初心者がドリフト競技に出てみたいと考えた時に、セッティングをどうするかはむずかしいところです。スピードを求めてラップタイムがあるグリップレースではないので、なおさらセッティングの種類は悩むところでしょう
競技という観点で考えると一番のポイントは操縦のしやすさでしょう。
なぜならドリフト競技は得点が取れる走行ラインを通る必要があるからです。
まずタイヤに関して、
点で接地させた方が良い場合は新品、面で当てた方が良い場合は中古タイヤを装着します。
タイヤの当て方はキャンバー・トー角で調整します。もちろん可能ならコースの試走はしておきたいところです。
路面状況ではギャップの多い路面ではサスを固めに、フラットな路面では柔らかめにするのが一般的です。時間のかかるダンパーやスプリングの調整は前日までにしておきたい箇所。
走行速度は出来るだけ早い速度でメリハリのある走行がよいですが、当然速度が早い分操縦は難しくなるので、そこもまた悩むところです。
考えだすとキリがなさそうですが(笑)、
今回は初心者が操縦のしやすさを高めるのに役立つセッティングアイテムを紹介します
セッティングおすすめアイテム
ステンレス製スペーサーシム
オイルダンパーがスムーズに動くすようにするのは操作性に関わる重要なポイントです。ステンレス製5.0mmスペーサーシムの0.1mmを使いシリンダー下部とOリングの間に0.1mmのシムをいれます。Oリングの上に置くことでOリングとOリングキャップ(エンドキャップ)のクリアランスが適正化されます。これだけでダンパーがスムーズに動くようになります。リーズナブルで簡単な割に大変効果があります。ちなみにダイヤフラムとOリングは消耗品なので定期的に交換しましょう
アルミ製サスマウント
アルミ製サスマウント※ は剛性だけでなく、セッテイングの幅が広がりサスピン(シャフト)位置の変更も簡単にできるようになります。
※「サスマウント」を変えることでもトー角やトレッドを変更できます。サスマウントはシャーシにサスアームを固定するためのパーツで、前後のサスマウントの幅に差をつければトー角を変更でき、前後とも長く、または短くすることでトレッド(車幅)を変更できます。サスマウントでトレッドを変更した場合はサスアームを固定している左右のサスシャフトの間隔が変化しますが、間隔が狭くなる(幅の狭いサスマウントを使う)と車体がロールしやすくなり、広くなる(幅の広いサスマウントを使う)とロールしにくくなります。また、サスマウン トには高さが異なるタイプや高さ調整用のスペーサーも用意されており、サスシャフトの取り付け位置が高くなると車体がロールしにくくなり、低くなるとロールしやすくなります。こうした特性を意識してサスマウントを選択することで、トレッドを一定に保ったままで、車体のロール量をコントロールすることが可能です。(引用 TAMIYA )
ホイールも競技に向いたものに
ドリフト競技におすすめなのがRPドリフトホイールです。スポーク数の違いでたわみ方向が変わり、グリップ感の変更ができます。6本スポークは操縦のしやすさ向上、5本ホイールでは面圧がかけやすくなります
ウェイトで挙動を瞬時に変える
ウェイトを装着して、手っ取り早く挙動を変化させる方法もドリフト競技では有効です。特にロールを増やしたい時などに使います
他にもナックルのアルミ化(スムーズな足回り)、ダンパーの調整(硬柔)、バッテリー位置(トラクション)、ジャイロ設定(カウンターステア量)等も競技に出るならセッティングしておきたい箇所です