
シルクスクリーンの枠には、アルミ枠と木枠があります。
アルミ枠はゆがみにくく、長持ちしやすいのが特徴です。何度も使いたい場合にぴったりです。
一方で、木枠には温かみがあり、手作り感を大事にしたい人に向いています。
どちらが正解ということはありません。作品づくりのスタンスに合わせて選びましょう。
シルクスクリーン印刷を始めるとき、一番最初に選ぶのが「枠」です。
この枠は、印刷の精度や枚数に合わせて選ぶことが大切です。プロ仕様から簡易なものまで、種類も価格もさまざま。最初の一歩として、自分に合った枠を見つけましょう。
※当記事には広告が含まれています。※記載している内容は2025年4月現在のものです。

Contents
シルクスクリーンの枠は作品へのスタンスで選びたい
素材 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
アルミ | 丈夫で正確、プロ向け | 本格的に印刷したい人 |
木 | 自作できる、風合いがある | 手作りを楽しみたい人 |
プラスチック | 安全で軽い、組立て可能 | 初心者や子ども向け |
シルクスクリーン用の枠は現在大きく分けて3つあります
- アルミ
- 木
- プラスチック
それぞれ特徴や目的が少しずつちがったりしますのでひとつずつ見ていきましょう
現時点での定番は「アルミ枠」
アルミ枠は耐久性が高く、印刷の精度にも優れています。プロの現場でも多く使われており、強度と扱いやすさのバランスが良いのが特徴です。
もし予算に余裕があるなら、厚み1.2mm〜1.5mm、幅30mm、高さ20mmのアルミパイプ製を選びましょう。印刷時に紗(しゃ)を強く張るため、強度がとても大事です。
迷ったらアルミ枠を選べば間違いありません。
↑アルミ枠を選んでおけば間違いないでしょう。必ず成功したい方へ
ホビーで使うなら「木枠」もあり
木枠はコストを抑えつつ、手作りの温かみを感じられるのが魅力です。
ホームセンターで買った木材でも作れますが、水分で曲がることがあります。精度が必要な場合には不向きです。
使用する木材の例:
- 硬木:欅(けやき)、桜、栓(せん)
- 手頃:ホワイトウッド、栂(つが)
水洗い後はしっかり乾燥させましょう。衛生面も考えて使うことが大切です。

キャンバス枠・100均アイテムも使える!
以下のようなものも、簡易的な枠として活用できます。
- キャンバス枠:絵画用の枠は意外と丈夫。キャンバスをはがせば使えます。
- コルクボードやフォトフレーム:100円ショップで手に入るお手軽枠。強度は弱いですが、初めてにはぴったりです。
安く始めたい人には100均アイテムはおすすめの方法です。
コルクボードや写真立てでも簡易版としては使用可能
100円ショップなどにも売っているコルクボードや写真立ても枠を使用できます。強度はないのであくまで簡易版として考えましょう、とにかく安く作りたい人向け
↑コルクボードやフォトフレームはサイズも豊富で値段も安いのお試しには丁度良いです。少しでも予算を抑えたい場合は100円ショップで探して見ましょう

進化系の「プラスチック枠」にも注目
最近では、扱いやすいプラスチック枠も登場しています。
最近では、扱いやすいプラスチック枠も登場しています。
パーツを組み立てて枠を作れる
使わないときは分解して収納可能
カラフルで楽しい見た目
ブロック感覚で使えるので、お子さんやイベントにも最適です。ただし、ベタ塗りや細かい柄はやや苦手なようです。
定番の「Tシャツくん」もプラ枠
長年愛されているTシャツくんの枠もプラスチックです。扱いやすさを考えて作られているので、初心者にも安心です。


まとめ:枠選びはレベルと目的に合わせて
枠のタイプ | 特徴 | 初心者へのおすすめ度 |
---|---|---|
アルミ枠 | 長く使える・高精度 | △ 本気でやりたい人向け |
木枠 | 自作できる・温かみがある | ○ 楽しみながら覚えたい人 |
プラスチック枠 | 軽くて安全・片付け簡単 | ◎ 初めてならコレから |
まずは安く・気軽に始めてみて、慣れてきたら次のステップへ。シルクスクリーンは失敗して覚えることも多いので、挫折せずに楽しんで続けることが大切です。
モノづくりの楽しさを忘れずに、自分のペースで枠を選んでくださいね!
シルクスクリーン印刷で一番最初に使う枠はそれぞれのレベル・予算に合わせてどれを選ぶか考えましょう。アルミはもちろん良いですが、硬くエッジもシャープなので取り扱いは少し注意が必要です(女性・お子さんは特に)、木は版を水であらう度に水分を吸収するので乾燥に時間がかかるのと衛生的に若干の心配もあります。いろいろ考えると初心者は100円ショップなどのコルクボード等で試してみるのが良いでしょう。低コストで失敗しても怖くないのと、使い捨てに出来ますので初めてのシルクスクリーンにはうってつけです。2回目以降や本格的にマスターしたい段階で次のステップに合わせて枠のチョイスを進めてみてはいかがでしょうか?シルクスクリーンは想像以上に失敗する工程が多いので挫折しないように、楽しい気持ちやモノづくりの作りたい初期衝動を失わなずに続けていける事を応援しています!
※画像は全てイメージです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
