RCドリフトのドリフトらしいすべる動きが感じられるのが定常円旋回。ドリフト界隈ではよく聞くワードです。
簡単に言うと車体が円を描くようにスライドしている状態です。基本技と言われますがやってみると初心者には割と難しくて苦戦する人も多いかもしれません。しかし定常円旋回がうまく出来るようになると、サーキットはもちろんドリフト走行が楽しめるようになるので覚えるべきべき必修テクニックです
ラジコンドリフトの基本技術である「定常円旋回」をマスターすることは、車両コントロールの向上に大変有効です。以下に、定常円旋回の練習方法、ステップ、注意点を詳しく解説します。
定常円旋回とは
定常円旋回とは、ラジコンカーを一定の円軌道で連続的にドリフトさせる技術です。この技術を習得することで、スロットル操作やステアリング操作の精度が向上し、より高度なドリフト技術への基礎となります。
練習の準備
- 適切な練習場所の選定: 広くて平坦な場所を選びましょう。自宅の台所など、狭いスペースでも練習可能です。
- 目標物の設置: パイロンや空き缶などを置き、旋回の中心点とします。目標物を設定することで、視覚的な基準ができ、練習効果が高まります。
練習ステップ
- スロットル操作の習得: スロットルを一定に保つことが重要です。定常円は、一定のステアリングとスロットルで回ることは難しいため、状況に応じて調整が必要です。
- ステアリング操作の習得: ステアリング操作は、車両の挙動に応じて微調整が必要です。特に、ドリフトが戻りそうなときや大回りになりそうなときには、ステアリングで修正します。
- 円の大きさの調整: スロットルとステアリングの組み合わせで、円の直径や場所を自由自在に変えられるように練習します。
注意点
- 練習場所の確保: 近隣に適切な場所がない場合、自宅の台所など狭いスペースでも練習可能です。
- 車両のセッティング: 四駆にフロントワンウェイ、リアはデフロック、ダンパーのバネはフロントがソフト、リアがミディアムなど、セッティングを工夫してみましょう。
ドリフトの超基本“定常円旋回”をマスターしよう
走行の基本、直進、カーブ、オーバルなどの走行(グリップで)が出来るようになったら、いよいよドリフト走行の練習に入りましょう。ドリフトの基本は“定常円旋回”です。
基本と言っても初心者にはなかなか難しくすぐには出来ないでしょう。さらにこの“定常円旋回”をキープできるようになるには結構ハードルが高いです。
この“定常円旋回”キープができればドリフト走行はほぼ出来るので、すぐに出来なくても諦めずに通常の走行とも併用しながらでも確実にマスターしておきたい技術です。
ステアリングとスロットルの関係性が鍵
最初はグリップ走行から徐々にスロットルを開けていきます、これでテールがスライドする感覚をつかみます。テールスライドが出来たら、ハンドルを少し切りながらスロットルを開ける滑り出したらマシンの角度をみながら逆ハンドルを切ると同時にスロットルを下げると理論上ドリフトができます。ゆっくりからはじめましょう
いよいよ定常円旋回を極める
定常円旋回の感覚が掴めてきたら、テープなどの目標に向かって定常円旋回が出来るようにしましょう。これは走りたい円の大きさに合わせて定常円旋回をキープする練習です。
走行する円を大きくしたり、小さくしたりしてあらゆる大きさの円で出来るようにします、反対周もできるようになれば、その時は自分の思い通りのラインでドリフトが出来るようになっているかも?
参考動画
定常円旋回の練習を通じて、スロットルとステアリングの操作感覚を養い、車両の挙動を的確にコントロールできるようになります。継続的な練習が上達の鍵です。
さらに詳しい解説や実演を見たい方は、以下の動画をご覧ください。
定常円旋回はドリフトの基本にして最初の難関かもしれませんが頑張って練習しましょう。余談ですが ドリフトの語源は、英語の「drift」。もともとの意味は、「漂うこと」「流されること」これらが語源になっているといわれています。実車のスピード勝負のレースではドリフトは効率が悪いのであまり使われないが稀にドリフトの名手は現れます。例えばF1ドライバーでいえば、「サイドウェイ・ロニー」の異名をとった、激しいテールスライドでファンを魅了したロニー・ピーターソンです。
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2025年1月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。