アパレルでも身近で気軽なアイテムであるTシャツ。それだけにあらゆるブランドが毎シーズン新しいデザインをリリースしています。こだわり派・コレクター派といろいろな選び方がありますね。でもTシャツ好きなら一度は自分でオリジナルTシャツをつくりたいと思った事があるのではないでしょうか?今回はオリジナルTシャツの作り方とその特徴などを初心者目線で解説していきます
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オリジナルTシャツのプリント方法は4種類
オリジナルTシャツのプリント方法は大きく分けて4種類あります。枚数・色数・デザインによってどの技法がベストかを選びましょう
1.シルクスクリーン
2.デジタル転写
3.インクジェット
4.カッティングシート
1.シルクスクリーン
Tシャツの王道、仕上がり抜群。大量生産だと安いが多色は苦手
Tシャツプリントでは最もポピュラーなのがシルクスクリーン印刷。耐久性&仕上がりも優秀。その証拠に販売されているTシャツはシルクスクリーンでつくられたものがほとんどです。最初に版を作るので1枚だと割高になりますが、大量に印刷すれば1枚あたりの単価が下がります、多ければ多いほどお得です(笑)。個人でのハンドメイド制作も可能でTシャツを初めて自分で作る人にもオススメです
△個人でもできるのがシルクスクリーン印刷の魅力
2.デジタル転写
フルカラーで大量生産が得意だが硬い質感。値段と納期が折り合えば
専用シートにプリンターで印刷後、糊処理をしてシートを生地に圧着させていきます。 フルカラーで色数の制限もないうえに色の発色も良く、 グラデーションなどの表現も優れています。 もちろん写真も得意。しかしシートを圧着させるので空気が通らず少し重くなるのと値段に幅があります。そこがクリアあれればよいでしょう。フルカラーやグラデーションの表現にこだわる人向け。
3.インクジェット
低価格なのにフルカラーで1枚から制作可能。色表現がイマイチかも
一枚からフルカラーできる綿生地に直接顔料インクを吹き付けてプリントする方法です。通常の紙用のインクジェットプリンターに近い感じでTシャツにプリントできます。ユニクロなどのTシャツデザインサービスもこのプリント方法が主体のようです。一枚から安く作れますので小ロットで作りたい方にはオススメです。インクの色表現や素材の生地色の影響を受けたりしますが、個人的に、今後Tシャツプリントのスタンダードになるか期待している方法
4.カッティングシート
色は限定だが発色がよい。小ロット&背番号など名入れが得意。欧米では広く使われている
カッティング転写専用のシートを使ってTシャツに熱圧着でプレスして転写プリントする方法。シートを専用の1枚ずつカットする必要があるので量産には向いていません。発色の良いきれいな仕上がりが特徴。1枚1枚違う名前や背番号を入れる事も可能です。 チームユニフォームに多く使われる方法。
△カッティングマシンはTシャルやグッズ制作で私のお気に入り機材です
Tシャツへのプリントは色々な方法がありますが、今回は大きく分けて4つ紹介しました。個人が小ロットで制作依頼するならインクジェットがベストです。ハンドメイドか大量依頼ならシルクスクリーンがベスト。シルクスクリーンは自分で行っても楽しいですよ。個人的な経験でいうとオススメはカッティングシートと昇華転写の2つを使った制作体制だったりします。これだと制限はありますが、個人が自作グッズを使うにあたって、広範囲のグッズ制作が行えるからです。この件はグッズ制作もからめてまた改めて記事にします!