ハイパワーなブラシレスモーターが主流の今、昔からあるブラシモーターは若干軽視されているのではないでしょうか?しかしながらタミヤの完成済みマシンには現在でもブラシモーターが装着されています。もちろん低価格なこともありますが、その扱いやすさから、ホビーラジコン初心者が上達する手助けになります
ブラシ付きモーターが正式な名前
ブラシモーターは正しくはブラシ付きモーターと呼びますブラシモーターはプラスとマイナスのワイヤーに電流を流せばすぐに回転するシンプルな構造でできています。ちなみにブラシレスモーターはESCを経由しないと回転しっません!このシンプルゆえの低価格で扱いやすい特性が最大のメリットです。
↑原点にして基本、TAMIYAのRS540トルクチューンモーター!最初のモーターにもぴったり。デザインもGood! 分解できないので消耗品ですが1000円程で買えます
ブラシモーターのメリット
圧倒的なパワーはないけれど、シンプルで扱い易く低価格、基本メンテナンスは必要ですが、これによって構造にも詳しくなれる!という初心者にはぴったりなブラシモーター。その魅力にも迫ってみよう
- シンプルなつくり
- コントロールのしやすさ
- 低価格で色々試せる
シンプルなつくり
シンプルさは初心者にとっても嬉しいことです。分解できるタイプのブラシモーターにすれば、メンテナンスしながら部品交換で長く使えます。中に入っているローターがブラシに接触してモーターが回る仕組みなので、ブラシやローターを交換できますのでメカ好きなら楽しいかも
コントロールのしやすさ
パワーが比較的穏やかなので、初心者がマシンコントロールを覚えるにはぴったりです。
ターン数(T)というローターに巻かれる銅線の巻き数を表した数字がありこの数字が小さいほどハイパワーとなります。例えば14Tと23Tなら14Tの方が高出力ということです
低価格!
とにかく安いです!買い換えもしやすく予備やコレクションも楽しい!以下のモデルはブラシモーターにしては若干高価ですが、スピードもありタミヤのレースも楽しめ、消耗品交換可能で長く使えるのでオススメ!
↑電動RCオフロードカーに最適な高トルク型の高性能モーター。コミュテーターとの密着性を高めるブラシダンパーを装備。端子ヒートシンク、チップ型コンデンサーを採用。放熱性に優れた構造
↑電動RCカー用に開発されたチューンモーター。モーターカンとエンドベルは精悍なブラック。エンドベル部分は放熱性の高いヒートシンク形状を採用し、さらにブラシ端子部に小型ヒートシンクを装備。ノイズキラーコンデンサーはチップ型。ブラシ(スタンダードタイプ)交換はもちろんクリーニングブラシも使用でき、高性能を長く楽しめます。タミヤグランプリ公認モーター。
↑低速型のサーキットや耐久レースなどに適した高トルク型モーターです。分解整備ができるリビルダブルタイプ。ブラシはスタンダードタイプを採用し、端子ヒートシンクやワンタッチで脱着できるチップ型コンデンサーを装備。ブラシダンパーを装備したエンドベルはブルーアルマイト仕上げ。
時代はメンテナンスも楽で、高寿命なブラシレスモーターに向かっていますが、ブラシモーターの魅力もまだまだ健在です。低価格で試せるし、部品交換可能なものは長くも使えます。メンテナンスは面倒だと思うかもしれませんが、メンテナンスが好きな人もいるのでは?車でいうキャブレターのような味わいも少し感じられるブラシモーター。コンピューター制御が進むブラシレス&ESCとは真逆ですが。初心者にはもちろん、それ以外の方もヴィンテージカーやパーツ。復刻マシンなどに合わせて、ラジコンの原点の雰囲気をあえて楽しんでみるのもいかがでしょうか