
ラジコンカーのオプションパーツ紹介でよく目にする、ハイトルクサーボセイバー。
このハイトルクサーボセイバー、サーボというステアリングを動かす部分のモーターに過度の負荷がかかったり、ぶつかった時の衝撃を緩和化するためのパーツです。
サーボはカーブや直線性能に深く関係しているので、保護する意味でも重要かつ定番・初期に導入を考えたいオプションパーツのひとつと言えるでしょう。
そんなハイトルクサーボセイバーの効果と実際に取り付けてみた感触もレビューして行きます。

Contents
地味ながら効果大・最初に取り付けたいオプションパーツ
サーボセイバーはフロントタイヤがヒットした際などに。スプリング(バネ)が外側に開くことで。衝撃を外に逃がしサーボを守る仕組みになっています
タミヤのエントリーモデルなどはステアリングにガタが多いので、ハイトルクサーボセイバーにアップグレードする事で、ガタの削減も期待できます

パーツとしては、センターがずれやすい構造・消耗品だと覚えておこう
衝撃を吸収してくれているのはスプリングなのですが、経年劣化で開口部が広がって吸収率が弱まる傾向なのと、スプリングでパーツを挟んでいるので、衝撃の度合いによってはサーボホーンのセンターがズレてしまう事もあります。定期的なチェックをするようにしましょう。

サーボに設定以上の負荷がかかった場合、内蔵されたスプリングが衝撃を緩和します。ステアリングのセンター (ニュートラルの状態)の保持性能をアップする用途としてもオススメ
・タミヤ純正なので安心して使えますが、耐久性がイマイチです。Cリングのバネがクラッシュで変形しやすいです。
・これを付けるとステアリングの動きが良くなります
・とりあえずこれを変えましょう。ステアリング操作がしっかりします。
Amazon タミヤ R/C SPARE PARTS SP-1000 ハイトルクサーボセイバー (ブラック)のレビュー
実際に取り付けてみた印象
ステアリング操作に緩みが減ったと言うのでしょうか、
主観ですがキビキビとした挙動になった感想です。
テストしたマシンがグラスホッパー2なので、もともとが割と緩めのステアリングだったからかもしれませんが、明らかに操作感には違いを感じました。
これで実売500円程度ならば入れる事をオススメできるオプションパーツです!


ハイトルクサーボセイバーは必要ないという意見
最近のツーリングカー(特にハイエンド系)はサーボセイバーが付いていない、ダイレクトホーン車が多いみたいです。
これには以下の2つが、大きな理由なのではないでしょうか
・ダイレクトホーンの進化により樹脂製ホーンでも力が適度に逃げる
・フルメタルギヤサーボを使う事でダイレクトアルミホーン使用でも壊れない耐久性がある
フルメタルギヤサーボは低価格帯も多くなっています
内部のギヤがメタルで衝撃や負荷に強く、デジタルなのでレスポンスも早いのが特徴
デジタルのフルメタルギヤサーボは、ダイレクトホーンを取り付けるならチェックしておきたいアイテム

本来はしっかりとした評価がある製品だと安心です。こちらは台湾のメーカーで、世界的シェアも大きく、高品質な製品を作っていると評判なので、信頼性は高そうです

とにかく安く、フルメタルデジタルギヤサーボを試したいならこちらでもアリです。
万が一の予備にもなります。
サーボを購入する時はサイズも確認しましょう、簡単につかない場合もあります!
まとめ
サーボの保護やステアリングのガタを軽減してくれるハイトルクサーボセイバー
衝撃緩和にスプリングを使用しているので、スプリングが劣化したら交換する消耗品です。
定期的にマシンに電流を通し、サーボホーンの動作とガタつき等のチェックをするのがオススメ
そして、劣化していたら早めに交換しましょう。
効果は絶大で導入したいパーツですが、
もし、サーボをフルメタルデジタルギヤサーボにするなら、
耐久性や構造の面から見て、著者的にはサーボセイバーは必要ないと判断しています。