ラジコンの基本セッティングを終えて、いざ実際に走らせてみると、
どうも安定しないって事ありますよね、
ふらふらしてまっすぐ走らない、コーナーリングで挙動がおかしい、などなど、、、
操作技術ではなく、マシン自体の理由で不安定になっている、と感じる状態のことです。
そんな中で
直進とコーナーリングの安定感は主にトー角の調整が関係している事もおおく、
トー角のセッティングで安定感のあるマシンになる事も多いです。
特に初心者は安定感のある走らせやすいマシンを目指すため
トー角の調整をしっかりと行いましょう
Contents
ラジコンカーでのトー角調整について、まずは詳しく解説
ラジコンカーでのトー角の調整は、
車輪の前輪が車体の中心線に対してどの程度角度を持つかを調整するプロセスです。
正確なトー角の設定は、ハンドリングとタイヤの摩耗に大きな影響を与えます。
以下に、トー角の調整方法の基本ステップと例を深掘りしていきます
準備と測定方法
ラジコンカーを水平な硬い場所に置き、車体が平行になるように設定します。
次に、トー角測定器を使用して前輪のトー角を測定します。
メーカーの仕様を確認
ラジコンカーの取扱説明書またはメーカーのウェブサイトで、正確なトー角の数値を確認します。
通常、メーカーの推奨するトー角の範囲を基準にしましょう
調整
測定したトー角を元に、調整していきましょう。
トー角は通常、タイロッドと呼ばれるロッド状の部品を調整して変更します。以下は調整方法の例です:
- トーアウト(+トー角)の場合:タイロッドを短く調整して、前輪が外側に向くようにします。
- トーイン(-トー角)の場合:タイロッドを長く調整して、前輪が内側に向くようにします。
最初のトー角はメーカーの推奨範囲内で調整しましょう。
均等に調整
前輪の両側に対して均等にトー角を調整します。
不均等なトー角はハンドリングに悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
再度測定
調整が完了したら、トー角測定器を使用してトー角を再度測定します。
必要に応じて微調整を行います。
テストラン
調整が終わったら、
テストランを行います。トー角の変更がハンドリングにどのように影響するかを確認し、
好みの走行ができるよう、調整します。
トー角の調整について
最初のうちは、メーカーの推奨数値に合わせることが重要で、
メーカーのウェブサイトやベテランドライバーの設定を参考にすることが信頼性の高い方法になります。自分の中でベースとなる数値を決めてから、それを元に、路面やコンディションに応じて調整していきましょう。
ラジコンのトー角には公式がある
初心者が目指したいのはまず『安定感のある走りができるマシン』がよいでしょう。反応がよくピーキーな車は上級者には相性がよいですが、初心者にはあまりに反応がよすぎてミスにつながる可能性があります。初心者の最初の目標はノーミスで走行やレースを終える事にしましょう。
走らせやすい=安定感のあるマシン
ということです
安定感のあるマシンにする為のセッティングはズバリトー角の調整にあります
トー角で走りは激変します。上から見て進行方向に対して『ハの字』になっていればトーイン、『逆ハの字』になっている場合はトーアウトと呼びます
おぼえておきたいのは下の公式
フロント | リア |
---|---|
トーイン(ハの字) 直進安定性が高まる一方でアンダーステア傾向 | トーイン(ハの字) アンダーステア傾向だが横滑りしにくくなる。 |
トーアウト(逆ハの字) ステアリング動作の初期反応が高まる一方、直進安定性が低下する傾向 | トーアウト(逆ハの字) 基本しない・走行安定性が低下 |
フロントはトーアウトが基本
フロントのトー角はタイロッドエンドで調整
フロントのトー角はステアリングタイロッドの長さを変えて行います。この時左右の長さは必ず同じ長さになるようにします。ターンバックル化されていない初心者向けのマシンはトー角調整はできないので注意が必要だ
↑専用工具ターンバックルレンチは使いやすいです
リアはトーインが基本
リアのトー角はサスマウント で調整
サスマウントの交換でリアトー角を変更できます、
トー角を細かく調整&セッティングしたいなら、初心者でもミドルクラス以上のマシンの方が、いろいろ楽しめるかもしれません