不足だと走行中に緩んでしまいます。「適度な力加減」を意識しましょう。

💥 サスペンションの動きが渋い
組み立て後、手で動かしてみてスムーズに可動するか確認してください。渋い場合は軸のかみ合わせやネジの締め具合を見直しましょう。

組み立てのコツやワンポイントアドバイス

パーツを切り離すときは丁寧に
力任せにねじったり、折って外すと、パーツが欠けたり変形します。ニッパーできれいにカットし、必要ならカッターやヤスリで整えましょう。

作業は明るい場所・整理整頓されたスペースで
パーツを失くさないためにも、机の上を片付けて、部品を小分けにトレーなどに置くと安心です。

一度に完成させようとしない
初心者の場合、作業は2〜3日に分けるのがおすすめ。集中力が切れるとミスが増えるので、楽しみながら少しずつ進めましょう。

第5章:実際の走行性能レビュー

直進安定性、コーナリング性能、駆動方式による違い

BT-01シャーシの走行性能は、駆動方式の違いで大きく変化します。

🔸 FF(フロント駆動)モード
前輪で駆動するため、直進安定性が高く、コーナリングでは前輪が引っ張るような感覚。特に初心者は「曲がりすぎない安心感」を感じやすいです。アクセルを抜くと自然にラインに乗り、コントロールがしやすくなります。

🔸 RR(リア駆動)モード
後輪で駆動するため、アクセルオンでリヤが軽く流れる(ドリフトっぽい挙動)が出やすいです。慣れないうちは少しピーキーに感じるかもしれませんが、車体を「振り回す楽しさ」が魅力。操縦技術が上がるとライン取りの自由度が増し、走らせ甲斐があります。

初心者が走らせて感じるポイント

スピード感
付属のモーター(540タイプ)でも十分なスピードが出ます。特に最初は広めの場所(駐車場、専用コース)で練習するのがおすすめです。

旋回性能の違いが体験できる
「同じ車体で駆動方式が違うと、こんなに走りが変わるのか!」という驚きは、BT-01ならではの魅力。単に速さを競うだけでなく、挙動の違いを学ぶ楽しさがあります。

セットアップ次第で好みの走りに近づけられる
スプリングの硬さ、タイヤの種類、駆動方式の変更など、少しずつ調整することで、自分好みの走行特性を探ることができます。これこそRCカーの醍醐味です。

おすすめの路面や環境

BT-01はツーリングカー用シャーシなので、以下のような路面が最適です。

アスファルトやコンクリートの平滑な場所
駐車場、公園の広場など。ただし、ほこりや小石が多いとスピンや転倒の原因になるので注意。

屋内カーペットコース
グリップが高く、スムーズな走行が可能。ショップ併設のコースなどを利用するのも良い練習になります。

専用サーキット
ラジコン専用コースなら、コーナーの多いテクニカルレイアウトやストレートの長い高速コースなど、さまざまな条件を楽しめます。

オプションパーツの紹介

BT-01シャーシの楽しみは、単に組み立てて走らせるだけではありません。タミヤ純正や他メーカーのオプションパーツを取り付けることで、性能や見た目をさらにアップできます。

フルベアリングセット
標準ではプラスチック製ベアリング(いわゆるブッシュ)が使われていますが、金属製ボールベアリングに交換することで摩擦が減り、スムーズな回転と駆動効率アップが期待できます。初心者でも体感できる変化です。

オイルダンパー
標準のフリクションダンパーはバネの力だけで動きますが、オイル入りのダンパーに替えると、サスペンションの動きが滑らかに。路面追従性が向上し、特にコーナリング時の安定感が増します。

アルミパーツ類(ステアリング、サスペンションマウントなど)
樹脂パーツをアルミ製に交換することで剛性が上がり、ステアリングのレスポンスやサスペンション剛性が向上します。見た目の高級感もポイント。

ピニオンギヤ・スパーギヤの交換
ギヤ比を変えることで最高速や加速性能を調整できます。スピード重視か、トルク重視か、自分の走行スタイルに合わせて選びましょう。

初心者向けのおすすめカスタム

最初のカスタムとしては以下がおすすめです。

🌟 ベアリング交換
→ 組み立て時に一緒にやっておくと後からバラす手間が省けます。

🌟 オイルダンパー導入
→ 走行中の車体の安定感が一気にアップ。路面が荒れた場所やコーナーが多いコースで効果絶大。

🌟 タイヤの変更
→ 標準タイヤは汎用性重視なので、専用のハイグリップタイヤに替えると走行性能が向上。特にアスファルト、カーペット、ダートなど路面に合ったタイヤ選びが重要です。

タミヤ 1/10 電動RCカーシリーズ No.733 トヨタ スープラ (JZA80) (BT-01シャーシ) 58733

将来的なステップアップに向けて

BT-01は初心者向けとして設計されていますが、実は中級者・上級者のステップアップにも適した設計です。

駆動方式の違いを理解する → 他の2WD、4WDモデルへステップアップ。
セットアップの基礎を学ぶ → サスペンション、ギヤ比、タイヤ選びの重要性を体験。
レース参加を目指す → サーキット練習を重ね、ミニレースや公式イベントに挑戦。

最初の一台としてBT-01を選ぶと、単に「遊ぶ」だけではなく、ラジコンの奥深い世界への入り口になります。

第7章:まとめ

BT-01シャーシはどんな人におすすめ?

田宮 BT-01シャーシは、次のような方にぴったりです。

初めてのRCカーに挑戦したい初心者
→ 組み立てやすく、説明書が親切なので安心。

FF(前輪駆動)とRR(後輪駆動)の違いを体験したい人
→ 1台で異なる駆動方式を楽しめるのは大きな魅力。

カスタマイズやセッティングを学びたい人
→ ベアリングやダンパー交換など、ステップアップが自然にできる設計。

予算を抑えつつ高性能なマシンが欲しい人
→ キット価格が比較的リーズナブルで、必要に応じてカスタム可能。

タミヤ 1/10 電動RCカー シリーズ No.740 ポルシェ911 カレラ RSR 2.8 (BT-01シャーシ) 電動ラジオコントロール 58740

最初の一台としての魅力

BT-01は単なる入門用キットではありません。走行特性の違いを学べる、拡張性が高い、分解・整備がしやすい、という点で「飽きずに長く楽しめる」要素が詰まっています。

タミヤ製品ならではのパーツ供給の良さやサポート体制も、初心者が安心して始められるポイントです。

これからRCカーを始めたい人へのメッセージ

ラジコンカーは単に「走らせるおもちゃ」ではなく、自分の手で作り上げ、調整し、試行錯誤しながら走りの向上を楽しむホビーです。

BT-01はその入り口として非常に優秀な一台です。
最初の組み立てから、走行の興奮、初めてのカスタマイズまで、すべての過程があなたに「ものづくりの面白さ」と「走りの奥深さ」を教えてくれるはずです。

ぜひBT-01とともに、RCカーの世界に飛び込んでみてください!

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