ステッドラー 925 25は製図用のプロ仕様シャーペン。
その書きやすさとスタイリッシュなデザインはデザイナー・建築家などに愛用者が多い事からもわかるように、実用性と美しさを兼ね備えたシャーペンです。
もちろん専門家でなくても勉強や仕事など、製図の用途以外でも使えます。
ただのシャーペンには飽きた方、シンプルかつモノとしても存在感が欲しい人、おしゃれな外国製がほしい文具好きの方などにもオススメです。
この記事では、デザイナー歴15年の著者が愛用し続けているステッドラー 925 25の魅力とススメのワケをレビーしています。
学生時代、デザイン会社でアルバイトをしていたのですがそこでは毎回アートディレクターが書いた手書きのラフスケッチを元にMacでレイアウトをしていました。その際にアートディレクター(その時40才位だったでしょうか)がラフスケッチを書くのに毎回使用していたのが、写真のステッドラー社製の シルバーシリーズ 製図用シャープペンシル 925 でした
その見た目に惹かれて、数日後には銀座の伊東屋で購入していました
STAEDTLER(ステッドラー)とは
製図道具や筆記具の世界的なメーカーで創業以来ずっとドイツのニュルンベルクを拠点にしています。
1662年に鉛筆を発明したのもステッドラー社(フリードリッヒ・ステッドラ)です。
当初は、家内制手工業的方法で行われてきた鉛筆の生産はですが、
1835年にその子孫であるヨハン・セバスチャン・ステッドラーによって会社化。
鉛筆専門のメーカーとして鉛筆の大量生産をスタートしました。
ステッドラー社製品は160以上の国で販売され、
現在でも品質の高い革新的な製品を多く開発しています。
ステッドラー製図用シャープペンシル925 25
ステッドラー シルバーシリーズ 925は低重心により安定したボディバランスで正確に描け、長時間の筆記でも疲れにくい設計です。
4mmのロングスリーブ(2.0mm除く)を採用する事によって、視界を広く確保し、定規に密着しやすくなってます。このロングスリーブは製図でこまかい図面を描くときも紙面が見やすく、定規を使用するとき密着するのですごく使いやすいです。
グリップ部は安定感のある滑り止め効果があるローレット加工が施された金属が使用され、自分で設定できるシャープ芯の高度表示窓や色分けされた線幅表記など、細部までドイツらしい質実剛健・誠実で、真面目な造りです
品があってスタイリッシュなので、高級感もあります
私の使用している2.0mmのモノは、主にデザインラフを描くために使っているので、
少し特殊でシャープペンシルと言うよりは、芯ホルダー※の部類に入ると思います
※芯ホルダーは、鉛筆の芯と同様の芯を使う筆記具で、製図やデザイン画、デッサンなどで使用されています。
この2.0mmタイプはシャープペンシルですが、鉛筆の書き心地に近いです
10年近くデザインラフや普段使いに、と頻繁に使用していますが、全く問題なく使えています
長く使える道具感もあり、非常に満足しています。
プロ仕様の専用道具に憧れる気持ち
オーバースペックと言われようが「プロ仕様」という言葉には個人的にとても惹きつけられます。
製図用という精密なイメージと、高級感と頑丈さ・安心感は
なんだかドイツ車をも彷彿とさせます。
モノ創りと国民性は関係性がありそうですね、ドイツ人には日本人に近い勤勉さも感じます
調べるとステッドラーの製品のほとんどはドイツ製ですが、この製図用シャープペンシルは、Made in Japanなのでした。もしかして、ドイツと日本は相性が良いのかもしれませんね