
プロペラを交換すると飛行特性が変わります。プロペラ(Blade)は羽根の枚数や、メーカーによる形状の違いや重量などもさまざま。一般的には枚数が多いプロペラの方が操縦しやすいですが、羽根の幅の違いでも変わって来ます。今回はTinyWhoop65サイズを例にプロペラの仕組みと特性について考えてみましょう
Contents
プロペラには時計回りと反時計回りがあります
現在のドローンは主に固定ピッチプロペラが使用されています。固定ピッチプロペラはプロペラ翼が固定されているプロペラで、構造が簡単で効率がよく信頼性が高いスクリュープロペラ。固定ピッチプロペラという名前の通りピッチは変えられません。65mmのマイクロドローン(Tinywhoop)でいうと直径31mm・軸径1mm(ブラシレスモーター)が基本。ということはマイクロドローンでは羽数と硬さを変えるのがプロペラの交換でメインになります。付け加えておくとドローンは反転トルクを打ち消すため、交互に回転方向の異なるプロペラを配置します。これに必要なのが反時計回りと時計回りの2種類を交互に配置しています。その仕組み上、ヨー(Yaw)軸周りというその場に留まりながら旋回する動作だけ制御力は小さくなりますね


初心者は3枚羽がバランスがよくてオススメ
プロペラの効率性から見ると、枚数が少ない方が高効率です。羽の枚数が少ない方が軽く、小面積、高レスポンスです。TinyWhoopではサイズが固定なので羽数と硬さで選ぶことになります。自身の機体構成と飛行スタイルに合わせて選びましょう
3枚羽は一番ベーシックで万能




3枚羽のプロペラは多くの種類が発売されており、推力も十分に出ます。軽く、低抵抗でスピードも出て、レスポンスも良好なので万能ですね
4枚羽は全てにおいて高出力だが燃費は落ちる


4枚羽はパワーやスピードが出したい人にオススメ。浮きや座りも良いですが飛行時間が短くなるのがデメリットですね。4枚羽の中でも羽根が細いタイプは軽量低抵抗でレスポンスも良く個人的に気に入っています。
2枚羽は飛行時間とレスポンスが向上

↑軸径が0.8mm(ブラシモーター用?)しかみつかりませんでした、あまり主流ではなく3枚羽を改造して2枚羽にした方が良いかも。。。ですね
2枚羽は飛行時間とスロットルレスポンスが良くなりますがグリップは弱くなりコーナリングが弱まりす。
マイクロドローンのパーツは安くカスタムが気軽で楽しいのも特徴
マイクロドローン(タイニーフープ )はパーツも多くカスタムの楽しさもあります。ただ日本ではまだあまりパーツがないので、輸入の方が種類も価格も豊富です。中でもaliexpressは送料無料も多くあり魅力的なサイトです

プロペラは値段も安いので、いろいろ試して好みの飛ばし方を探っても楽しいですが、ある程度のスキルがないと飛びの違いが実感できないかもしれません、まずはしっかり飛行練習してからでも良いですが、羽の数による特性は知っておくと後で役に立ちますよ
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2020年10月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
