以前からシルクスクリーン印刷で色々製作をする活動を趣味でしていましたが、
今回はアルファベットモチーフのオリジナルTシャツを使って、撮影とデザインをしました
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オリジナルTシャツを使ったイメージビジュアルづくりを始めた理由
趣味でオリジナルTシャツも製作しているのですが、製作回数が増えてくると自分で着るだけでは満足できなくなり、何故かイメージビジュアルも製作したくなってしまいました。
→販売してみることにします!
通常は
・オリジナルTシャツ製作→満足
・オリジナルTシャツ製作→販売
のどちらかで完結する事が多いのかなと思いますが、
私の場合
・普段着るTシャツを自分でデザインしたい
→自作してみよう(ものづくりが好き)
→シルクスクリーンがいいのかな(大学で少し経験した記憶)
→技術習得(図書館とネットで資料集めて独学)
→色々なデザインを作る(誰かにも着用して欲しい)
→作ったTシャツのイメージ写真を撮影したい
(自分だと絵にならない)
→誰に向けた表現?(自己満足)
という謎の欲求にかられてはじめました(笑)
イメージ撮影のモデル・ロケ地探し
イメージ撮影で最初に考えるのはイメージの内容です。ちなみにこの趣味のブランドはCANINITOKYO(キャニーニトーキョー)という名前でコンセプトはanimal・human・cynicalで愛犬家のブランドという設定で製作しています
事前にぼんやりとですが決めていたのは以下のイメージ
☆Tシャツ=カジュアルアイテムだけど
少し綺麗で上品な感じも欲しい
☆全てのビジュアルは基本女性モデルで
この事をベースにまずはモデル手配をどうしようかと悩みましたが、偶然知り合いの美容室でヘアスタイル撮影時に混ぜてもらい撮影させてもらえる事になりました。
その美容室は毎回5~6人のモデルを呼んで撮影しているらしく、撮影に何名か呼ぶ理由も色々なタイプのモデルを撮影する為だという事なので、着用撮影もにぴったりだと考えました。
さらにその美容室は東京の表参道にあり、近辺で外ロケすればよく雑誌等で見るのと同じような場所で撮影も出来るという、素敵な場所にありました!たまたまですが運がよかったです
ラッキーもありましたが良い感じでイメージビジュアル撮影の
モデル候補と撮影場所が決まりました
撮影時間とカメラの設定
モデルの手配と撮影場所はきまりましたので、実際の撮影に向かいました。これが結構シビアであくまで美容室のヘアスタイル撮影のおまけという立ち位置なので、ヘアスタイル撮影後の数十分しか私の撮影に使える時間はありませんでした。
撮影は朝8時スタートで時間差でモデルが来ます。
その日は薄曇りのおかげで光の具合がちょうど綺麗でカメラ超初心者(というか知人から借りたカメラで撮影3回目位。。。)の私でもそれなりによい写真が撮影できてほっとしました。
事前に考えていたイメージをアウトプットするほどの余裕はなく、なんとかバリエーションを抑えるのが精一杯でしたね
撮影時のカメラ
余談ですが撮影時に使用したカメラはnikonのD7100というモデルでレンズは50mmの単焦点でした。
このあと一眼レフが気に入ってしまいD800というカメラと同じ50mmの単焦点レンズを購入しました。一眼レフの撮影表現にはびっくりしました、初心者こそ良いカメラとレンズがおすすめですよ!
撮影した画像のセレクトと現像
撮影が終わったらLightroomでプレビュー写真をみながらセレクトしていきます。セレクトした画像はRawデータをPhotoshop CCで現像していきます
デザインの基本は整理と強弱
現像した写真を使って6ページ想定でデザインしていきます。
私は本業がグラフィックのデザイナーなのでここは一応本業(笑)ですね。私の中でデザインの基本はコンセプトに合わせたデザイントーン(全体の色味や書体と空間意識)を考えた上で要素の整理(揃える、空ける)と強弱をコントロールする作業だと考えています。
それに加え製作者の趣味趣向のバックボーンが自然に溢れて個性になるのかもしれません。とはいえ前提としてこれは趣味の製作物で、特に制約はないので気楽にデザインしてみました
イメージビジュアルまで作る事で作品が完成
完全に趣味のブランドで商業的なブランドのような活動をする事で楽しい以上に色々とわかったことがありました。
・ブランドを作るならリサーチから
・何よりコンセプトが一番大事
・他との違い(差別化)がないと認知もファンもつきにくい
・自分が良いと思ったものを信じてデザインを続ける
実は一番為になったと実感したのは、本業のデザインでクライアントの気持ちが少し理解出来るようになったことです。製品に必ずカタログが必要なのも納得です。製品はイメージビジュアルを含めて作品なのかもと私は思いました
ビジュアルはコミニュケーションツール?
私自身は言葉で人に説明するのが得意ではないので、ビジュアルという一目でイメージを共有できるツールが好きなのかも知れません。
イメージに対して見た人が全員同じ感想になるとは思いませんが、言葉でも意思がきちんと伝わるとは限りませんので多少は仕方ないかと思います。ただそれぞれで感じる印象が違うのもヴィジュアルの面白さである気もしますよね。言葉と違うのは一目で意思が伝わりやすい部分でしょうか。
という事は言葉はもちろん、ビジュアルもコミュニケーションツールであると言えるでしょう。わたしの場合、オリジナルTシャツ製作ではなくビジュアル製作活動の方がメインといえるかも知れません