
Tシャツを自作しようと思ったとき、最初に思い浮かぶのが「Tシャツくん」。
シルクスクリーンに必要な道具が一式揃っていて、初心者が“まず数枚つくってみる”には最適です。
ただし、
「これから継続して作りたい」
「販売用レベルのクオリティを求めたい」
という人は、最初から アルミ枠で版を作る のが断然おすすめ。
Tシャツくんはシルクスクリーン印刷を最初に体験するのに優れています
しかし、版の耐久性が弱いので、本格的にTシャツづくりをするならアルミ枠で版をつくりましょう!
※Tシャツくんの版はプラスチック製です
Contents
■ なぜアルミ枠が良いのか?
◎ 強度・寿命・精度が圧倒的に上
Tシャツくんの枠はプラスチック製。
軽くて扱いやすい反面、
- メッシュの張りが弱くテンションが落ちやすい
- 歪みやすい
- 版の寿命が短め
というデメリットがあります。
一方の アルミ枠はプロの現場でも標準装備。
著者が最終的に全部アルミ枠へ乗り換えた理由もここです。
◎ アルミ枠のメリット
- メッシュに強いテンションをかけられる
- 歪みにくい=刷りにムラが出にくい
- 洗浄しても影響を受けない
- 長期保管でも劣化しにくい
- 版の精度が高く細かい図案にも対応
結局 コスパ最強 なのはアルミ枠。
■ 代用品も使えるが、長期使用には向かない
実際に試した素材のメリット・デメリットをまとめ直しました👇
| 素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| コルクボード(100均) | 安価/試し刷り向き | メッシュの張りが弱い/長持ちしない |
| 木材を組む | 加工しやすい | 木が歪むと印刷ムラ/硬い木材は高価 |
| キャンバス木枠 | 流用が簡単/扱いやすい | 水洗いで歪みやすい/耐久性弱め |
| プラフレーム(Tシャツくん) | 手軽/セットで楽 | 耐久性が低い/本格制作には不向き |
もちろん 悪いというわけではなく、用途次第では便利。
でも、本格的に続けたいなら最終的にはアルミ枠に落ち着くはず。
■ Tシャツくんは“まず作ってみたい”人には最高
- 印刷精度も悪くない
- セット内容が神
- 露光機まで付属
- すぐ作り始められる
ただし、価格はそこそこ高い。
「作業工程を楽しむより、とにかくTシャツを作るのが目的」なら、
版だけ業者に頼む方法 がもっと楽で安いこともあります。
Tシャツプリントづくりがすぐに楽しめるフルキット
- これ1台で製版からプリントまで出来るスグレもの!
- ラクラク簡単にオリジナルTシャツプリントが出来ます。
- 出来上がりがとてもキレイ!
- フルセットなので使いやすさ抜群!
最初にまず作ってみたいならTシャツくんは重宝しそう、シルクスクリーンの原理も学べます。
Tシャツくんの製品、思ったより高価ですね(汗)
■ 自作するなら:版は業者に頼むのも賢い選択
「シルクスクリーンの印刷は自分で楽しみたい」
でも
「製版はプロにしてほしい」
そんな人には以下の方法が最強です。
👉 片桐写真型のアルミ枠製版
版のクオリティが高く、失敗がないのでおすすめ。
■ 技術を学びたい人は、アルミ枠+自作工程を一度経験すべき
- 紗張り(メッシュ張り)
- 感光乳剤
- 露光
- 洗い出し
この全工程を一度きちんと理解すると、
仕上がりの精度も、デザイン自由度も圧倒的に上がります。
そして実は、
一番安く量産できるのは「アルミ枠で自作」
という事実に到達します。
著者は
シルクスクリーン印刷を色々な方法で制作してみましたが
結局一番コストがかからないのもこの方法だと実感しています
■ アクリル絵の具でインクの代用はできる?
▶ 結論:アクリル絵の具なら代用可能(メディウム必須)
水性で布にも定着しやすいので、
シルクスクリーンインクの代わりに使うことができます。
ただし——
そのままだと“乾くのが早すぎて版が詰まる”ので、
👉 シルクスクリーンメディウムを必ず混ぜる
(ターナーU-35が代表的)
- 乾燥を遅らせる
- 目詰まりを防ぐ
- 版に優しい
- 発色が安定する
※油絵具・水彩絵具は基本的にNG。

■ まとめ:本気でやるならアルミ枠。まず体験ならTシャツくん
- Tシャツくん → 手軽・初心者向け
- アルミ枠 → 強度・精度・コスパ最強、プロと同じ環境
Tシャツづくりを長く楽しみたいなら、
最初から アルミ枠での制作を視野に入れるのが後悔しない選択。
版を自分で作るも良し、
業者に製版してもらって印刷だけ楽しむも良し。
どちらにしても、
シルクスクリーンは“知れば知るほど楽しい沼” です。
自宅でできるシルクスクリーンの自作方法:完全ガイド

シルクスクリーンの自作は、自宅で手軽にオリジナルのTシャツやバッグなどを作成できる楽しさが詰まった作業です。
適切な道具と手順を守れば、初心者でもプロフェッショナルな仕上がりが可能です。また、100均アイテムを活用することで、コストを抑えながらもクオリティの高い作品を作り上げることができます。
シルクスクリーン自作の理由
シルクスクリーンは、版を使ってインクを押し出し、図案を布や紙に転写する印刷技術です。この技術は、Tシャツやバッグなどのカスタムグッズを制作する際に広く用いられています。特に自作の魅力は、自分だけのデザインを簡単に再現できることです。また、版を一度作れば何度も使えるため、量産に向いており、コストダウン効果もあります。
日本国内でも人気が高く、100均やホームセンターで手に入るアイテムを使って手軽に始められるDIYの一環として親しまれています。例えば、「Tシャツくん」などのキットを使うことで、シルクスクリーンの自作がさらに簡単になります。
実例:シルクスクリーン自作の手順
1. 準備するもの
まずは基本的な道具を揃えます。以下のアイテムは全て100均や手芸店で手に入ります。
- メッシュ生地(スクリーン):60~80メッシュの生地が最適です。
- ウッドフレーム:刺しゅう枠やコルクボードなどを代用できます。
- インク:専用のシルクスクリーンインク、またはシルクスクリーンメディウムを混ぜた絵の具【10】。
- カッティングシート:デザインを転写するために必要です。
- スクイージー:インクを均等に伸ばすためのヘラです。
2. デザイン作成と製版
デザインを作成する方法は、露光法、ブロッキング法、カッティング法などがあります。露光法では、紫外線を使ってデザインをメッシュに写し取りますが、家庭で行う場合にはカッティングシートを使うカッティング法がシンプルでおすすめです。デザインはパソコンや手描きで作成し、カッターでシートを切り抜きます。
3. 印刷の手順
- スクリーンをセット:デザインを切り抜いたカッティングシートをスクリーンに貼り付けます。
- インクを準備:デザインに対応する色のインクを準備します。初心者には扱いやすい水性顔料インクが最適です。
- インクを乗せて印刷:スクリーンをアイテムにセットし、スクイージーでインクを押し出します。均等に力を加えて、インクがしっかりと布に転写されるように注意します。
- 乾燥と定着:インクが乾燥したら、アイロンで定着させます。これにより、耐久性が向上します。
4. 注意点と改善策
自宅で行う際には、作業スペースをしっかり確保し、インクが周囲に飛び散らないように注意することが重要です。また、デザインの細かい部分は潰れやすいので、最初はシンプルなデザインから始めるのが良いでしょう。
結論
シルクスクリーン自作は、少しの手間で大きな満足感を得られるDIYプロジェクトです。初期投資はあるものの、版を繰り返し使えるため、長期的には非常に経済的です。また、Tシャツやトートバッグをはじめ、様々なアイテムに応用できるため、自分だけのオリジナルグッズを簡単に作成できます。シンプルな道具で楽しむことができ、100均を利用すれば初心者でも気軽にチャレンジ可能です。






























