
グラスホッパー2のタイヤ交換はどうやるのか。
前輪と後輪で異なる取り付け構造、作業の流れ、交換時の注意点を整理します。
グラスホッパー2のタイヤ交換とは
グラスホッパー2のタイヤ交換には、次の2つがあります。
- タイヤとホイールを一体のまま交換する
- ゴムタイヤだけをホイールから外して交換する
ホイールごと交換する場合は、ホイールナットを外して新しいものに付け替えます。
ゴムタイヤだけを交換する場合は、車体からホイールを外したあと、タイヤをホイールの溝から取り外します。交換する部品によって作業範囲が異なるため、最初にどこまで交換するのか確認しておきます。
グラスホッパー2のタイヤ取り付け構造
グラスホッパー2は、前輪と後輪でホイールの固定方法が異なります。
前輪の構造

前輪は、フロントアクスルにホイールを通し、ホイールの内側と外側に1150プラベアリングを入れて、4mmロックナットで固定する構造です。
左右の前輪で合計4個の1150プラベアリングを使用します。タイヤ交換時にベアリングがホイールから外れることがあるため、紛失しないように注意します。
後輪の構造

後輪は、リヤアクスルに2×10mmシャフトを差し込み、そのシャフトにリヤホイールアダプターをかみ合わせます。
その上からホイールを取り付け、4mmフランジロックナットで固定します。
後輪を外すと、リヤホイールアダプターやシャフトが一緒に外れることがあります。前輪より部品点数が多いため、取り付け順序を確認しながら作業します。
グラスホッパー2 タイヤ交換のやり方
用意するもの

- キット付属の十字レンチ
- 取り外した部品を置く小皿やトレー
- 車体を載せる台
- 汚れを拭き取る布
ゴムタイヤだけを交換する場合は、ホイールの溝を掃除するためのブラシや綿棒も用意します。
1.電源を切ってバッテリーを外す

車体と送信機の電源を切り、走行用バッテリーを車体から外します。
作業中にモーターが動かない状態にしてから、車体を台の上に載せます。
2.ホイールナットを緩める

ホイールが回らないように手で押さえながら、付属の十字レンチでホイールナットを反時計回りに回します。
前輪には4mmロックナット、後輪には4mmフランジロックナットが使われています。外したナットは前後で分けて置いておきます。
3.前輪を取り外す
前輪のロックナットを外したら、外側の1150プラベアリングを取り外します。
そのままホイールをアクスルからまっすぐ引き抜きます。ホイール内側にも1150プラベアリングが入っているため、ホイールを外したときに落とさないようにします。

4.後輪を取り外す
後輪のフランジロックナットを外し、ホイールをまっすぐ引き抜きます。
ホイールの内側にはリヤホイールアダプターがあります。アダプターを外すと、アクスルに差し込まれている2×10mmシャフトも抜ける場合があります。

取り外した部品は、次の順番で並べておくと組み戻しやすくなります。
- フランジロックナット
- リヤホイール
- リヤホイールアダプター
- 2×10mmシャフト

5.ゴムタイヤを交換する
ゴムタイヤだけを交換する場合は、タイヤの端を少しずつ持ち上げ、ホイールの溝から外します。
古いタイヤを外したら、ホイールの溝に残った砂や汚れを取り除きます。
新しいタイヤを取り付けるときは、タイヤの片側をホイールの溝にはめ、ホイールを回しながら少しずつ全周を押し込みます。最後にタイヤの端がホイールの溝へ均等に収まっているか確認します。
タミヤの組立説明図でも、タイヤを回しながらホイールの溝へ押し込む方法が示されています。
すでにタイヤが接着されている場合は、無理に引き剥がすとホイールやタイヤを傷めることがあります。接着の有無を確認してから作業します。
6.前輪を取り付ける
前輪は次の順番で取り付けます。
- ホイール内側の1150プラベアリングを確認する
- ホイールをフロントアクスルに通す
- 外側の1150プラベアリングを入れる
- 4mmロックナットを取り付ける

ロックナットは、ナイロン部分にネジ山がかかる位置まで締めます。ただし、強く締めすぎてホイールの回転が重くならないようにします。
7.後輪を取り付ける
後輪は次の順番で取り付けます。

- アクスルの穴に2×10mmシャフトを差し込む
- シャフトにリヤホイールアダプターをかみ合わせる
- ホイールを奥まで差し込む
- 4mmフランジロックナットを取り付ける

リヤホイールアダプターの溝とシャフトが正しくかみ合っていないと、ホイールが奥まで入りません。力で押し込まず、シャフトとアダプターの位置を確認します。


8.回転を確認する
取り付け後は車体を浮かせた状態で、4本のタイヤを手で回します。

次の状態がないか確認します。
- 前輪の回転が重い
- タイヤが左右に大きく振れる
- ホイールとナットの間に隙間がある
- 後輪がアクスルに正しくかみ合っていない
- タイヤの端がホイールの溝から浮いている
異常がある場合は、そのまま走行させずに一度取り外して組み直します。
タイヤ交換時の注意点
前輪と後輪のナットを混ぜない


前輪は通常の4mmロックナット、後輪は座面の広い4mmフランジロックナットです。
形状が異なるため、取り外したときに前後を分けて保管します。タミヤの説明図でも前後で別の部品番号が指定されています。
後輪のシャフトを紛失しない
後輪の駆動力は、アクスルに差し込まれた2×10mmシャフトからリヤホイールアダプターへ伝わります。
このシャフトを入れ忘れると、ナットを締めてもホイールに駆動力が伝わりません。後輪を外したときは、アクスル部分を確認します。

ホイールナットを締めすぎない
特に前輪は、ナットを締めすぎるとホイールの回転が重くなることがあります。
ナットを締めたあとにタイヤを手で回し、左右で回転の重さに大きな差がないか確認します。
左右でタイヤの状態をそろえる
左右でタイヤの種類や外径、摩耗状態が大きく異なると、直進や旋回時の挙動に差が出ることがあります。
片側だけを交換する場合も、反対側の摩耗やひび割れを確認します。
回転方向の指定を確認する
交換するタイヤに回転方向や取り付け方向の指定がある場合は、タイヤ側面や付属説明書を確認します。
左右で向きが反対になっていないか、車体へ取り付ける前に確認しておくと組み直しを減らせます。
初心者がつまずくポイント
後輪が奥まで入らない
2×10mmシャフトとリヤホイールアダプターの溝が、正しくかみ合っていない可能性があります。
ホイールを無理に押し込まず、一度アダプターを外してシャフトの位置を合わせます。
前輪が交換後に回らない
1150プラベアリングが斜めに入っているか、ロックナットを締めすぎている可能性があります。
内側と外側のベアリングがホイールへ水平に収まっているか確認します。
タイヤが波打って見える
ゴムタイヤの端が、ホイールの溝へ均等に入っていない可能性があります。
タイヤを手で回しながら、浮いている部分を少しずつ押し込みます。
後輪だけ空転する
アクスルの2×10mmシャフトが入っていないか、シャフトとリヤホイールアダプターがかみ合っていない可能性があります。
ナットの締め付けだけでは駆動しないため、後輪内側の部品を確認します。
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