オリジナルブランド
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前回書いたようにTシャツブランドは誰でも簡単に作れる事が分りました。

それではTシャツの作り方はどうでしょうか? 一般的な洋服屋さんに置いてあるブランドなどのTシャツはほとんどがプリント工場で作られています。工場ではTシャツ専門の機材や職人さんが毎日大量のTシャツを制作しています。しかし、素人がいきなり工場に頼むにはある程度の枚数が必要だったり、少し試してみよう!ともなかなかなりませんよね。

ここでいうTシャツブランドは基本的に自分で作ってトライ&エラーを繰り返しながら自分のブランドを作って行こうという話です。

自分で作って売るというシンプルなビジネススタイルで継続していけるようになることが最初の理想です。そういった意図もありベースはDIY(ハンドメイド)です。最近では自宅でも商品クオリティのTシャツが制作できる機材やノウハウが簡単に手に入りますのでとてもはじめやすくなっています。ここではTシャツを制作する上でのTシャツの作り方を実際に知っておきましょう。

※Tシャツのボディは既存のものから理想に近い出来るだけ品質の高いものを選ぶ事にします。Tシャツのボディもオリジナルで作りたい気持ちもあるでしょうが、Tシャツのボディはあらゆる専門メーカーがありますし、メーカーと直接契約すれば卸価格での仕入れもできます。まずはブランド運営と継続を考えて既存の高品質なボディを選びましょう。

シルクスクリーン印刷で制作したTシャツ
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Tシャツプリントの作り方は主に3種類

実際にプロの工場でもハンドメイドでも機材は違いますが、Tシャツの作り方は同じです。現在のTシャツプリントでは主に3種類の方法が使われています。その3つを解説していきます

1.シルクスクリーン印刷

Tシャツといえば今も昔もシルクスクリーン印刷がメインです。とても古くから使われている技法なので、製品強度や大量生産には抜群の効果を発揮します。インクの調整も自由自在ですが難点は繊細すぎる表現と多色刷りが苦手です

メリット:刷ればするほど単価が下がる、版を一度作れば何枚も作れる
デメリット:多色が苦手、インクで汚れる・掃除が手間、小ロットでは割高
シルクスクリーン印刷は1種類のデザインで最低10枚以上は作る人向けですね。版というものが必要なので場所と時間が必要なのと、インクを使うので汚れや後処理が結構大変です。小ロットには厳しいがTシャツプリントの王道

2.熱転写印刷(熱転写シート)

熱転写印刷にはいくつか種類がありますが、ビジネス用途のプラスティゾルと呼ばれる熱転写紙にプロ仕様のプリンターで印刷されるものではなく、熱転写シートをカッティングマシンでカットして熱転写するという家庭でも出来る方法に限定して話を進めます。

メリット:デザインを1枚ごとに変えられる、技術による品質差が少ない
デメリット:複雑な絵柄は苦手、単価は1枚でも100枚でも変わらない
海外ではカッティングマシンとヒートプレス機でTシャツブランドをやっている人は割といるみたいです
小ロットのTシャツが得意。個人ベースでTシャツを作るのに私は熱転写をオススメします。でも繊細な色味や絵柄のデザインにこだわる場合は向いてません

3.DTG印刷(ダイレクトインクジェットプリンター)

家庭式インクジェットプリンターのように気軽にTシャツプリントができます。1枚印刷するのに30秒~1分程度しかかからずシルクスクリーン並みの品質で白インクも搭載してあれば濃色生地にもプリントできます。
しかしまだ高価でとても大きいので普通の家庭には難しいでしょう

メリット:高品質な印刷、カスタムメイドが可能
デメリット:初期投資や消耗品が高価、本体が大きい
これは大きすぎですね。。。
Tシャツプリントには理想の機器ですが本体がまず高価(最低数十万円〜)なうえ機材のサイズも大きく、消耗品も高いのでハンドメイド系には向きませんね

番外編.昇華転写プリント

昇華プリントはデザインや発色の良さ・インクのひび割れのなさ・生地とデザインの一体感などが特徴で写真をとにかく綺麗にプリントできるのも魅力。現在は家庭でも出来る環境が揃ってきました。しかしポリエステル生地にしか印刷できないのと、濃色生地は下地が透けるので苦手。白インクも基本ないので黒素材なども向いていません

昇華転写は今や1万円以内で機材も揃うので導入しやすいですよ
昇華転写プリントは導入も割としやく繊細なデザインも得意ですが、素材がポリエステルと淡色限定なのがネックかもしれません!白Tベースでの繊細なデザインや写真メインには向いています
熱転写で制作したTシャツ

普通に考えるとハンドメイドでのTシャツ制作はシルクスクリーン印刷がベストです!

自分でTシャツを作って売ることを考えると手法としてはシルクスクリーン印刷が最適でしょう。しかし私個人の経験からいうとシルクスクリーン印刷でのTシャツ制作はある程度売れる人、もしくは枚数があっても良い人向けだと思います。おそらくほとんどの人が最初は一般的な小ロットよりもさらに少ない枚数しか必要ないし売っても売れないと思います。シルクスクリーン印刷はアナログで道具も少ないのではじめやすいのですが、一番のネックはデザイン1種類につき必ず版が1枚必要だということです。

※色数が増えても色の数だけ版が必要です

シルクスクリーン印刷には必ずデザインの版が必要です。だいたいはアルミ製なので場所をとります。インクの処理も毎回結構大変...かも

シルクスクリーン印刷での問題点

Tシャツ制作の王道であり高品質の製品がハンドメイドで出来るシルクスクリーン印刷ですが、1種類のデザインにつき1つの版が必ず必要になります。これが個人の小規模では結構な問題で、仮に毎回最低10枚以上必要、もしくは沢山売れるなら良いのですが、数枚で良い場合には版の無駄がでてしまいます。

ちなみに版は業者に頼むか自分で製版(つくる)かになりますが業者に頼むとA4で3~4000円、自作だと2〜3時間はかかるでしょう。この費用とかかる手間が私の場合だんだんと重荷になってきました。

同じデザインで何枚も必要になるのは、すぐに売れたりする順調な人だけではないでしょうか?超小規模の個人ブランドにとっては、最初のうちは1型につき数枚でよかったりするんですよね

版づくりの手間やインクで汚れるとか...そのくらいの労力を避けたり、製版にさえお金をかけられないのにTシャツを売ろうとするのは甘い!とか言われそうですが(笑)自分の好きなやり方で無理なく自分のブランドを続けたいな〜という方向けの話なのでご了承ください。一発当てたい!・すぐ儲けたいなどの方にとっては真逆になるかと(汗)。出来るだけ楽しく続けつつ、その中で小さなビジネスとしても挑戦してみたい、という趣味とビジネスの境界線を探りながら長くブランドを続けるのが目的です。

気持ち的には副業と趣味を一緒にして、楽しみながら続ける形の小商い(※1)を目指します

※1ここでいう小商いは、好きな事を身の丈サイズで行い小さなビジネス活動を行うこと。つまりやりたい事をしながら特技を生かしてお金に変える活動のことです。

極小ロットなら熱転写印刷か昇華転写プリントがオススメです

私のTシャツブランドは熱転写印刷と昇華転写プリントでアイテムを制作する事にしました!

王道のシルクスクリーン印刷が良いのは十分わかりますが、先に書いたように、極小ロットを自分で制作して、新作も定期的に発表しつつ制作継続コストも抑えたい事を総合的に判断して

熱転写印刷と昇華転写プリントメインにアイテム制作していく事にしました!

といっても一応、シルクスクリーン印刷の技法や制作も経験した上での判断です

以下は実際にシルクスクリーン印刷の技法で制作したTシャツの一例です

シルクスクリーン印刷でのTシャツプリント(イラスト)で制作と撮影した様子
大きめの版を試しに製版して制作したTシャツ
自分ブランドを形にしてカタログを制作、掲載アイテムは全てシルクスクリーン印刷で制作
インクについて色々試したりもしました

Tシャツプリントについて3つの技法紹介と今後この連載企画では熱転写印刷と昇華転写プリントを基本にアイテムを制作していく事にしました。理由は今回の記事に書いてきました。しかし枚数が多い場合などシルクスクリーン印刷の方が適切な場合は、シルクスクリーン印刷を使います。シルクスクリーン印刷については今までに色々制作してきたのでどこかでシルクスクリーン印刷のことをまとめて見れるようにしたいとも思っています。

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