2WD(RWD)ドリフトになくてはならないのがジャイロ。
2WD(RWD)ドリフトの最重要アイテムであるジャイロの設定 最初の一歩をみていきましょう
Contents
2WD(RWD)ドリフトのジャイロ設定
最初の一歩
ジャイロには種類がいくつかあり、機種によって値段も違います。
値段差はおおよそはダイレクトに機能差にあらわれることが多いので、
もし予算が許すならば最新で高性能のジャイロにした方が長い目で見て、結局長く使える事が多いです。
高性能なものは細かい設定や調整もでき、いろいろなシーンでも使えて便利です。
ジャイロの設定でつまづく事があります
2WD(RWD)ドリフトになくてはならないのがジャイロと言いましたが、ジャイロは敏感なセンサーで作動するので、正しく搭載しないと思うように動かないので正しく設定や調整をしましょう。
設定はボリュームとスイッチを動かすだけなので簡単にできます。ジャイロは最初に搭載する場所と角度、動かしながら設定と調整をするという流れです。
今回はジャイロで初歩の初歩を解説します。
搭載位置と角度は適切か
ジャイロは何はともあれ搭載位置と角度が大切です。水平・垂直が維持できて動かないように、しっかり固定されている事。この2点は最初に確認しておきましょう
設定はアシストモードに
ジャイロは最初ノーマルモードになっている事が多いのでまずはアシストモードにします。
アシストモードとはドリフトの補助をしてくれるモードの事でDP-302V4などはディップススイッチ(上下スイッチ)にASSIST/NORと書いてあるのでそれをASSIST側にします。
ジャイロの動作確認
電源が入った状態で車体を振ってみてください。振った状態と逆にステアリング(タイヤ)が動けば、ジャイロ補正の動作は正常に効いてます。
2WD(RWD)ラジコンドリフトカーにおけるジャイロ設定は、車体の安定性や操作性を大きく左右します。以下に、効果的なジャイロ設定の手順とポイントを詳しく解説します。
ジャイロの基本設定
ゲイン(GAIN)の調整
ゲインは、ジャイロが車体の挙動を検知してステアリングサーボにカウンターステアリングを指示する際の動作量を決定します。一般的には、スピンを防ぎつつ安定したコーナリングを実現するために、ゲイン値は60程度から開始し、車体やサーボの特性に合わせて微調整します。
クイック(QUICK)の設定
クイック設定は、ジャイロのカウンターステアリング動作に対するステアリング操作の反映度合いを調整します。数値を上げるとステアリングの反応が敏感になり、ピーキーな挙動になる可能性があります。通常は0から始め、操作性を確認しながら5~8の範囲で調整すると良いでしょう。
スピードフォワード(SPD-FW)とスピードリターン(SPD-RT)
これらの設定は、ジャイロからサーボへの信号速度を調整し、カウンターステアリングの動作速度を制御します。車体の反応が速すぎて安定しない場合、これらの値を調整することで、サーボの動きと車体の挙動を同期させ、安定したコーナリングを実現できます。SPD-FWは0から8、SPD-RTは0から5の範囲で設定し、最大でも20程度に留めることが推奨されます。
サーボ設定の重要性
ジャイロ設定に先立ち、サーボの設定を最適化することが重要です。サーボのエンドポイントやスピード、ダンパー設定を適切に行うことで、ジャイロの効果を最大限に引き出すことができます。特に、サーボのエンドポイント調整は、ステアリングの切れ角や応答性に直接影響を与えるため、各メーカーの取扱説明書に従い正確に設定しましょう。
実際の設定手順
- サーボの初期設定: サーボのエンドポイントやニュートラル位置を正確に設定します。ステアリングトリムを100%に設定し、サブトリムで左右のエンドポイントを調整します。これにより、ステアリングの切れ角が均等になり、直進性が向上します。
- ジャイロの初期化: ジャイロを搭載した状態で、車体を水平な場所に置き、電源を入れてジャイロの初期化を行います。これにより、ジャイロが正確な中立位置を認識し、適切な補正動作
- ゲインの調整: 前述の通り、ゲイン値を60程度から開始し、試走を行いながらスピンしにくく、かつ操作しやすい値に微調整します。
- クイック、スピードフォワード、スピードリターンの設定: 車体の挙動や自身の操作感に合わせて、これらの値を調整します。一度に複数の設定を変更せず、1項目ずつ変更し、その効果を確認しながら進めることが重要です。
注意点とおすすめの設定
- ハンチングの防止: ジャイロのゲインを高く設定すると、サーボが過剰に反応し、ハンチング(細かな振動)が発生することがあります。この場合、サーボのダンパー設定を強めたり、車体のガタをなくすことで対処できます。それでも解決しない場合は、ゲイン値を適切に下げることを検討してください。
- 定期的なメンテナンス: クラッシュや長時間の走行後は、サーボやジャイロの設定がズレている可能性があります。定期的に設定値や車体の状態を確認し、必要に応じて再調整を行いましょう。
以上の手順とポイントを踏まえ、2WDドリフトカーのジャイロ設定を最適化することで、より安定したドリフト走行を楽しむことができます。
ジャイロは最初の搭載をしっかりして設定・調整を理解すれば2WD(RWD)ドリフトをより早く確実にできるようになるでしょう。ジャイロ未経験の場合最初は戸惑いますが慣れると楽しくて仕方なくなりますよ!
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2024年5月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
架空のカスタムショップ:ギャレットモータースオリジナルのデカール(ステッカー)サイズ:90 X 110mm。ヴィンテージカーボディーやツールなどに、さりげなく使えるものが欲しくてデザインした渋めのデカールです。