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無地キャップにプリントしてオリジナルグッズを作る
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コーディネートのアクセントとして、抜群の存在感を発揮してくれるおしゃれ小物の代表がキャップです。

キャップは季節やジャンルを問わず人気でファッション・スポーツアイテムとしてだけでなく、寝ぐせ隠しにも便利。

そんなキャップ選びに自作のアイテムを加えてみてはいかがでしょうか?

今回はデザインをアドビのイラストレーター、プリントをカッティングマシンのカメオ3でキャップを自作してみます!

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無地キャップにプリントしてオリジナルグッズを作る

キャップ制作にあたりまずキャップのベースを選びます

今回はメッシュのベースボールタイプにしました。

一般的にはベースボール(メッシュ)キャップはスポーティーな印象が強く、さらにツバがまっすぐになっているタイプはストリートのイメージで若者向けになってしまう傾向があり、少し着こなしが難しい部類とされています。

メッシュキャップは難しいと言われていますが、初めてで春夏向けなのと、加工のしやすさを考慮してメッシュキャップをベースにすることに決定しました。

↑メッシュタイプのキャップ、今回はこのタイプをボディに使用します。あまり子供っぽくならないように黒をチョイス

↑大人っぽさを求めるならローキャップが良いでしょう。ローキャップはトップが浅めのキャップのことですが、つばの部分がカーブしているキャップをローキャップと言ったりもします。アジャスターが金属だと雰囲気はさらに良いですね

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キャップのデザインを考える

ベースにするキャップの種類を決めたら、キャップに入れるデザインを考えて行きます。

キャップのテンプレートがアパレルの素材やオリジナル商品制作ショップのホームページにありますので。

それを元に配置するデザインを考えていきます。

基本のデザインはこれまでに作ったオリジナルアイテムのロゴを使用しますので、バランスや構成、色を主に決めていきます。

最初は色なしでバランスをさぐりました
おおよそのバランスを決めたら細かい飾りを決めます。最近わたしのお気に入りである袋文字のテイストにしました。この細かさをカッティングマシンは綺麗に出力できるのでしょうか
デザインを原寸出力した実物でのデザインバランス確認は必須です

↑デザインをしっかりするなら、モリサワフォントがあると色々できます

↑デザインソフトはアドビが一番安心だと思います

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カッティングマシン用のデータに変更

デザインとプリントの大きさが決まったら、カッティングマシンで出力して転写シートを熱圧着でプリントします。

カッティングマシンのデータは今回使用するサイズでちょうど良いA4サイズにし、A4内に目一杯デザイン要素をいれました。

これは転写シートを無駄にしないようにする為です

カッティングマシンはSilhouette CAMEOを使用します。出力用ソフトは専用デザインソフトウェア Silhouette Studio※を使用します。まず、イラストレーターで製作したデザイン素材をdfx形式で出力してから、Silhouette Studioで開きます。A4サイズ内に目一杯配置しました、空白があると転写シートが無駄になるので効率よく配置して無駄をなくしましょう

※WindowsとMacに対応した専用デザインソフトウェアSilhouette Studioで、簡単にカットデータを作ることができます。

今回使用する転写シートは白で80μm(0.08mm)です。Silhouette CAMEOの設定をブレード2・速度4・カット圧6にしています。転写系の素材は最後に反転するのを忘れないようにしましょう
カッティングマシンはSilhouette CAMEO3で出力。転写シートのセットは水平・垂直が正しくでているようにします
カット後に余分な部分を取り除くカスドリ、これが白だとかなり見えにくいので、カットしたものと同じデータを出力して参照しながら作業しました
キャップの熱転写プリントにはキャップ用のアイロンプレス機を使います。
デザインの仮止めにはポリイミドテープという耐熱テープを使います
キャップ印刷はキャップのカーブとプレス機のカーブが合わないとシワが出てしまう時があります。キャップカーブに合わせたアタッチメントもあるらしいのですが、そこまでデリケートなのか現在研究中です

↑ベーシックな転写シートならアマゾンよいと思います

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↑カッティングマシンは自作好きのはマストアイテムだと思っています。色々できます

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↑アイロンプレス機は値段に幅があります。キャップ好き自作好きかビジネスにしたい方は買って損はないかもしれません

キャップに貼るシールも製作します

キャップのツバに貼ってある、直径5cmほどの丸いメタリック系シールを見たことがありますよね?

あれも好きなんです。

つばに貼る丸いシールも自作してみます

↑つばに貼ってあるシール、元々はブラックカルチャーから来たものらしいですが、単純にかっこいいと思います

こちらはメタリック系の背景に文字を切り抜くので色はありません。アウトラインはしっかり確認。パスが一直線になってないと切り抜けません
実物イメージのメタリックでプレビューしました
今回使用するシールはメタリックで80μm(0.08mm)です。Silhouette CAMEOの設定をブレード2・速度4・カット圧10にしています。熱転写シートと同じ厚さでも素材が違うとカット圧も変わります。シールも無駄が出ないように隙間なくデザインを配置
シールサイズとデザインは無駄が出ないように計算してサイズと個数を決めましょう
シールのセットも水平・垂直は正確に出しましょう
カストリ、メタリック・クローム系のシールは張りがあるので細かい文字とは相性が悪い気がします。シールは出力後、バラバラになってしまうのでアプリケーションシートという仮止めシートに粘着面の反対を仮止めしてから使用します。
完成したシールをしつばに貼りました。写真でシールの上に貼られているにがアプリケーションシートです。
最後にカンマの部分にアクセントのスワロフスキーを入れて完成です

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完成したオリジナルキャップ

出力したデザインを配置しながら考えて、最終的に少しデザインを変更しました

つばのシールがあるかないかで印象が大きく違います
カンマ部分にアクセントでスワロフスキーを入れます。漫画家がキャラクターに目を入れると魂が宿る的な話を聞いて、なにか最後に光の飾りを入れるのを定番にしようか模索中です

 

お洒落なキャップを見てみましょう

↑スポーティーとモード Y-3

↑Jerry Lorenzo(ジェリーロレンゾ)が手掛けるロサンゼルスで人気のストリートモードFEAR OF GOD(フィアオブゴッド)