Design
薄手モッズコート(M-51)をオリジナルで作る方法 — 初心者でも3ステップで完成【春〜秋の3シーズン対応】
スポンサーリンク

定番人気のアウターであるモッズコートは、定番ゆえにシルエットやディテールなど様々なタイプがあり、カジュアルからきれいめにも着られ、薄手なら春はもちろん、インナー次第で秋冬にも活躍します。ミリタリーを起源とするので機能的でタフな所も魅力的。そんな着こなしの幅も広いメンズモッズコートをオリジナルデザインで作ってみます

スポンサーリンク

1. モッズコートってどんなもの?

モッズコートは第二次大戦後の米軍フィールドパーカー M-51 を源流とするロングアウター。特徴はフィッシュテール(後ろ裾の二股)や大きめシルエット、防寒用のフードやライナーが入る設計です。今回扱うのは薄手タイプなので、インナー調整で秋〜春(3シーズン)使えます。

冬定番人気のミリタリーアウター:モッズコート

WHOUSTON M-51パーカ

Buzz Rickson BR12266 M-51

ROTHCO ロスコ M-51フィッシュテールパーカ

冬は中にライナーを着れば暖かさUP!

スポンサーリンク

2. 必要な材料と道具(買い物リスト)

  • モッズコート(ベース):例)United Athle Works モッズコート(T/Cウェザー)
  • カッティングマシン:Silhouette Cameo (または同等)
  • アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート) 白&黒(80μ推奨)
  • ヒートプレスまたはアイロン(プレス圧が均一なヒートプレスが推奨)
  • シリコンペーパー(または耐熱紙)
  • デザインソフト:Illustrator または Silhouette Studio
  • その他:はさみ、ピンセット(カス取り用)、定規

オリジナルデザインのモッズコートのつくりかた

モッズコートにオリジナルデザインを入れて、世界にひとつのモッズコートを作っていきます

長めのコートは色々隠れて便利です!身長が低くむっちりしていても(筆者です)、なんとか着こなせますよ🤗
スポンサーリンク

3.作り方

STEP 0:準備(下準備)

  1. 生地にシワがないか確認、必要ならプレプレス(5秒程度)で水分を飛ばす。
  2. デザインはIllustratorで作成後アウトライン化、**反転(ミラー)**してから書き出す(DXFなど、Silhouetteで読み込める形式)。

STEP 1:デザインを作る(所要 20〜60分)

  • ロゴや文字は読みやすさ優先。胸ロゴは幅 約8〜10cm、背面大きめデザインは約28〜30cm が目安。
  • フォント例:ITC Officina Serif(装飾的に見せたい場合)
  • レイヤー分け(色別)を忘れずに。白抜き/黒単色で切り分けると効率的。
デザインはITC Officina Serif Stdというフォントを使ってアレンジしていきました。イラストレーターで制作したデータをカッティングマシンで出力する為には、アウトライン化してDXF形式(AutoCADバージョンを [R13/LT95]、または [R14/LT98/LT97] )で書き出してからカメオについてくるWindows と Mac に対応した 専用デザインソフトウェアSilhouette Studio®で読み込みます

STEP 2:カッティングマシンで出力(所要 5〜20分)

  • 台紙に素材を貼ってカット → カス取り(余計な部分を取り除く)。
  • Silhouette Studioで読み込み → サイズ微調整 → 反転済み確認
  • 刃設定(参考):ブレード 1、速さ 3、厚み 6(素材80µ)。最初はテストカット必須。
Silhouette Studio®で読み込んだ後にサイズを微調整して出力。刃の設定はブレード1:速さ3:厚み6。素材(アイロンプリントシート[熱転写ラバーシート ])の厚さは80μです。今回使うデザイン以外のオブジェクトもたくさんデータにありますが、今後他で使う時のためと、アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)の空白はゴミになってしまうので無駄にならないように出力しています。
出力前にデザインを反転するのを忘れずに!
アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)を使うサイズに合わせてカットして、カッティングマシンの台紙に貼り付けます。カッティングマシンの台紙は再剥離糊が付いているのでそのまま密着できます
台紙をカッティングマシンにセット。まっすぐにセットしてあり、アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)表面が平らになっているか確認しましょう
出力されたら余計な部分をカス取りします
取り残しがないように注意しましょう

STEP 3:熱転写して完成(所要 1〜5分/箇所)

  • プレス後:冷めてからプラスチックフィルムを剥がす(冷却剥離)。
  • コートの裏表、位置を確認して仮置き。間にシリコンペーパーを挟む。
  • ポリエステル65% / 綿35%(T/Cウェザー) の場合:160℃ × 20秒 を目安にプレス。
  • 仕上げに軽く(2秒)追加プレスして定着を高める。
背中には黒色のボデイにあえて黒いデザインをのせてみます
間にシリコンペーパーなどを置いて、熱プレス(ポリエステル 65%、綿 35% ウェザークロス素材なので160度程度で20秒)
黒生地に黒色でデザインをいれましたが素材感の違いで良い具合に入りました
前の胸部分にも小さくデザインを入れます、ここは白色で入れることにしました
こちらも間にシリコンペーパーなどを置いて、熱プレス(160度程度で20秒)
前側には小さいデザイン。その分、白色ではっきりと見えるようにしています
アイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)の定着を上げるために仕上げに2秒ほどプレスします

4. デザインの配置・サイズの具体例

  • 胸ロゴ(左胸):幅 8〜10cm、高さ自動調整
  • 背中メイン:幅 26〜32cm(着用時のバランスを確認)
  • 袖ワンポイント:幅 6〜8cm
    ※黒生地に黒のラバーシートを使う「トーンオントーン」も素材差で見栄えが出ます(質感で表現)。

完成したGARRETTMOTORSオリジナルモッズコート

後ろ側のデザインが気に入っています
前にも小さいアクセントをいれています
モッズコートは初めてですが、ざっくり感や丈感もいいですね。型崩れが少ないT/Cウェザーで形状安定機能になっているそうです
薄手なので、インナー次第で秋〜春まで3シーズン着れそう。軽めに着れそうなのもいいです
フードもついていて、生地も撥水・防風加工されています。

5. よくある失敗と対策(トラブルシュート)

  • 転写が剥がれる:温度不足 or 圧力不足 → 温度を+5〜10℃、時間を+3〜5秒で再テスト。仕上げプレスを追加。
  • カットが浅い/切れない:刃の寿命、ブレード深さ不足 → ブレードを新しいものに交換、厚み設定を上げる。
  • デザインの位置ズレ:しっかり仮止め(ピンやテープ)を使う。プレス時にずれないように重しで固定。

6. 洗濯・メンテナンス(長持ちさせるコツ)

  • 裏返してネットに入れて洗濯(低温、弱モード)。漂白剤は禁止。
  • 乾燥機は避ける、もしくは低温。自然乾燥推奨。
  • アイロンで追加プレスする場合は生地を裏返して当て布を使用。

7. FAQ

Q1:薄手でも本当に秋〜春の3シーズン使えますか?
A:インナー次第で可能です。秋はスウェット、冬はインナーダウンや厚手のカーデを入れれば十分対応できます。

Q2:熱転写は洗濯で剥がれませんか?
A:正しい温度・圧力・時間で定着させれば問題ありません。洗濯は裏返して弱モード推奨です。

Q3:カッティングマシンがない場合は?
A:家庭用アイロンシートをハサミで切る方法やカッティングサービス(外注)を利用できますが、細かいデザインは難易度が上がります。

スポンサーリンク

Xでフォローしよう

おすすめの記事