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タミヤのラジコンは何故タッピングネジが多い?六角ネジに交換する理由は主に、メンテナンス性の向上
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タミヤのラジコン(低価格・ローエンド)モデルの多くはタッピングネジという種類のネジが多く使われています。このタッピングネジ、気軽に使えて外れにくいという特徴があるのですが。頻繁に開け締めするには向いていない構造らしく、特に樹脂のシャーシだと開け締めを繰り返すと徐々に緩んできます。メンテナンスを頻繁にするにはネジの開け締めはを頻繁に行いますので、このタッピングネジを六角ネジに変更していきます。

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タッピングねじを何故六角ねじに交換するのか?

タミヤのグラスホッパーやTT-02など(低価格・ローエンドマシン)に使われているタッピングねじは、扱いが簡単でねじが緩みにくいという特徴があります。

ラジコンはマシンをメンテナンスする時にネジを外すことで細かい部分の清掃や調整が可能になります。
つまりラジコンはメンテナンスで頻繁にねじのとり外しと取り付けをおこないますが
この時タッピングねじだと少し問題があります
それは

タッピングねじはネジを外したり付けるのには向いていなんです

これはタッピングねじの形状上、どうしてもどんどん樹脂が削られ緩んでいくからなんです、しかもねじを締めるのにかなり押し込む力をかける必要があります(押す7:回す3の力配分と言われています)

左)六角ねじ、右)タッピングねじ。タッピングねじはネジ穴を作りながら締めていくようになっています。

六角ねじに交換するとメンテナンスがすごくしやすくなります

例えばメンテナンスで砂や汚れを取り除く時には、外せる部分は外して清掃→グリスアップという工程が理想なのですが、この時ねじを外さないと手が届かない部分もあり、タッピングねじだとねじを取り外し&取り付けする度、徐々に緩んできたりして、少し躊躇してしまいます


六角ねじにしておけば、ねじの外し&付けもやりやすく、ねじが緩む事も少なくなるので、
気の済むまで分解して清掃ができます(笑)

あけ締めにもタッピングネジのように押し込む力が必要ないので、作業効率が爆上がりしますよ!

動画のグラスホッパーは工具でタップはたてず、タッピングねじで最初に組んだねじの穴を使って、六角ねじに変更しています。ようはねじを六角ねじに替えただけです!この場合はタップをたてませんでしたが、変更した六角ネジは全てきっちりと締まりました。

ねじはマシンの説明書に、使っている種類とサイズ(太さ・長さ)がのっています

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六角ねじに交換するには、まずタップを立てる必要があります

タッピングネジを六角ねじに交換するにはタップという工具を使ってネジ穴の溝を作ります。

タミヤで多い3mmのネジには3mmのタップを使います

ねじ穴に工具をに垂直に立て、回します。溝をつくる深さは、個人的にはねじの長さ分の方がよい感じです。

例えば、3×10のねじには10mmの深さです。

タップを立てる作業について

タップを立てる作業については、色々と意見があり

・深さはネジの長さより長い方が良い
・深さはネジの長さより短い方が良い
・そもそも3mmのねじには、2.6mmのドリルビットで穴を開けてきつめに締め込む方が良い

などです
この辺は個人の感覚や好みもあるのでなんとも言えませんので、色々な意見を自分で精査する必要があります。

私のは3mmのタップを使ってネジの長さと同じ深さでタップを立てています


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まとめ

タミヤのラジコン(低価格・ローエンド)モデルに多いタッピングねじは、扱いやすく緩みにくいので初心者やメンテナンスであまりねじを緩めることまではやらないユーザーにはよい種類ですが、

メンテナンスや調整を頻繁にやりたい場合には少し向いていないので、六角ねじに交換しておくのがおすすめです!

メンテナンス性の向上はもちろんですが、見た目も早くなったような気がします(笑)

↑グラスホッパー2の紹介
↑グラスホッパー2組み立て動画
↑グラスホッパー2ノーマルサスペンションの構造
↑グラスホッパー2初走行画像
↑グラスホッパー2ノーマルでのトー角調整

↑グラスホッパー2草原で走行!
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