プランにはまず、やりたいことへの思いが重要
ブランドデザインのプロセス、リサーチの次はプランです。プランとはプランニング(企画)の事です。リサーチ(市場・自分[社]・らしさの分析)でわかった事を整理した上で次の方向性を決めて行きます。その際やりたいこと&できることを含めつつ差別化は進めます。やりたいことは、それにかける思いがどのくらいあるか、やりたい思いをどのくらい反映できるか、最後までやりたいと思い続けられるか、やりたいことには当たり前ですが、気持ちはやはり重要だと思いますし、気持ちとモチベーションはお互いに強く関わりがあり、それが積極性や熱い思い、諦めない気持ちに繋がっていくでしょう
思いが決まれば、できることを見極めていく
当然ですがやりたいからと言ってできないことを目指しても意味がありません。リサーチで出てきた自社の内容からできることとやりたいことのリンクする部分を見極めます。できることとやりたいことを整理していくと良い部分に気づくでしょう。この際に外部の視点を意識する事も忘れないでください。
ここまで整理されたら次に差別化のポイントを考えましょう。ブランドデザインで何よりも大切なのは差別化です。できることとやりたいことだけでは弱く、できることとやりたいことに加えて差別化のポイントが必要です。他との違い、他より優れている、うわまっているポイントを明確にしておきましょう。ブランドデザインには良いところと違うところの2種類が必要と言えます。これを俗にポジショニングと言います
ポジショニングを定める
できることとやりたいことがリンクする部分に加えて他と違う部分を見つけたらそれが市場での新しいポジショニングとなります。できることとやりたいこと
はたくさんあるでしょうがなんでも盛り込んでしまうと特徴がぼやけてしまいます。ましてや他のモノマネでは意味がありません。差別化の見極めで他がやっていないことを見つけなけば意味がありません
差別化を見つけたら一点突破、それ以外は捨てましょう
繰り返しになりますが、ブランドデザインは差別化・フォーカス視点をもちながららしさのギリギリを攻める事を常に意識して進めましょう
出典元:ブランドのはじめかた(日経BPマーケティング)