ラジコンを知らない人でも操縦するプロポは何となくわかる人も多いのではないでしょうか。プロポはラジコンを遠隔操作する機器です。最近のプロポは進化が著しくハイテク装備も満載になっていますが、初心者にとってわかりずらい機器のひとつがプロポです。
この記事では、プロポとそれを構成する各種アイテムについてご紹介します!
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プロポはプロポーショナルシステムというシステム全体を指す言葉
プロポは手に持つ送信機のことを呼ぶと思っている人が多いと思いますが、プロポとはプロポーショナルシステムの事で、電波を受ける受信機、ステアリングを直接動かすサーボ、スピードをコントロールするESC、送信機全てを含めてプロポ(比例制御装置)といいます。
送信機を手に持って、電波を利用してドライバーの意思をマシンに伝えてステアリングやアクセルを動かす事でラジコンは成立していますが、それらの連動した動きのシステム全体を略してプロポ(プロポーショナルシステム)と呼びます
マシンの全てをコントロールするのが送信機
手に持った送信機でドライバーの操作を電気信号に変えて、マシンに搭載された受信機へと送り、その信号通り動かす事でラジコンは成立しています。
操作全てをコントロールしている、といっても過言ではない送信機は
スティックとホイールタイプの2種類がありグレードも(フラッグシップ・ミドル・ハイエンド)とあり、基本的にハイエンドになるにつれて機能や精度がアップします。エントリーでも十分な機能はあるので、予算に合わせて選びましょう
ホイールタイプが現在の主流
スティックタイプも根強い人気
今回は私も所有している双葉の製品をメインに紹介しますが、他にもサンワやKOプロポなどのメーカーもあります
注意したいのは
通常は送信機のみ、もしくは送信機+受信機で販売していますので
サーボやスピードコントローラーは別途購入が必要の場合が多いです
逆にいうとサーボやスピードコントローラーは他メーカー製品でも使えるので全てを同じメーカーにする必要はなく、送信機だけハイエンド・他は廉価版。全てエントリーなど組み合わせは、予算や目的に合わせて選べます。
受信機とサーボもハイエンドには違いがある?
受信機はグレードによって通信方式も違っていて、見た目も美しいアンテナ内臓タイプもあます。値段によって性能に差はありますが、初心者ではあまり実感できないかも?
↑アンテナ内蔵の方が見た目がスッキリして良いですが、アンテナが露出している方が性能は上です。ハイレベルな人たちはアンテナ露出タイプをえらぶとか!?
サーボはマシンの手足のような存在でスピード重視、トルク重視など用途に合わせて選べます
↑今サーボはPCに繋いで設定できたりと大変便利になっています。これ上の性能に腕がおいつくのでしょうか(笑)
通信システムのテレメーターがすごい
テレメトリーは送信機の操作やモーターの回転数・電圧・温度などのデータを送信機に記録できるので、データを解析してセッティングしたりできる優れものです。このあたりはラジコンの新しい楽しみ方の分野ですね
相互通信方式の送信機&受信機であれば、だいたいテレメトリーを搭載しています
↑Futabaカー用ハイエンドモデル。プログラミングされたトラクションコントロールやABS、加えてタッチカラー式インターフェイスといった。テクノロジーの進化を十分に味わえます。もちろんテレメトリー搭載です
スピードコントローラー(ESC)選びはモーターパワーに合わせて選びたい
送信機→受信機の信号を受けて、バッテリーからモーターへの電力を信号通りにコントロールするのがスピードコントローラーの役目。名前通りスピードをコントロールします。
スピードコントローラー(ESC)には現在ラジコン業界の主流である
ブラシレスモーター用とタミヤなどの入門機などについているブラシモーター用の2種類があります
入門用に多いブラシモーター用
動力機構がシンプルなブラシモーター、値段も安く扱い易いのでエントリーモデルにはよくついています。ブラシモーターにはブラシモーター用のスピードコントローラーが必要です
↑ブラシモーター用のスピードコントローラー。ブラシモーターは安く扱いやすいが、寿命が早めなデメリットもあります
↑ブラシレスモーター用のスピードコントローラー。スピードコントローラーはどのメーカーの送信機でもだいたい使えます。私は廉価版的な安いメーカーのスピードコントローラーを使っています。ただしドリフトカーの場合はヨコモのドリフトスペックのものを使っています。理由はドリフトスペックという名前に惹かれてです(笑)
ラジコンに興味がないと縁のないプロポ、実はほとんどの人が想像しているプロポは送信機の事をさすんですよね。そもそも、正式名称がプロポーショナルシステム=比例制御装置って、少々堅苦しすぎますね。私でいうと、RCカーはホイール式のエントリークラス、ドローンはスティック式でマルチプロトコルのものを使っています。どんどんハイテクになっていくプロポ買い替えの度に何かしら進化しているのも凄いんですよね