RCカー(以下ラジコン)はアライメント(車体や路面に対してのホイールの角度・整列具合)が色々調整できますがグラスホッパー系のフロントはトー角しか調整できません!
このトー角はモーターパワーや路面に合わせても調整するのですが、今回は初期の組み立て後にしたグラスホッパー2のトー角の調整と走行した感想などをまとめてみました!
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トー角とアンダーステア/オーバーステアの関係性
まずトー角について簡単におさらいしておきましょう。トー角のトーとはつま先のことです。
このつま先が外側を向くのがトーアウト、つま先が内側を向くのがトーインです。ちなみにつま先がまっすぐなのはトーゼロと言います。
フロントのトー角をトーインにするとコーナーが大回りになるが、直線は安定するアンダーステアに
コーナリングの時に遠心力に負けて前輪が先に外側に滑り出す(大回り)のが「アンダーステア」です。これは悪い事ばかりではなく、直進の安定性がUPする効果があります。
フロントのトー角をトーアウトにするとコーナーで小回りが効くが、直線の安定感は弱まるオーバーステアに
トーアウトをつけるとコーナリングで小回りが効きます。これはイン側のタイヤがより深く切れ込んだ状態になりステアリング動作の初期反応が高まるためです。その反面直進安定性は低下する傾向に。
グラスホッパーのトー角はステアリングアームの長さを変えることで調整します。
トー角はステアリングアームの長さを変えることで調整します。グラスホッパー2のステアリングアームは下の画像の水色の部分です。白い4mmアジャスターを締めると短く(トーアウト)、緩めると長く(トーイン)になります。
↑ノーマルのステアリングロッドに満足がいかない場合はこちらを取り付けましょう。
強度アップとステアリングフィーリングの向上効果があります。
今回組み立てたグラスホッパー2は少しアライメントが狂ってたのでトーアウトに調整
今回組み立てたグラスホッパー2は右側がトーアウト、左側がトーゼロになっていました。
全体で見ると、おおむねトーアウトぎみだったのですが、走行時にオーバーステア(大回り)の傾向を感じたので、小回りが効くように期待して、トーアウトで左右同じくらいの角度になるようにしっかり調整しました。
まとめ
組み上げたグラスホッパー2のフロントトー角をトーアウトに設定したところ
初心者でも体感できるくらいコーナリングが鋭く小回りが効くようになりました。元々が380モーターなので直進安定性については体感できるほどの変化はなかったです。
今後モーターやバッテリー、タイヤの変更でも随時トー角の調整をしつつ走行のフィーリングを確かめて楽しんで行こうと思います。