シルクスクリーン印刷を行う際に必要な道具の一つに、「ヒッパラー」とアルミ枠があります。
ヒッパラーは、紗を板にしっかりと固定し、均等なテンションを与えるための重要な道具です。アルミ枠は、紗を保持するための枠組みであり、しっかりとしたサポートを提供します。紗張りとは、アルミ枠にメッシュを張る作業であり、テトロン素材が一般的に使用されます。
ここでは、これらの道具と素材の使い方や貼り方について詳しく解説します。
シルクスクリーン(メッシュ)を張るには画像の道具が必要です
シルクスクリーン印刷で使う道具を理解しよう
シルクスクリーン印刷は、さまざまな道具を用いて行われます。
これらの道具を理解することは、効果的な印刷作業を行うために重要です。ヒッパラーやアルミ枠などの道具は、版を安定させ、均一なテンションを確保するのに役立ちます。また、紗張り作業では、テトロンなどの素材を使用してメッシュを張り、印刷に適した状態に整えます。これらの道具や作業手順を理解することで、シルクスクリーン印刷のプロセスをスムーズに進めることができます。
❶プライヤー
スクリーン(メッシュ)は表面にハリが必要なので、引っ張りながら常にテンションをかけて枠に張る必要があります。その引っ張るのに必要なのがプライヤーです※ヒッパラーという専門工具もありますがキャンバス用のプライヤーで代替えできます
❷アルミ枠
スクリーン(メッシュ)を張る枠は木材とアルミ枠があります。衛生上や軽く半永久的に使えひずみも狂わないのでアルミ枠がおすすめです
❸クランプ
アルミ枠とスクリーン(メッシュ)を仮固定するのに使います。あ
❹スクリーン(メッシュ)
スクリーン(メッシュ)の生地で紗とも言います元々は絹(シルク)を張っていたのでシルクスクリーン と言いいますが、今はテトロンがメインです。Tシャツではメッシュ数は80〜180を絵柄に合わせて選びます。数字が大きい方が細かい絵柄向き
❺G17ボンド
スクリーン(メッシュ)とアルミ枠を固定するのに使用。G17がよく使われます。G17は乾・強力・仮止不要のゴム系接着剤。金属板や布、木、陶磁器、硬質プラスチックなどの強力接着に。耐衝撃。健康住宅対応。トルエン、キシレン、可塑剤不使用
❻マスキングテープ
完成したアルミ枠とスクリーン(メッシュ)の隙間を塞ぎ、インクが漏れないようにします
❼アイロン
スクリーン(メッシュ)をアルミ枠に熱着させるのに使います。
Tシャツ印刷後のインク定着にも使います
❽霧吹き
表面にG17ボンドを塗って乾燥させったアルミ枠に、スクリーン(メッシュ)を乗せ、水を入れた霧吹きで濡らしながら、アイロンで熱着させるのに使用、100円均一のもでも十分です
自分で版を作る為のシルクスクリーン 紗(メッシュ)張りの道具はこれくらいあれば十分です、自分で版を作れるようになれば、自由に様々な表現を試せ、アート活動・趣味やビジネス等に利用しやすくなります