
ニューバランス574は、なぜこれほど長く人気なのでしょうか。
結論からいうと、574は何か一つが突出したスニーカーというより、
デザイン、履きやすさ、安定感、価格、服への合わせやすさのバランスがいい
ことが、長く支持されている大きな理由だと考えます。
ニューバランス公式でも574は、ブランドを代表するアイコニックなモデルとして紹介されています。
手元には妻が履いている574 Core「NIMBUS CLOUD with NB WHITE」があります。
さらに私自身は、996や725などニューバランスの別モデルも所有しています。
今回は574単体の特徴だけでなく、実物を見ながら、
- 574はなぜ人気なのか
- なぜ定番として残っているのか
- 996や725とは何が違って見えるのか
- 574は幅広なのか
- 定番すぎてダサく見えないのか
- どんな人に向いているのか
まで整理します。

ニューバランス574が人気なのは「全部がちょうどいい」から
574の人気を考えるうえで、最初に押さえておきたいのはここです。
574は、ニューバランスの中で最も高価なモデルではありません。
最新技術を前面に押し出したモデルでもありません。
極端に細身でも、極端にボリュームがあるわけでもありません。
それでも長く残っています。
574が支持される理由を整理すると、大きく次の7つです。
- 流行に左右されにくいデザイン
- 丸みのある親しみやすいフォルム
- ENCAPによるクッション性と安定性
- オフロードシューズをルーツに持つ作り
- スエードとメッシュを組み合わせた定番感
- ニューバランスとして比較的選びやすい価格
- 色や服装を選びすぎない汎用性
つまり、
「ものすごく尖ってはいないが、普段履きで大きく困る部分も少ない」
という574の立ち位置そのものが強みです。
574は1988年に誕生したニューバランスの定番モデル
574は、1980年代に登場したオフロードシューズ「576」のDNAを引き継ぎ、1988年に誕生したモデルです。
現在のニューバランス公式サイトでも、574はその安定性とクッション性から、ファッションシーンで長く愛されているアイコニックシューズとして紹介されています。
ここでは歴史を詳しく追いません。
574の成り立ちや特徴については別記事で詳しくまとめています。
ニューバランス574とは?特徴・歴史・デザインを初心者向けに解説
今回考えたいのは、
なぜ1980年代から続く基本形が、今でも普通に選ばれているのか
です。
人気の理由1|流行に左右されにくいクラシックなデザイン
574の大きな特徴が、ニューバランスらしいクラシックなデザインです。
横から見ると、
- 大きなNロゴ
- スエードとメッシュの切り替え
- 丸みのあるつま先
- 適度な厚みのミッドソール
という、分かりやすいニューバランスの姿をしています。
一方で、装飾は極端に多くありません。
ここが574の強いところです。
流行している時代にしか履けないデザインではないため、数年後に見ても極端に古く見えにくい。
574が長く残っている理由の一つは、この「ニューバランスらしいけれど、奇抜ではない」デザインにあると思います。
ニューバランス公式も574について、豊富なカラーや素材に加えて、履く人を選びにくいベーシックなデザインが長く支持されてきた理由として挙げています。

人気の理由2|574特有の丸みが普段着に合わせやすい
574を実物で見ると、つま先周辺に比較的丸みがあります。
この形は、細身でシャープなスニーカーとは印象がかなり違います。
574は、
デニム
チノパン
カーゴパンツ
スウェット
ショートパンツ
など、日常的なカジュアルウェアの中に入れやすい形です。
逆にいうと、574の丸さが苦手な人もいます。
ここは「万人に絶対おしゃれ」と考える必要はありません。
シャープなスニーカーが好きなら、574より996などの方が好みに近い場合があります。
ただ、この少し丸いシルエットこそ574らしさでもあります。

574は幅広?「丸く見える=幅広」とは限らない
574について調べていると、
「574は幅広なの?」
という疑問も出てきます。
ここは初心者が間違えやすいところです。
574は見た目に丸みがあるため、「幅広モデル」と一括りにされることがあります。
しかし、
見た目が丸いことと、自分の足に対して幅が広いことは別です。
例えば手元にある574 Core「NIMBUS CLOUD with NB WHITE」は、ニューバランス公式でDと2Eが用意されています。
現在の公式サイズガイドではメンズ/ユニセックスのDは「やや細い」、2Eは「標準」とされています。
そのため、
「574だから幅広だろう」と考えてサイズを決めるのはおすすめしません。
同じ574でも品番やウイズを確認して選んだ方が確実です。
サイズ感について詳しく扱う場合は、別記事に分けた方が検索意図も明確になります。
人気の理由3|ENCAPで柔らかさと安定性を両立している
574のミッドソールには「ENCAP」が採用されています。
ENCAPは、柔らかいフォームと耐久性のあるポリウレタン製のリムを組み合わせた構造です。
ニューバランス公式では、これによって一日を通したサポート性を提供すると説明しています。
ここで重要なのは、
574の履き心地を単純に「柔らかくてフカフカ」と考えないことです。
574はクッションだけでなく、足元を安定させることも考えられています。
これが普段履きのスニーカーとして使いやすい理由の一つです。

人気の理由4|もともとオフロード系の流れを持つ
574は、最初からファッション専用スニーカーとして作られたわけではありません。
ルーツとなった576は、不整地での走破性を考えたオフロードシューズです。
574もそのDNAを引き継いでいます。
ニューバランス公式も576について、深い刻みのアウトソールによって不整地での走破性能を高めたモデルだったと説明しています。
574のアウトソールを見ると、ロード系の細身なクラシックスニーカーとは違う、しっかりした凹凸があります。
もちろん現在の574を本格的なトレイルランニングシューズとしておすすめするという意味ではありません。
ただ、
574の少しどっしりした見た目や安定感には、こうしたルーツがある
と考えると分かりやすいです。

人気の理由5|スエード+メッシュがスポーツシューズすぎない
574 Coreのアッパーにはスエードとメッシュが使われています。
この素材構成も574が普段着に合わせやすい理由だと思います。
メッシュだけのランニングシューズと比べると、スエードが入ることでクラシックな印象になります。
反対にレザーだけのスニーカーほど重い印象にもなりません。
つまり、
スポーツシューズと普段着用スニーカーの中間にいる。
574の使いやすさはこのあたりにもあります。
今回のNIMBUS CLOUD with NB WHITEのような明るいグレー系なら、素材の切り替えもかなり分かりやすいです。

人気の理由6|ニューバランスの中では選びやすい価格
574は、ニューバランスの高価格帯モデルと比べれば手を出しやすいモデルです。
2026年8月時点で、今回の574 のニューバランス公式価格は13,970円(税込)です。

ニューバランスにはMade in USA、Made in UKなど3万円前後、あるいはそれ以上になるモデルもあります。
それらと比べると574は、
「初めてニューバランスを履いてみたい」
という人でも選択肢に入れやすい価格帯です。
価格だけで売れているわけではありません。
ただ、
デザイン
ENCAP
スエード+メッシュ
定番モデルとしての知名度
を持ちながら、この価格に収まっていることは人気の理由として無視できません。
現在のニューバランス公式通販でも574 Coreは「Best Seller」として掲載されています。
人気の理由7|カラーが多く、年齢や服装を限定しにくい
574はカラー展開が多いことでも知られています。
ニューバランス公式も、574が長く愛されてきた理由として、さまざまなカラーバリエーションと素材展開を挙げています。
グレーやネイビーなどの定番色なら落ち着いて履けます。
一方で、明るいカラーや別注モデルなどもあります。
同じ基本形を維持しながら色や素材を変えられるため、
「574は好きだけれど、他の色も欲しい」
という選び方もできます。
長く売られる定番モデルには、この選択肢の広さも重要だと思います。
574と996を比べると人気の理由が分かりやすい
ニューバランスを初めて選ぶ人が迷いやすいのが574と996です。
私の手元には赤いレザーの996もあるので、実物を並べると違いが分かりやすくなります。
574の方が丸みが強く、カジュアルな印象。
996は574より細長く見え、すっきりした印象があります。
どちらが上という話ではありません。
選ぶ基準は、
574:丸みのあるクラシックなニューバランスが好き
996:もう少し細身ですっきりしたニューバランスが好き
くらいから考えると分かりやすいでしょう。
実際、574と996を比較して購入を決める記事も現在の検索上位にあり、購入前の代表的な疑問になっています。



725と比べると574の「クラシックさ」がさらに分かる
725とも並べてみると、574の立ち位置がさらに分かりやすくなります。
手元の黒い725は、パーツの切り替えが多く、574より複雑なデザインです。
一方の574は、
大きなNロゴ
スエード
メッシュ
比較的単純なパネル構成
というクラシックな姿です。
574単体では普通に見えるデザインも、方向性の違うニューバランスと並べると特徴が見えてきます。
これも574が流行に左右されにくい理由の一つだと思います。

ニューバランス574はダサい?
574について検索すると、
「574はダサい?」
と気にしている人もいます。
これは574の人気を説明する記事でも避けなくていい疑問です。
574には、
- 丸いフォルム
- 大きなNロゴ
- レトロなデザイン
- 定番モデルらしい素朴さ
があります。
細身でミニマルなスニーカーや、最新のハイテクスニーカーが好きな人から見ると、野暮ったく感じる可能性はあります。
実際、「574 ダサい」を扱う記事では、この丸さや大きなNロゴなどが好みの分かれるポイントとして挙げられています。
ただし、この部分は574の弱点であると同時に574らしさでもあります。
もし574が流行に合わせて細くなり、Nロゴが小さくなり、毎回大きくデザインを変えていたら、これほど長く同じモデルとして認識されなかったかもしれません。
「今一番新しく見えるデザイン」ではなく、「いつ見ても574だと分かるデザイン」
なのが574です。
574はどんな人に向いている?
574は、特に次のような人に選びやすいモデルだと思います。
- 初めてニューバランスを買う
- 普段着に合わせたい
- 丸みのあるスニーカーが好き
- スポーツシューズ感が強すぎる靴は避けたい
- 流行に左右されにくいモデルが欲しい
- 996よりカジュアルな雰囲気が好き
- 高価格なMade in USA・UKモデルまでは必要ない
逆に、
細身でシャープなシルエットが好きなら996系、
2000年代ランニングシューズのような複雑なデザインが好きなら725など、
別のモデルも候補になります。
ニューバランスは「どの番号が一番上か」ではなく、自分が何を求めるかで選んだ方が分かりやすいです。
574について初心者が疑問に思いやすいこと
574は幅広ですか?
見た目には丸みがありますが、「574ならすべて幅広」とは考えない方がいいです。
今回の574 CoreにはDと2Eがあります。
品番とウイズを確認して選んでください。
574と996ならどちらがいい?
丸くカジュアルな雰囲気なら574。
細身ですっきりした印象なら996から比べると分かりやすいです。
最終的には足型との相性もあるため、可能なら試着をおすすめします。
574は長時間歩いても疲れにくい?
574にはENCAPが採用され、クッション性とサポート性を考えた構造になっています。
ただし「574なら誰でも疲れない」とは言えません。
疲れ方にはサイズ、足型、歩く距離、履き方なども影響するためです。
履き心地については実際に一定期間使用してから別途検証した方が正確だと考えています。
574は何歳まで履ける?
年齢で履けなくなるモデルではありません。
むしろ流行色が強すぎないことが574の特徴なので、年齢よりも服装や好みで考えた方がいいでしょう。
まとめ|574は突出していないからこそ長く人気が続いている
New Balance 574が長く人気なのは、
突出した一つの性能ではなく、普段履きに必要な要素のバランスがいいから
だと考えると分かりやすいです。
574には、
- 流行に左右されにくいデザイン
- 丸みのあるフォルム
- ENCAPによるクッション性とサポート性
- オフロード系モデルをルーツに持つ安定感
- スエード+メッシュのクラシックな素材
- 選びやすい価格
- 豊富なカラー
があります。
実物を996や725と並べてみても、574だけが突出して派手なわけではありません。
それでも一目でニューバランスらしい。
「普通に見えるけれど、その普通のバランスを長く変えすぎていない」
ことが、574が定番として残っている強さなのだと思います。
初めてニューバランスを選ぶなら、今でも一度は候補に入れていいモデルです。

























