
カッティングマシンは「カッティングプロッター」とも呼ばれさまざまなメーカーから販売されていますが。最初に選ぶなら値段や大きさのバランスでローランドディージーデザインカッター:ステカ、ブラザー:スキャンカットDX、グラフテック:シルエットカメオ3 の3機種が候補になりやすいと思います。今回ご紹介する3機種はどれも約3万円で購入できます
カッティングマシン(カッティングプロッター)は、自分で作成した文字やデザインのデータを付属のペン型カッターでカットする機械。看板やウィンドウディスプレイ等サイン関係にはカッティング用ステッカーシート、Tシャツやキャップ等アパレル関係にはアイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)、紙をカットできるものもあり、カッティングマシン1台あれば様々なものを作ることができます。
カッティングマシンは各メーカーによって特色が異なりますが、好きな形をカットするという基本的な操作方法はどのメーカーも同じですがメーカーによって様々な特色があります。
Contents
ローランド ディージーデザインカッター ステカ

知名度No.1!小型家庭用カッティングマシン。Illustratorからの直接カットOK!刃先のみの交換可能、小文字刃に対応
- STiKA(ステカ)は、イラストレーターなどのデザインソフトから直接カットできるのが魅力。
- シンプルで分かりやすい専用ソフトも付属。ただしMacの場合はAdobe Illustrator必須、機能に制限がある。
- プリント&カット機能もあるが、センサーではなく手動認識なので精度にかける。(Macではプリント&カット機能は使用不可)
- 刃の調整が無段階のねじ式なので微調整が可能。 ただし圧力の調整はできない。
- カット幅や用途に合わせて機種を3サイズから選べる。
- 使用する刃の種類を変えることによって細かいデザインのカットが可能。また刃のみを交換することが出来るのでサプライ品のコストが安い。
- 動作音が静か。
ブラザー スキャンカットDX

様々な素材に対応できるスキャンカットの進化版
- ScanNCut(スキャン カット)は、スキャナー内蔵でPCを使わずにカットできるのが特長。
- 手描きのイラストや図案集などをスキャナーで読み取ると、カットラインを自動生成してくれる。内蔵データの販売もあり、自分でデータを作らなくても楽しめる。
- オンライン上で使用できる専用ソフトがありそのソフトを使ってオリジナルデータを作成したり、イラストレーターなどのデザインソフトで作成したデータもインポートできる。
- オンライン上のソフトなのでWin/Macを問わない。作成したデータはUSBメモリやPCに保存して 本体で使用することができる。 ※PCに保存してカットできるのはCM300のみ。
- 使用する刃を変更することによって厚い紙や布など幅広い素材をカットすることができる。
グラフテック シルエットカメオ3

ステッカー作りにおすすめ!Windows・Mac対応のカッティングマシン
- silhouette CAMEO3(シルエットカメオ3)は、通常のカッティングはもちろんトンボマークをセンサーで読み取ってプリントしたものを正確にカットできる。(プリント&カット機能)
- 高機能ソフトが付属。トレース機能あり。わかりやすく直感的に使用できるので簡単。Win / Mac両方使用可能。 プラグインソフト「シルエットコネクト」を購入すると、Illustrator®またはCorelDRAW®で作成したデータを、そのままシルエットカメオでカットする事が可能。プリント&カットも対応。
ユーロポートオリジナルカッティングソフト「カッティングファクトリープロ」(windowsのみ)でもカットが可能。(プリント&カット機能は使用不可) - 295mm幅×3mまでのカットができ(動作保証範囲外)、カットサイズで比べると非常に低価格。
- 厚い紙などもカットでき、カット精度も高い。
- USBメモリにデータを保存すればPCに接続しなくてもカッティングできる。
出典:ユーロポート株式会社
シルエットカメオ3はステッカー・アイロンシート・厚紙カットまででき、カットサイズも今回の3機種では一番大きいものが出来るので用途も広い
カッティングマシンは単にステッカーを作るマシンだと思っていたのですが、出来るものは多彩にあります。オリジナルTシャツやポーチ・クッションカバー、ステッカーやデカールは看板・車・小物等のインテリアにも使え、さらにはペーパークラフトまで、アイデア次第でいろいろ作れます。中でもシルエットカメオ3はA4サイズ対応でMacに対応しており、トンボ読み取り機能、カッター刃も自動調整してくれ、2つの刃を同時に装着できるので様々な素材やカットの切り替えも楽にでき多彩な表現ができます
カッティングマシン で出来ることの例
カッティングマシンは海外の方がポピュラーなのか、SNSでは日本の投稿はあまりないように感じられましたが海外では多くの投稿を見つけられました
カッティングマシンはアパレルからステッカー、クラフトまでできることが思ったより多いです、特にアメリカなどではVinyl Decal Businessとかいう名前で在宅ビジネスの小商い起業ではわりとポピュラーなようですが、結局認知されないと商品は売れませんよね、これは日本でもそうでしょうが。ともあれ導入に3万円程かかるので趣味で使おうとしている人には少し敷居が高いかもしれませんが、作れるものが多いのでオリジナル商品が好きな人やデザインができる人、スモールビジネスにチャレンジしてみたい人には購入する価値は十分あるとおもいます。何よりモノづくりが好きな人には自分のデザインで色々作れるので相当楽しいアイテムです