
ラジコンカーでのドリフト、通称「ラジドリ」は、多くの愛好者が憧れる爽快な楽しみ方です。しかし、初心者がいきなり完璧なドリフトを決めるのは難しいもの。成功するには基本の走行練習からスタートし、操作感覚をしっかり身につけることが鍵となります。
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Contents
1. ラジドリの魅力と基本知識
1.1 ラジドリとは?
ラジドリとは、ラジコンカーでドリフト走行を楽しむことを指します。ドリフトとは、車の後輪もしくは四輪すべてのタイヤを滑らせながらコーナリングを行う走行技術で、その美しさやカッコよさを競います。
1.2 ラジドリの魅力
- リアルなマシン作り: 実車さながらの外観や内装を再現することが可能で、カスタマイズの幅が広がります。
- 走行の美学: 速さだけでなく、ドリフト時の角度やライン取りといった走りの正確さ・美しさを追求できます。
2. ラジドリを始めるための基本装備
2.1 必要な機材
- RCドリフトカー本体: 初心者には、組み立て済みのRTR(Ready To Run)モデルが手軽でおすすめです。
- プロポ(送信機): 車体を操作するためのコントローラーです。
- バッテリーと充電器: 走行に必要な電源で、リポバッテリーが主流です。
- スペアパーツ: 走行中の破損に備えて、タイヤやサスペンションなどの予備を用意しておくと安心です。
2.2 初心者におすすめのRCドリフトカー
初心者におすすめのRCドリフトカーとして、以下のモデルがあります:
ヨコモ YD-2/RD2.0
2WD(後輪駆動)のドリフトカーで、ジャイロを搭載することで操縦性が向上しています。

タミヤ XB ドリフトスペック
組み立て済みのRTRモデルで、初心者でもすぐに始められます。

3. 基本練習ステップ
3.1 グリップ走行で操作を学ぶ
ラジドリを手に入れたら、まずはグリップ走行を練習しましょう。グリップ走行とは、タイヤが滑らず地面をしっかり捉えて走行する状態を指します。この練習で車体の動きや反応を把握することで、後のドリフト操作がスムーズになります。
ポイント:
- スロットル操作を体得: 加速と減速のコントロールを学び、「アンダーステア(曲がらない)」や「オーバーステア(曲がりすぎ)」の感覚をつかみます。
- 滑り始めの瞬間を理解: タイヤが滑り出す限界を知ることで、ドリフト成功の鍵となる操作タイミングを習得できます。
3.2 直線走行とオーバル走行で基礎を固める
ラジドリ初心者が最初に取り組むべき練習は、直線走行とオーバル走行(楕円形のコースを走る練習)です。この練習を通じて、車体の安定操作やスピードコントロールを磨きましょう。
練習のポイント:
- ゆっくり操作を意識: 焦らず丁寧に車体を動かし、滑りやすいドリフトタイヤの特性を感じ取ります。
- コーナーを正確に回る: 目印をコーナーの中心に見立て、スムーズに旋回できるよう練習します。
- スピードの緩急を学ぶ: 直線でスピードを上げ、コーナーで減速する操作を繰り返しながら、コントロール力を向上させます。

練習手順:
- 低速からスタート: コーナーをゆっくり回り、車体の挙動を把握します。
- 左右の旋回を繰り返す: 右回りと左回りの両方を安定させましょう。
- スピードを徐々に上げる: 慣れてきたらスピードに変化をつけ、緩急ある走行を目指します。
3.3 目印を使った精密なコントロール練習
オーバル走行に慣れたら、目印を使った練習を取り入れましょう。この練習では目印を正確に通過することで、操作の精度を高めることができます。

練習のポイント
- 視線を前方に向ける
車体だけを見るのではなく、次の目印を意識しながら走行します。これにより、コース全体を見渡せるようになり、スムーズな操作が可能になります。 - 段階的に難易度を上げる
目印を少しずつ増やし、複雑なコースを作って挑戦しましょう。これにより、走行スキルが自然と向上します。 - ブレーキ操作を意識する
目印の手前で軽くブレーキをかけ、減速しながらコーナーに進入する練習を取り入れましょう。
使用する目印
- 養生テープ
地面に貼るだけで簡単に目印を設置できます。直線やカーブのガイドラインとして活用しましょう。 - ペットボトル
コーナーの目印として使うと、車体がどれくらい近づいているかを視覚的に把握しやすくなります。
4. ドリフト練習の具体的ステップ
4.1 初歩的なドリフト練習
まずは「ドリフトの基礎」となる操作を身につけます。以下のステップで練習を進めましょう。
- 直線でのスロットル操作
車体が滑り始めるスロットル量を確認し、後輪を意図的にスライドさせる練習をします。 - ドリフトのきっかけを作る
コーナー手前でスロットルを抜き、ブレーキや逆ハンドルでスライドを開始する感覚を掴みます。 - ドリフトを維持する
スライドを維持するために、スロットルとステアリングを微調整しながら安定した挙動を保ちます。
4.2 連続コーナーでの練習
単一のコーナーでのドリフトに慣れたら、連続するコーナーでのドリフトを練習します。
- 切り返しのタイミングを習得
1つ目のコーナーの出口で逆ハンドルを入れ、スムーズに次のコーナーに移行します。 - スピード調整を意識
ドリフト中の速度を一定に保つことで、安定感が増します。
5. ラジドリ上達のためのコツと注意点
5.1 ジャイロの活用
多くのドリフトカーには「ジャイロ」が搭載されています。これはステアリングの微調整をサポートする装置で、初心者がドリフトを習得する助けになります。
設定のポイント:
- 初心者はジャイロの感度を高めに設定すると、操作が安定しやすくなります。
- 上達してきたら感度を下げ、より自分の操作で車体を制御する練習をしましょう。
5.2 メンテナンスの重要性
ラジドリの性能を維持するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。
- タイヤの清掃
タイヤに付着したゴミや油分を定期的に取り除きます。これにより、滑り具合が一定に保たれます。 - 駆動系の確認
ベルトやギアに緩みや異常がないかチェックしましょう。 - バッテリーの管理
使用後は適切な電圧まで放電し、リポバッグで保管することで安全性を確保します。
6. 上達を目指すためのアドバイス
6.1 他のラジドリ愛好者との交流
ラジドリを楽しむには、同じ趣味を持つ仲間と交流することも大切です。サーキットやイベントに参加し、他の人のテクニックを参考にすると良いでしょう。
6.2 動画撮影で自己分析
走行を動画に撮影し、後で見返すことで自分の癖や改善点を把握できます。また、上手なドライバーの動画を参考にするのも有効です。
ラジドリ初心者の練習フロー
練習ステップ | 内容 | 目標 |
---|---|---|
グリップ走行 | 基本的なスロットルとステア操作を練習 | 車体の反応を把握する |
直線走行とオーバル走行 | スムーズなコーナリングを目指す | 安定した基本操作を身につける |
目印を使った精密走行 | 目標物を正確に通過する練習 | 操作の精度を高める |
ドリフト練習(単一コーナー) | ドリフトのきっかけと維持を習得 | 滑らかなドリフトを成功させる |
ドリフト練習(連続コーナー) | 切り返しとスピード調整を練習 | 連続したコーナーで安定したドリフトを行う |
まとめ
ラジドリ初心者にとって、基礎練習を丁寧に行うことは上達への近道です。グリップ走行から始め、直線走行やオーバル走行を経て、徐々にドリフトの精度を高めていきましょう。焦らずコツコツと練習を積み重ねることで、憧れの美しいドリフト走行が実現できます。
次のステップ
初級をクリアしたら、中級者向けのセッティング調整や大会への参加を目指しましょう。ラジドリの世界は奥深く、やりがいに満ちています!
ことです。うまく通過出来るようになったら徐々に目印をふやして、なんども練習するのがおすすめです
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2025年1月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
