
R/C CAR(ラジコンカー)を楽しむには、安全かつスムーズな走行を確保するために、適切な準備とセッティングが欠かせません。
この記事では、R/Cカーを走らせる前に行うべきセッティングと確認のルーティンを提案します。
これにより、走行中のトラブルや事故を予防し、楽しい体験を得ることができます。

Contents
まずはこのチェックをやってください
- ステアリングの切れ角(EPA/D/R)を確認する。
- ESC(スピードコントローラー)と受信機がしっかり固定されているか。
- ESCの初期設定(ニュートラル/ハイポイント)が正しいか。
- サーボのニュートラルが出ているか(サーボホーンは電源ON後に取り付ける)。
- 配線は束ねて余裕を残し、路面に接触しないようになっているか。
ESC(スピードコントローラー)と受信機はしっかり固定する
ワンポイント:防水ESCを使っている場合でも、配線の引き回しで水や泥が入り込まないようにする。
やること:ESCと受信機は耐熱性のある両面テープ(R/C用またはブチルゴムタイプ)でしっかり固定する。
理由:走行中の振動で位置がずれると配線が引っ張られたり、接触不良の原因になる。ESCは発熱するので、耐熱性のある固定材を使う。

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ESCのセットアップ(初期設定)
注意:ESCやプロポの種類によって手順が違うため、取扱説明書に従うことが最重要。
やること:送信機(プロポ)のスロットルニュートラル・ハイポイントをESCに認識させる(多くは自動認識)。
手順の簡易版:
バッテリーを外す。
プロポをニュートラル(スロットルセンター)に合わせる。
ESCのセットアップ手順に従って認識させる(メーカーの説明書の手順を必ず確認)。
理由:ニュートラルがずれていると、停止時でもモーターに微小な信号が入り続け‘動く’ことがある。
サーボのニュートラル出しは必ず先に
取り付け時のコツ:サーボホーンはサーボの出力軸に対して垂直になるように付ける(目視で真っ直ぐに)。
やること:サーボを何も付けていない状態で電源を入れ、サーボをニュートラル(中立)に合わせてからサーボホーンを取り付ける。プロポのトリムはすべてセンターに。
理由:サーボホーンを先に取り付けてから電源を入れると、機械的なセンター位置がサーボの電子的センターとズレてしまい、左右の舵角バランスが狂う。

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配線はスッキリ、余裕を持って束ねる
- やること:配線はナイロン結束バンド(結束バンド)でまとめる。ただし、きつく締めすぎない(ワイヤーに余裕を持たせる)。
- 理由:余ったワイヤーが路面に触れると断線・引っかかりの原因になる。走行中の振動でコネクタが緩むこともあるため、コネクタ周りは特に点検。
- おすすめ:100mm程度の結束バンドを使い、適度なループを作る。

ステアリングの切れ角設定(EPA/D/R)
- やること:まずデュアルレート(D/R)を100%にして、プロポのステアリング最大時に車両の切れ角が最大になるようEPAで微調整する。
- 理由:左右非対称や切れすぎでの巻き込みは、リンケージの取り付け方やサーボの中立が原因になりやすい。
- 実走での調整法:初期は切れ角を100%で走り、コースや運転感覚に応じて少しずつEPAを下げる。
ラジドリ(ドリフト)向け — ジャイロの確認
チェック方法:低速でスライドさせ、ジャイロ作動時にサーボが正しくカウンターかかるか確認。
やること:ジャイロが付いているなら、カウンターステア方向にサーボが動くかを確認。感度(ゲイン)は慣れてから調整。
理由:ジャイロが逆向きに設定されていると、逆に暴れる原因になる。必ず正方向で動くか確認する。

出典元:ラジドリスタートBOOK(えい出版)
即効チェックリスト
- ESC & 受信機:固定OK / 耐熱テープ使用
- ESCセット:ニュートラル認識済み / ハイポイント確認
- サーボ:ニュートラルでホーン取付 / トリム=0
- 配線:束ね済み・余裕あり・路面接触なし
- ステアリング:D/R=100% → EPAで最大確認
- ジャイロ(ドリフト用):動作方向とゲインの初期確認
RCCAR DRONE 好きのグラフィックデザイナーギャレットが始めた架空のレーシングチーム:garrettmotors(ギャレットモータース)のオリジナルアイテムを販売するお店です

※ギークはアーリーアダプターの意味で、特定のニッチな部分については専門家というぐらいの興味・ライフスタイルを持っています。知識は生き字引と言われるぐらいに凄いものの、もったいぶるために喋りはじめると冗長。皮肉の書かれたTシャツを着ています。関心があるのはゲームや映画、収集、ガジェットやテクノロジー、コンピューター、コードを書くこと、ハッキング、テクノ音楽、シルクスクリーンなど。手にしているのは面白げなガジェットと、Mac。
就く仕事はウェブデザインや開発、グラフィックデザイナー、ゲームデザイナーや開発者、アントレプレナー、CDショップの店員、バーテンダーなど。

架空のカスタムショップ:ギャレットモータースオリジナルのデカール(ステッカー)サイズ:90 X 110mm。ヴィンテージカーボディーやツールなどに、さりげなく使えるものが欲しくてデザインした渋めのデカールです。カットラインは入ってないので、ご自身でカットして使用してください。透明テトロン製で表面が透明でつるっとした材質です。水と湿気に強い特性があり電化製品の付着用シールとしてよく使われる素材。UVオフセット印刷方式のため、色合いは少し弱くなります。裏に白インクは入れてないので、やや透け感があります。ステッカーは一部での価格です
※画像は使用イメージです。ステッカー以外の商品は含まれていません。
FAQ(よくある質問)
Q1. マシンが動かない/電源入れても反応しない場合は?
A1. まずバッテリーの接続、プロポのバインド状態、受信機の電源、ESCのブザー(起動音)を確認。次にESCと受信機の配線・コネクタの抜けをチェック。記事末の「詳細チェックリスト」リンク(関連ページ)も参照。
Q2. サーボのニュートラルが合わない時は?
A2. サーボ単体で電源を入れてニュートラルを出し、ホーンは電源ON後に垂直に取り付け直す。トリム・サブトリムは全て0にしておく。
Q3. ジャイロ感度が高すぎて不安定なときは?
A3. ゲインを少し下げて様子を見る。まずは低めのゲインで走行し、徐々に上げていく方が安全。

































