
グラスホッパー2を始めようとしたとき、最初に気になるのが「結局いくら必要なのか」です。
本体キットの価格だけを見ると、グラスホッパー2はかなり始めやすいラジコンに見えます。
実際、タミヤ公式のグラスホッパーII(2017)の価格は税込8,800円です。販売店では実売価格が変わるため、本体だけなら6,000〜8,000円台で見かけることもあります。
ただし、ここで初心者がつまずきやすいポイントがあります。

グラスホッパー2は、本体キットだけでは走りません。
走らせるには、プロポ、受信機、ESC、サーボ、バッテリー、充電器、工具、塗料などが必要になります。
この記事では、グラスホッパー2を初めて始める人向けに、
- 本体キットの予算
- プロポまわりの予算
- バッテリーと充電器の予算
- 工具と塗料の予算
- XB完成セットとの違い
- 初心者が総額で見ておきたい目安
を整理します。

「最安で買う方法」ではなく、買ったあとに困らないための予算整理です。
グラスホッパー2の予算は本体価格だけで考えない
グラスホッパー2の予算で最初に注意したいのは、本体価格と総額は違うということです。
本体キットの価格だけを見ると、かなり安く感じます。
しかし、キットはあくまで「車体を組み立てるための部品」です。
初めてラジコンを買う場合、別にそろえるものがあります。
主に必要になるのは、次のようなものです。
- グラスホッパー2本体キット
- プロポ
- 受信機
- ESC
- ステアリングサーボ
- 走行用バッテリー
- 充電器
- 送信機用電池
- 工具
- ボディ塗装用の塗料
初心者が止まりやすいのは、
「キットを買えば、そのまま走るのでは?」
と思ってしまう瞬間です。
グラスホッパー2は入門向けのラジコンですが、プラモデルのように組み立てるだけで完結するものではありません。
走らせるためには、電装品とバッテリーまわりまで含めて予算を見る必要があります。
グラスホッパー2で何が必要かを先に整理したい場合は、こちらの記事も合わせて読むと全体像がつかみやすくなります。
関連記事:
【初心者必見】タミヤ グラスホッパーⅡ完全ガイド|入門2WDバギーの魅力とおすすめカスタム・改造パーツも紹介!
本体キットの予算|グラスホッパー2本体は安い部類
グラスホッパー2の本体キットは、タミヤの1/10電動RCカーの中でも始めやすい価格帯です。
公式価格は税込8,800円。実売では販売店によって価格差がありますが、入門用ラジコンとしては比較的手に取りやすい部類です。
ただし、本体キットの価格だけで予算を判断すると、あとでズレが出ます。
本体キットに入っているのは、主に車体を作るための部品です。

つまり、
- シャーシ
- ギヤボックス
- サスペンション部品
- タイヤ
- ホイール
- ボディ
- モーター
- 小物部品
などが中心です。
一方で、走行に必要なプロポ類やバッテリー、充電器は別に考える必要があります。
ここで初心者がつまずきやすいのは、
「本体が安いから、総額も安いはず」

と思ってしまうことです。
もちろんグラスホッパー2は、ラジコン入門としては予算を抑えやすい車体です。
しかし、まったく初めて始める場合は、本体価格だけではなく、走行までに必要な総額で見る必要があります。
組み立てそのものに不安がある場合は、先にこちらを確認しておくと失敗を減らせます。
関連記事:
初心者でも簡単!タミヤラジコンカー・グラスホッパー2組み立てガイド
プロポまわりの予算|初心者が一番分かりにくい部分
グラスホッパー2を操作するには、プロポまわりの装備が必要です。
ここは初心者にとって、かなり分かりにくい部分です。
プロポと一言で言っても、実際には複数の部品が関係します。
- 送信機
- 受信機
- ESC
- ステアリングサーボ
送信機は、手で持って操作するコントローラーです。
受信機は、車体側で送信機からの信号を受け取る部品です。
ESCは、モーターの回転を制御する部品です。
サーボは、ステアリングを左右に動かす部品です。

グラスホッパー2のキットを買う場合、これらを別に用意する必要があります。
タミヤにはファインスペック2.4G電動RCドライブセットのように、送信機、受信機、ESC、サーボ、バッテリー、充電器などをまとめたセットもあります。公式価格は税込19,800円です。
販売店では実売価格が変わるため、セット品を使う場合は1万円台半ばから2万円前後を見ておくと考えやすいです。
初心者が止まりやすいのは、
「安いプロポでいいのか」
「あとから買い替えるなら、最初から良いものを買った方がいいのか」
という部分です。
ただ、グラスホッパー2を最初の1台として始めるなら、まずは高機能よりも走行に必要なものが不足なくそろうことを優先した方が分かりやすいです。
すでに別のラジコンを持っていて、プロポや受信機を流用できる人は、この部分の予算を抑えられます。
反対に、完全に初めての場合は、プロポまわりの費用を最初から予算に入れておく必要があります。
バッテリーの予算|最初は速さより扱いやすさを見る
グラスホッパー2を走らせるには、走行用バッテリーが必要です。

初心者が迷いやすいのは、次のような部分です。
- ニカドでいいのか
- ニッケル水素でいいのか
- LiPoにした方がいいのか
- 予備バッテリーは必要なのか
- 容量はどれくらいがいいのか
グラスホッパー2は、最初から高性能バッテリーを前提にしなくても走らせられます。
ここで大事なのは、速さよりも扱いやすさです。
特に初心者は、
「LiPoにした方が速くなるなら、最初からLiPoの方がいいのでは?」
と考えやすくなります。
確かにバッテリーを変えると走りの印象は変わります。
ただし、最初の段階では、バッテリーの性能差よりも、
- 安全に扱えるか
- 充電方法を理解できるか
- 車体との相性が分かるか
- 管理が面倒すぎないか
の方が重要です。
まずは、走らせるための基本装備としてバッテリーを考える方が失敗しにくいです。
グラスホッパー系のバッテリーについては、こちらの記事も参考になります。
関連記事:
タミヤグラスホッパーに最適!タミヤ 7.2Vニカドバッテリー(Ni-Cd)の特徴と使い方:初心者向けガイド
充電器の予算|バッテリーとセットで考える
バッテリーを使うには、充電器も必要です。
ここも初心者が見落としやすい部分です。
バッテリーだけ買っても、充電できなければ走らせられません。
また、使うバッテリーの種類によって、対応する充電器も変わります。
たとえば、

- ニカド対応
- ニッケル水素対応
- LiPo対応
- バランス充電対応
など、充電器には対応範囲があります。
初心者が止まりやすいのは、
「とりあえず安い充電器でいいのか」
「最初から多機能な充電器を買うべきか」
という部分です。
安い充電器で始めることはできます。
ただし、あとからLiPoを使いたくなったり、複数バッテリーを管理したくなったりすると、充電器を買い直すこともあります。
一方で、最初から高機能な充電器を選ぶと、設定項目が多くて難しく感じる場合もあります。
グラスホッパー2の初期予算では、充電器を「あとで考えるもの」ではなく、最初から必要なものとして入れておく方が現実的です。
工具と塗料の予算|キットなら忘れずに入れる
グラスホッパー2をキットで組み立てる場合、工具と塗料も必要です。
最低限、次のようなものを見ておくと安心です。

- プラスドライバー
- ニッパー
- カッター
- ラジオペンチ
- ボディ用塗料
- マスキング用品
- グリス類
- 接着剤類
すでに工具を持っている人は、この部分の予算を抑えられます。
ただし、家にある工具で何でも代用できるとは限りません。
特にドライバーのサイズが合わないと、ネジをなめたり、組み立てが難しく感じたりします。
グラスホッパー2は構造がシンプルな車体ですが、最初の1台で工具にストレスがあると、ラジコンそのものが難しく感じやすくなります。
初心者が止まりやすいのは、
「工具代まで入れると高くなる」
「でも工具がないと組み立てにくい」
という部分です。
工具は贅沢品ではなく、失敗を減らすための基本装備です。
組み立てでどこにつまずきやすいかは、こちらの記事も参考になります。
関連記事:
グラスホッパー2の組み立てでよくある、トラブルとその解決法
グラスホッパー2を始める総額目安
グラスホッパー2の予算は、持っているものによって大きく変わります。
ここでは、初心者が考えやすいように、3つのパターンに分けます。
すでにプロポや充電器を持っている場合
すでにラジコンを持っていて、プロポ、受信機、ESC、バッテリー、充電器などを流用できる場合は、かなり安く始められます。
この場合、主に必要なのは本体キットです。
追加で必要になるとしても、
- 塗料
- 消耗品
- 小物工具
- 必要に応じた接続部品
程度で済むことがあります。
このパターンなら、グラスホッパー2はかなり低予算で増車しやすい車体です。
ただし、手持ちのメカが本当に使えるかは確認が必要です。
特に、

- 受信機と送信機の組み合わせ
- ESCとモーターの対応
- バッテリーコネクター
- サーボサイズ
- 送信機の設定
は事前に見ておいた方が安全です。
完全初心者がキットから始める場合
まったく初めてグラスホッパー2を買う場合、キット本体だけでは足りません。
必要なものを一からそろえると、
- 本体キット
- プロポ類
- 受信機
- ESC
- サーボ
- バッテリー
- 充電器
- 工具
- 塗料
が必要になります。
この場合、総額は本体価格の数倍になることがあります。
初心者が驚きやすいのはここです。
「本体は安いのに、全部そろえると意外とかかる」
という感覚になりやすいです。
ただし、これはグラスホッパー2が高いというより、ラジコンを始めるための初期装備が必要になるからです。
プロポ、充電器、工具などは、次の車体でも使えるものが多いです。
つまり、最初の1台は初期費用が大きく見えますが、2台目以降は使い回せるものもあります。
完成セット・XBから始める場合
組み立てやメカ選びに不安がある場合は、XB完成セットという選択肢もあります。
XBは完成済みのラジコンで、プロポやメカ類もセットになっているため、キットよりも始めやすい形です。
タミヤ公式では、XBグラスホッパーの価格は税込26,180円です。
ただし、XBはグラスホッパー2ではなく、グラスホッパー系の完成モデルとして考える必要があります。
初心者が迷いやすいのは、
「キットでそろえるのと、XBを買うのはどちらが安いのか」
という点です。
キットは本体価格が安く見えます。
しかし、必要なものを一からそろえると、総額はXBに近づくことがあります。
一方、XBは最初の支払い額が高く見えます。
その代わり、走らせるまでの迷いが少なくなります。
グラスホッパー2のキットで組み立てを楽しみたいのか。
完成済みで早く走らせたいのか。
ここで選び方が変わります。
グラスホッパー系のXBについては、こちらの記事も参考になります。
関連記事:
タミヤ グラスホッパー XBの魅力と徹底解説:初心者向けRCカーの選び方と実例
予算を考えるときに改造費まで入れなくていい
グラスホッパー2を調べていると、すぐに改造情報が出てきます。
- フルベアリング
- 540モーター
- スポーツチューン
- LiPoバッテリー
- CVAダンパー
- ハイトルクサーボセイバー
- タイヤ交換
- トー角調整

こうした情報を見ると、初心者は、
「最初から改造費も入れておいた方がいいのでは?」
と考えがちです。
しかし、最初の予算では改造費を分けて考えた方がいいです。
グラスホッパー2は、ノーマル状態でも走らせることができます。
最初から改造を前提にしすぎると、何が変わったのか分かりにくくなります。
まずノーマルで走らせて、
- どこで跳ねるのか
- どこで曲がりにくいのか
- どれくらい速いのか
- どこが不満なのか
を知ってから手を入れた方が、改造の意味が分かりやすくなります。
フルベアリングやモーター交換について考える場合は、先にこちらの記事で整理しておくと判断しやすくなります。
関連記事:
ラジコンにボールベアリングは必要なのか?ボールベアリングの効果と検証、その違いやベアリングの種類について
フルベアリング化の効果は?ラジコン【グラスホッパー2】フルベアリング化の感触と走行動画
なぜ タミヤはグラスホッパーⅡを“380モーターのまま”残したのか
予算で初心者が混乱しやすい理由
グラスホッパー2の予算を調べていると、途中で混乱しやすくなります。
理由は、必要なものと欲しくなるものが混ざるからです。
最初に必要なのは、走らせるためのものです。
- 本体
- プロポ類
- バッテリー
- 充電器
- 工具
- 塗料
一方で、あとから考えればいいものもあります。
- 改造パーツ
- 予備パーツ
- 追加バッテリー
- 交換タイヤ
- 高性能モーター
- オイルダンパー
ここを一緒に考えると、予算がどんどん膨らみます。
初心者が一番避けたいのは、最初から全部を完璧にそろえようとして、何を買えばいいのか分からなくなることです。
グラスホッパー2は、シンプルな構造のラジコンです。
だからこそ、最初は「走らせるために必要なもの」だけを整理し、その後に不満が出た部分を足していく方が自然です。
走らせた後の違和感については、こちらの記事も次の読み物として相性が良いです。
関連記事:
グラスホッパー2の走行レビュー:実際に走らせてみた感想と評価
タミヤ グラスホッパー2初走行・その性能はいかに?組み立て後にフルノーマル状態でコンクリート路面走行での感想
グラスホッパー2の予算を整理する順番
グラスホッパー2の予算は、次の順番で考えると整理しやすくなります。
まずキットか完成セットかを決める
最初に決めるのは、キットから始めるのか、完成セット系から始めるのかです。
キットを選ぶと、組み立てを経験できます。
その代わり、プロポ類や工具、塗料などを自分でそろえる必要があります。
完成セットを選ぶと、走らせるまでの迷いは少なくなります。
その代わり、組み立て経験は少なくなります。
ここを決めると、必要な予算が見えやすくなります。
次に走行に必要なものを確認する
次に、実際に走らせるために必要なものを確認します。
- プロポ
- 受信機
- ESC
- サーボ
- バッテリー
- 充電器
- 送信機用電池
ここは、買い忘れると走らせられません。
本体を買う前に、どこまでセットに含まれているのかを確認しておくことが大事です。
最後に工具と塗料を見る
キットの場合は、工具と塗料も必要です。
工具は一度そろえれば、次の車体でも使えます。

塗料はボディカラーによって必要なものが変わります。
予算を抑えたい場合でも、工具だけは極端に削りすぎない方が組み立てやすくなります。
改造費は走らせた後に考える
最後に、改造費を考えます。
グラスホッパー2は、最初から完成形を目指すより、走らせながら少しずつ理解していく方が楽しみやすい車体です。
走らせてから、
- 跳ねる
- 曲がりにくい
- 直進が安定しない
- もう少し速くしたい
- ギヤ音が気になる

といった不満が出てきたら、そのときに必要な記事を読めば十分です。
走行後の不満対策としては、次の記事につなげると自然です。
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まとめ|グラスホッパー2の予算は「本体+走行用品」で考える
グラスホッパー2の予算は、本体価格だけで見ると安く感じます。
しかし、初めてラジコンを始める場合は、本体以外にも必要なものがあります。
必要になるのは、主に次のものです。
- 本体キット
- プロポ
- 受信機
- ESC
- サーボ
- バッテリー
- 充電器
- 工具
- 塗料
- 送信機用電池
すでにラジコン用品を持っている人なら、本体キット中心の予算で始めやすくなります。
完全初心者の場合は、本体価格だけでなく、走行までに必要な総額で考える必要があります。
完成セット系を選ぶと、最初の支払い額は高く見えますが、買い忘れや組み合わせの不安は減ります。
キットを選ぶと、組み立てを楽しめますが、必要なものを自分でそろえる必要があります。
グラスホッパー2は、入門用として始めやすいラジコンです。
ただし、安い本体を買えばすぐ走る、という考え方だとつまずきます。
最初は改造費まで含めて考えすぎず、まずは「走らせるまでに必要な予算」を整理することが大事です。
そのうえで実際に走らせて、不満が出た部分から少しずつ手を入れていけば、グラスホッパー2の楽しさはかなり長く続きます。



























