D.I.Yでシルクスクリーンを制作するにあたって最大の問題は露光機でしょう、太陽の紫外線でもできますが光(紫外線)の強さが安定しないので、露光時間を読むのが難しく失敗が増えます。
オリジナルのシルクスクリーンを制作するには露光機を自作すると制作環境がよくなり作品づくりが格段にはかどります
露光機は最低限の材料で作れる
サイトで検索すると露光機は大掛かりなものか、すごく簡易的な2種類が多い印象でしたので、そこそこ本格的(大きな)作品にも対応できて、柔軟性がありつつ誰でもできそうな、簡単でお金のかからない露光機をつくりました。
見た目は悪いですが収納もしやすく、アルミ枠の1号(12 x 16cm)から6号(40 x 55cm)までは問題なく露光可能でした。
必要な材料
- 板(h200×w1000×t10mm)2枚、(h700×w1000×t2mm)1枚
※制作したい版の多きさに合わせてホームセンターでカット - ケミカルランプ×3
- ベースライト×3
- 電源コード&スイッチ
- 銀のシート
- クランプ
1.板
板の素材板はなんでも良いですがホームセンターでカットしてもらうのが一番簡単です
2.ケミカルランプ
東芝 捕虫器用蛍光ランプ(ケミカルランプ)は露光機に必須です。このランプで紫外線を感光乳剤に当て感光作業します 。直管スタータ形 20形 FL20SBLを使用
3.ベースライト
ベースライトは20Wで上記のケミカルランプがはまれば何でもよいです
4.電源コード&スイッチ
電源コードとスイッチはベースライトにプラスはプラス、マイナスはマイナスでつないでいき最後に電源を引けばOKです。ベースライトには通常それぞれを刺す穴があるので誰にでも出来るかと思います
5.銀のシート
銀のシートも台所、キャンプ用どれでも大丈夫です。光を拡散させるのに重宝しています。私の場合、感光の精度の為もありますが、ケミカルランプの本数が少なくでき、装備を軽量に出来るうえに、光のパワーがあがるので意外に重要なアイテムです。
6.クランプ
クランプは版を載せる板を自立させたり、版を密着させたりと感光作業には色々使えます
簡単な方法でも十分に露光できます
この露光機の最大のメリットはコンパクトにまとめて収納が出来るのに、版のサイズはかなり大きいものまで露光が出来る事だと思います。揃える材料も少なくどれも安いものばかりなので初心者にも入りやすいと思います
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2024年4月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。