ケン・ブロックが出演したジムカーナ7は、世界的に有名なラリードライバーであるケン・ブロックによって制作されたモータースポーツビデオシリーズの一つで、ケン・ブロックのスタイルとクリエイティビティを存分に堪能できる作品として、モータースポーツ界で永遠の名作となっています。
WRC世界ラリー選手権や世界ラリークロス選手権、グローバル・ラリークロス・チャンピオンシップなどで活躍する米国を代表するラリードライバー、ケン・ブロック(1967年米国生)の人気動画シリーズ『GYMKHANA』(ジムカーナ)のSEVEN:7を見ました。今回もぶっ飛んでます
マッドマックスのような世界観
ケン・ブロックによる"神業”ともいえる圧倒的なドライビングテクニックは言わずもがなですが、ロサンゼルスで撮影された動画は、乾いた空気感とノイズ気味にも見える映像のせいか、マッドマックスのような世界観。845馬力を発生する特製V8エンジンを搭載した1965年型フォード・マスタングはまさしく映画『マッドマックス』(1979)でマックス・ロカタンスキー(メル・ギブソン)が暴走族を追い詰め、壊滅、私刑にする為に乗っていた特殊追跡者=インターセプターを彷彿させます
『マッドマックス』(1979)は、オーストラリアの映画監督ジョージ・ミラーが手がけたポストアポカリプス映画。カルト的な人気を誇る映画の一つであり、特にポストアポカリプスやサバイバル系の映画ファンに支持されています。
近未来の荒廃したオーストラリアを舞台に、資源の枯渇や社会の崩壊が描かれています。主人公のマックス ロカタンスキーは警察官でありながら、復讐に燃える孤独な戦士として描かれ、ギャングに立ち向かうストーリーが展開されます。映画は壮大なアクションシーンやカーチェイスで知られ、当時の斬新な映像表現が注目を集めました。復讐や絶望、人間の本性に関する深いテーマが探求され、個人と社会の関係や力の暴走といった問題にも言及されています。
今回は、アメリカ・ロサンゼルスで警察全面協力のもと、街中や交差点を封鎖し撮影しています。ダウンタウンや高速道路、チャイナタウン、ハリウッドサインなど、見るからにザ・ロサンゼルスですが、人の気配があまりない為か、そこも近未来の荒廃した街が舞台のマッドマックス的です
レースでもなく単独走行なのにここまで惹きつける『GYMKHANA』(ジムカーナ)はまるで短い映画のようでもあります。ワイルドな走行とは裏腹に緻密なドライビングテクニックはミリ単位かもしれません、そのギャップも魅力の一つです。もちろん今回もドリフトは随所に出てきますので、R/C DRIFT CAR(ラジドリ)ファン必見です
ジムカーナとは、コース上で様々な障害物やコーンを避けながら、制限時間内に指定されたルートを走るモータースポーツ競技です。ケン・ブロックは、その独自のスタイルでジムカーナを展開し、驚異的なドリフトやトリックを披露しています。