最近は多様性の影響か大きなブームは減って、小さなブームが同時多発的におきているような気がします。それはファッションでも起きていて、全員が知っている憧れのブランドというよりも、自分のコミュニティーでイケてるブランドを好む人が増えて来ているんではないでしょうか。あくまで個人的な肌感なんですけど(笑)
Tシャツは自分の趣味趣向や所属を表現できるメッセージ性もあり、ファッションでもあります。
あえて自分だけのオリジナルTシャツを作って自分だけのブームを楽しんでみてはいかがでしょうか?
オリジナルTシャツを作る人はたくさんいるでしょうが、業者に依頼すると1枚だけだと値段も高くなりがちなので、今回は個人が自宅で安く簡単にオリジナルTシャツを作る方法をご紹介します
Contents
オリジナルTシャツを1枚〜数枚だけ作るならカッティングマシンがベスト
カッティングマシンを使った熱転写プリントは1枚づつ違うデザインにできるので個人が1枚〜数枚オリジナルTシャツを作るのにぴったり。オリジナルTシャツでよく使われるシルクスクリーンプリントは印刷に版が必要なので少ない枚数でいろいろなデザインを作るのにはあまり向いてません。
カッティングマシンを使うメリットとデメリットはどんな事があるでしょうか?
メリット | デメリット |
---|---|
カッティングマシンとアイロンだけで作れる | 色見本以外の色は出せない |
洗濯、紫外線などの耐久性がある | 細かすぎるデザインは難しい |
ステッカーなど他のグッズ制作にも使える | 大量生産は苦手 |
1枚ずつ違うデザインも得意 | 導入に初期費用がかかる |
オススメのカッティングマシン
カッティングマシンを使ったオリジナルTシャツの作り方
カッティングマシンを使ってオリジナルTシャツを作るのは簡単で3ステップで作れます。まずは使う材料をみていきましょう!
・Tシャツ:白
今回選んだTシャツのボディは『ジャパニーズスタンダードTシャツ』 品質とタフネス性に優れた大定番、プリントスターのCVTへヴィーウエイトTシャツ。数あるTシャツの中でも絶対定番として20年以上愛され続けている。
・カッティングマシン:カメオ
小型機ながら突出したカットスピードを誇るカメオ4。同時に2種類のツールをセット可能。
5つの異なるツールを組み合わせることで作業性をさらに高めます。またホビー用ならではの収納性やコンパクトさ、シンプルな操作方法は、オフィスや店頭で使いやすい
・熱転写ラバーシート:黒
熱転写ラバーシートはインクのような存在で、これをカッティングマシンでカットしてから、アイロンやプレス機で熱圧着します
・アイロン
上の熱転写ラバーシートをTシャツに熱圧着するのに使います
あれば便利!_ヒートプレス機
これは必須ではありませんが、あると便利なのがヒートプレス機、熱転写ラバーシートを熱圧着させるのにこれを使えば簡単になります
カッティングマシンを使ったオリジナルTシャツは3工程で完成!!
オリジナルTシャツは思ったより簡単にできます!大きくわけると3工程です
step.1 デザイン制作
step.2 カッティングマシンでカット
step.3 アイロンで熱圧着プリント
step.1 デザイン制作
最初にTシャツに入れるデザインをつくります。今回作るオリジナルTシャツは私の趣味ドローン(最小サイズのドローンという意味)のTINY WHOOPという文字をヘルベチカという書体をベースにアレンジしています。ブランド名でもあるギャレットモータースのロゴ等を入れる事にしました。デザインにはアドビ イラストレーターを使用しています
step.2 カッティングマシンでカット
デザインがきまったらカッティングマシン(シルエットカメオ)で出力できるデータにします。
イラストレーターのデータからカッティングマシンで出力できるようにするには、アウトライン化してDXF形式(AutoCADバージョンを [R13/LT95]、または [R14/LT98/LT97] )で書き出します
それをSilhouette Studio®で読み込んだらサイズを調整。
最終的にデザインを反転してから、送信をクリックしてカッティングマシン に送ります
カットしたら余分な部分をカス取り
カッティングマシンに熱転写ラバーシートをセットして、カットします。カット後余計な部分を取り除きます
step.3 熱圧着してプリント
デザインとアイロンプレス機の間にシリコンペーパーを置いて、熱プレス(温度を140度程度に設定)します。
アイロンプレス機を使っていますがアイロンでもできます、アイロンではデザインの形に沿って上から押しながらうごかしていきましょう
↑シリコンペーパーはクッキングシートでもOKです
finsh! オリジナルTシャツの完成
カッティングマシンを使えばオリジナルTシャツが簡単に出来ます
今回のオリジナルT シャツにかかった経費
600円位でそこそこ品質の高い5.6ozのヘビーウェイト素材でオリジナルTシャツを作れちゃいます!オリジナルTシャツやアイテムづくりはカッティングマシンがあればかなり楽しめますよ!
材料 | 費用 |
---|---|
Tシャツ:白プリントスター 5.6oz | 約500円 |
熱転写シート黒(20cm×10cmが使用サイズ) | 約120円 |
合計約620円 |
1枚〜数枚のオリジナルTシャツづくりはカッティングマシンがベストだと思います。
カッティングマシンに初期投資は必要ですが、その後は使う面積分の熱転写ラバーシート代しかかからないので、かなり安く出来ます。今回のTシャツだと熱転写ラバーシート代が百円位です。
そうなってくると一番難しくて時間がかかるのはデザイン制作になると思います
簡単に安くできるからこそ、デザインが重要になってきます。といってもクライアント(依頼主)がいるわけではないので、自由に自分の好きなものを作って楽しんでください!