定番人気のアウターであるモッズコートは、定番ゆえにシルエットやディテールなど様々なタイプがあり、カジュアルからきれいめにも着られ、薄手なら春はもちろん、インナー次第で秋冬にも活躍します。ミリタリーを起源とするので機能的でタフな所も魅力的。そんな着こなしの幅も広いメンズモッズコートをオリジナルデザインで作ってみます
Contents
モッズコートってどなんなモノ?
モッズコートとは、米軍が採用した野戦用パーカー「M-51(エムゴーイチ)」のことを指しています。
特徴としては、大きめサイズのボリュームのあるロングアウターで、フィッシュテールと呼ばれる二股に分かれた後ろ裾が特徴的です。また、裏地やフード、袖周りにファーが付いているものもあり防寒性に富んだ仕様も多くみられます。
モッズコートが人気なのは機能だけでなく、大きいシルエットとロング丈が功を奏し、ボトムの組み合わせだけで、ある程度オシャレに見せることが出来るところも魅力。
防寒着としての機能性から襟が高く口元まで届くような仕様になっているのが基本で小顔に見せる事が出来てすっきりとした印象に見せてくれるという便利アウターでもあります!
まずは
人気ブランドからも発表されている、今手に入るモッズコートをいくつか見ていきましょう
WAIPER別注 HOUSTON タイト M-51パーカ
Buzz Rickson BR12266 M-51
ROTHCO ロスコ M-51フィッシュテールパーカ
冬は中にライナーを着れば暖かさUP!
オリジナルデザインのモッズコートのつくりかた
モッズコートにオリジナルデザインを入れて、世界にひとつのモッズコートを作っていきます
作り方の3工程
つくるのに必要な工程は大きく分けて3つです
1.デザインをつくる
2.カッティングマシンで出力
3.熱転写して完成
United Athle Worksモッズコート
モッズコートのベースはアパレスブランドなどにもボディとしてよく使われているユナイテッドアスレにしました。このモッズコート、薄手ですがポリエステルの耐久性と綿の快適性を兼ね備え、型崩れが少ないT/Cウェザー素材を使用したシンプルで飽きの来ないデザインと、サラっと羽織れるライトな着心地が魅力のアイテム。裾は前後で丈の長さが異なり、下に向かって幅が広がっていくフィッシュテール。シルエットは程よい大きさで普段使いは勿論スーツの上に一枚羽織るなど、ビジネスシーンでも活躍するコート。冬もインナーダウンなどでいけるのでは?自分で試してみます!
カッティングマシン シルエットカメオ4
私にとってアパレル制作に欠かせないのがカッティングマシンです。いろいろなアイテムが作れます
アイロンプリントシート(熱転写シート) 白&黒
アイロンプリントシート(熱転写シート)はプリンターでいうインクの代わりのような使い方ができます
アイロン/ヒートプレス機
アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)を生地にプリント(定着)させるのにアイロンを使います。熱転写に特化したヒートプレスマシンもオススメ
1.デザインを考える
最初にデザインを考えてみましょう!このモッズコート制作でのデザインは
何をどこに、どういう大きさと色で入れるかを考えることです。
2.カッティングマシンで出力
カッティングマシンにデータを送信します。カットして余分な部分をカス取りすれば、デザイン素材の出来上がりです
3.熱転写して完成
出来上がったデザインを熱プレス後、アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)表面についているプラスチックシートを冷めてからはがせば完成です!