夏らしい着こなしに欠かせない黒のショートパンツ。快適で便利な上にコーデをおしゃれにしてくれる優秀なアイテムです。
今回はシンプルな無地の黒い膝上のショートパンツをオリジナルのデザインをプリントして自分ブランドに仕上げます。
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黒のショートパンツを自分のデザインで作って気持ちよく履こう
ショートパンを昔はそんなに履いてなかったのですが、昨今の猛暑をショートパンツなしでは乗り切れなくなり、最近まで毎年無地のショートパンツを購入してました。しかし昨年から自分のデザインをプリントしてオリジナルショートパンツを作って毎日履いてます。
DIYが好きだという理由もありますが、個人的には買うよりお気に入りの服になるからというのが大きいですね。全くの趣味でプライベートブランドを運営している遊びをしている感覚です
まずはどういうデザインをプリントするか考えます
アパレル関係の印刷屋さん等にショートパンツのテンプレートがありますので、それを元にどういうデザインにするかを考えます。ここではデザインの配置やバランスをメインに考えます
こういう素材のデータやデザイン作業は基本的にアドビのイラストレーターを使う事が多いです。デザインにこだわるならイラストレーターは持っていた方がよいでしょう
今回はいきなり配置バランスから始めましたが、ロゴや絵柄を入れる場合は事前に考えておきましょう。最初は手書きでイメージを書いてからPCに取り込んでデザインソフトで出力できるデータに整えていきます。最近はタブレットでも可能ですね。いづれにせよアパレルにプリントするデータは基本的にアウトライン(外枠)をはっきり・くっきりとした線になっていなければなりません。
デザインしたデータを出力データにする
デザインがきまったら、デザインデータを出力用データにしていきます。今回は1色・印刷箇所が複数・1枚だけ制作・素材がポリエステル・繊細なデザインではないという理由で熱転写ラバーシートとカッティングマシンを使用します。
元々はシルクスクリーン印刷をメインにしていましたが、小ロットすぎて毎回版を作るのが大変でコストもかかり不便でした。熱転写シートは小ロットではベストです。1枚づつデザインを変えたりできるのがとても気に入ってます。
イラストや写真の場合は昇華転写という方法が良いです。ともあれカッティングマシン出力用にデータを作ります
デザイン素材の制作まではイラストレーターで行い、その後DFX形式で書き出してから私の場合は使用しているカッティングマシン(カメオ3)の専用ソフトウェアSilhouette Studioで開きます。※Silhouette Studioでデザインも出来るようなので、イラストレーターなしでも作品制作はできます。無料ソフトなのでカッティングマシン(カメオ3)を購入すれば作れそうですね!
△私が愛用しているカッティングマシン カメオ3の最新バージョンカメオ4。Bluetooth(ブルートゥース)装備がうらやましい!カット音も静かになっています。カッティングマシン は想像以上にカット音が大きいのです!
カッティングマシンで出力してカス取り
デザイン〜出力用データ制作が完成したら、カッティングマシンでデータを熱転写ラバーシートに出力して、出力後余計な部分を取り除くカス取りという作業をします。カス取りがおわったら素材の準備は完成です。いよいよショートパンツにプリント(熱転写)しましょう
△ライトテーブルはカス取りに便利です。デザインの資料をトレースするのにも使えますよ!
△熱転写プレス機は圧力がしっかりかかるものが安心。圧力が弱いと失敗の可能性があります
オリジナルデザインの黒いショートパンツが完成!
今回のショートパンツはオールマイティーに日常や運動にも併用できる素材を選んでいます。デザインも派手すぎず地味すぎずにしてみました。ショートパンツは無地に落ち着きがちでしたが、無地はなんだか飽きてしまったので自作しています。市販のものだと自分好みのちょうど良い塩梅がなかなか見つからないんですよね。特にデザインは自分の好みにジャストにものはなかなかないですよね。ベースのショートパンツは作ってないのでショートパンツを完全自作しました!とは言い切れませんが、既存のもので理想に近いベース素材は探せばけっこうあります。ショートパンツのデザインはTシャツに近い感覚で作れるので楽しいグッズのひとつです。職業が一応グラフィックデザイナーなので文字やイラストをどうデザインして配置するかを考えて作るのが好きです。カッティングマシンとプレス機は初期投資が必要ですが、このセットでかなりグッズの制作とデザインができますよ