Design
シルクスクリーンのデザインデータは1色・黒100%の真っ黒でつくります
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シルクスクリーンでTシャツを自作するにあたって、一番重要で難しいのがデザインです。デザインは印刷技術のように必ず上達するワケではない要素があるからです。趣味なら好きなデザインを素直に作れば良いだけなんですが、人って意外に素直にっつくるだけって難しいんですよね。そんなデザインですが。Tシャツのデザインはデータ制作の方法も少し特殊で、必ず黒1色でつくる必要があるんです

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シルクスクリーンの版は1色につき1枚必要なんです!

シルクスクリーンでTシャツに印刷するのに使う版。版はデザインを転写して製版という工程を進めることで使えるようになります。

この版は1色につき1枚(1種類)必要で、2色なら2枚、3色なら3枚必要になります。色数が増えれば増えるほど手間と労力に加えて、材料費も増えていきます。初心者がいきなり多色刷りから始めるのはなかなか大変です

2色刷りを試した記事です。単純に2倍という数字以上に面倒でした

最初は1色印刷のデザインからはじめよう

Tシャツは1色で素敵なデザインはたくさんあるので、初心者はまず1色1版で確実に技術をマスターできるようにしましょう。デザインを1色という縛りで考えるのもよい訓練になりますよ。印刷も最初はにじんだりカスレたりしますので1色1版で綺麗なプリントができるようになっていれば、多色刷りに調整する時にもやりやすくなります。

デザインは必ず黒で作るのがシルクスクリーン印刷の鉄則

シルクスクリーンのデザインは必ず黒で作ります。黒でも真っ黒であればあるほどこの後の露光作業がしやすくなります。プリントしたい部分を黒にすることを忘れずにデザインを考えましょう。

シルクスクリーンで作るTシャツのデザインを決める
例えばこの2種類は同じ版でプリントできます。インクをかえればつくれます

デザイン画はこうなります。黒い部分がプリントされます
右下にある図柄のデザイン画はこうなります。こちらも黒い部分がプリントされます

制作はイラストレーターかフォトショップがおすすめ

デザインの制作には可能ならプロのデザイナーも使っているアドビ社のイラストレーターかフォトショップがオススメ。残念ながら高価ですが、使いこなせば高度なデザインが可能になります。もちろんデザイン制作全般に最も使われているソフトなので安心です。そんなソフトは高すぎる!って人は黒いペンを使って自分で描けば、手書きをそのままデザイン原稿にもできますが、薄い黒色だと露光に失敗しますので、シルクスクリーンのデザイン原稿は真っ黒が基本だと覚えておいてください。

デザインデータはしっかり管理しておこう

制作したデザインの原画はキチンと保管しておきましょう。過去のアーカイブは何かの拍子で役になったりしますし、もちろん再版したいときにも必要になります。版は長持ちしますが、趣味での制作で作った版をすべてそのままで、のこしておくわけにはいかないし、
枠の方が高価なので、枠を使い回して、デザインだけを変えていくやり方の方がコストを抑えられます。

シルクスクリーンのデザインデータ制作では真っ黒で作るのがルールだということは分かって頂けたとおもいます。デザインデータはつくれても、デザイン自体(発想・アイデア)の方は難しい部分ですね、そこが楽しさでもあるのですが。。。個人的な経験からお話させていただくと、変に流行を意識したりするよりも本当に好きなものや欲しいものを最初に考えてみる方がオススメです。Tシャツは広告にも、意思表示にもなりますので、自分の好きな物を形にして作ることが、着ていて一番楽しく、また作りたいと思うモチベーションになったりしますよ!

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