Design
ブランドデザイン4つのプロセス③コンセプト・他との違い(差別化)を見つけて特化する気持ち、一点突破が鍵
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photo Jacob Bøtter Conceptualization

ブランドデザインのリサーチ、プランの検証を進めると、方向性が見えてくると思います。それをブランドデザインのコンセプトとして固めていきましょう。リサーチで現状と自社(自分)について理解を深め自分のブランドのらしさを探り、やりたいこと・できること・他と違うところのリンクする部分を見つけたら、差別化できそうなモノは見えてきますが、それでも複数の可能性を考えてしまうと思います。この複数の可能性もできる限り絞り込んで行く必要があります。プランの時に話した差別化を見つけたら一点突破、それ以外は捨てましょうという考えが必要になります。今までは大まかに見えていた事を言語化して誰にでも伝わるようにしなければうまくいきません。その言語化もワンセンテンス(一文)にまとめて一言で伝わるまでにします。これがブランドデザインのブランドデザインコンセプトです。このコンセプトがどのくらいクリアになるかで後々のブランドらしさの基準軸が簡単になります。コンセプトがしっかりしているとそのブランドがどういうものかを客観的に理解できますし、なにを足してなにを捨てるかの判断もできるようになります。

ブランドのコンセプト例(ファッション編)

CHANEL(シャネル)
 女性の服の解放

HERMES(エルメス)
エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを卸すのはお客様ご自身です

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
旅を楽しみ、人生を楽しむモノづくり

GUCCI(グッチ)
最上の伝統を最上の品質で、しかも過去のよいものを現代に反映させる商品作り

COACH(コーチ)
手の届くラグジュアリー

SHIPS(シップス)
トラディショナルな要素を今日的な形で表現した“STYLISH STANDARD” 

ZARA(ザラ)
欲しいを形にする

UNIQLO(ユニクロ)
人々の生活をより豊かに、より快適にする究極の普段着

Snidel(スナイデル)
”ストリートフォーマル” 美しいシルエットと上質な生地で大人の遊び心を追求した常に新しいリアルクローズを提案。

TOMMY HILFIGER (トミーヒルフィガー)
CLASSIC AMERICAN COOL

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出典元:ブランドのはじめかた(日経BPマーケティング)

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