オリジナルのTシャツを自分で作る方法は
シルクスクリーン、熱転写、インクジェット、刺繍等があります。
私が色々な方法を実際に試して、導入金額がなるべくかからずに、自作で商品レベルの品質がプリントできるオススメの方法は
シルクスクリーンとカッティングマシン使用の2種類です。
この2種類は、実際に商品制作にも使われている方法なので、
ホビーからスモールビジネスはもちろん、アイデア次第で様々なアイテムの制作が可能になるのも魅力です
Contents
シルクスクリーン
制作枚数が多い・同じデザインを使って何度か作る場合はシルクスクリーン
1つのデザインで多くの枚数を作る予定の場合は、シルクスクリーンがベストです。
最初に版を作る必要がありますが、版は再利用可能で何度も使えます、
量産もしやすいので、店頭に流通している多くのTシャツはこの方法で作られています
自作のシルクスクリーンは製版と印刷に練習が必要
シルクスクリーンは家庭でも制作できますが、
製版と印刷に技術が必要なので練習が必要になります。
露光という作業や印刷にも設備が必要なのと
何よりインクを使用するのでインクの汚れや、後片付けなどに少し困る事があります。
大量生産もできますが、個人で大量印刷するにはスペースの問題等も出てきます。
私の経験では5~20枚くらいまでの制作を定期的に印刷するならば個人制作でもシルクスクリーン向が良いでしょう。(例えば同じデザインで定期的に何枚か同じTシャツを作る等にはぴったりです。※色は刷るインクを変えればよいので自由に変えれます)
色の種類もインクを混ぜてつくれるので無限にあります
必要な機材は自作も可能
シルクスクリーンの機材は専門部品を買わなくとも自作でもできます(消耗品は購入が必要)
カッティングマシン(熱転写)
1枚からの制作やシンプルなデザインを色々作りたいなら、カッティングマシン熱転写プリント
カッティングマシンは版を作る必要がなく、小ロットのプリントや1枚1枚違うデザインが可能。
シルクスクリーンプリントでは少し加工が難しい撥水性のブルゾン、中綿入りブルゾン、裏地付きのブルゾンでも簡単にプリントできます。
シートなので色ムラもなく、シャープで発色の良い仕上がりが特徴。
ドライ素材のスポーツアイテムやナイロン、ポリエステル等のブルゾンにも可能。
デメリットは色が限定されるのと、シートをカットできないような細かいデザインや文字、線などの加工は不得意です。
カッティングマシンの使用で表現の可能性は広がる
ここでは一番ベーシックで導入コストも低い、ホビー向けのカッティングマシンと
熱転写ラバーシートでの方法に絞ります。
カッティングマシンを導入すればパソコンでデザインしたデータや手書きも自由自在にカットしてくれます。
カッティングマシンは入門用(3万円程)でもかなり本格的に使えます。
カッティングマシンはTシャツだけでなくステッカーやペーパークラフトが商品と同じレベルで出来るのでD.I.Y好きなら使い道は多くあると思います
カッティングマシン(カッティングプロッター)は、
自分で作成した文字やデザインのデータを自動でカットする機械です。
看板やウィンドウディスプレイ等サイン関係にはカッティング用ステッカーシート、Tシャツやキャップ等アパレル関係にはアイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)、紙や生地を切れるタイプもあります。
1台あれば様々なものを作ることができてホビーやビジネスにも使えます
カッティングマシンのオススメはsilhouette CAMEO
私のおすすめのカッティングマシンはsilhouette CAMEO(シルエットカメオ)です。
通常のカッティングはもちろん、トンボマークをセンサーで読み取ってプリントしたものを正確にカットができます。高機能ソフトでデザインやトレースが可能。
わかりやすく直感的に使用できるので簡単。Win / Mac両方使用可能。
295mm幅×3mまでのカットができる(動作保証範囲外)のにも関わらず低価格が魅力の製品
カッティングマシンはラバーシート、アイロンさえあれば良いシンプルさも◎
熱転写ラバーシートでの自作Tシャツ制作はカッティングマシン 、ラバーシート、アイロンがあればとりあえず出来るところも魅力です。
まとめ
シルクスクリーンは歴史も古く主なアパレルメーカーがメインで採用しているだけあって
表現性が高く、量産にも向いておりTシャツプリントでは一番ベーシックな方法です。
カッティングマシンでの熱転写はシンプルなデザインや、1枚限定のカスタマイズなどに向いています。
Tシャツの制作方法は他にもデジタル転写・インクジェット等がありますが、これらは導入コストが高く
専門機材も多いので個人制作にはあまり向いていないかな?と思います。
個人規模のTシャツづくりに関して言えば
シルクスクリーンとカッティングマシンで大体の事はでき、導入コストも低いのでこの2つがオススメです。
この2種類でホビー用途はもちろんスモールビジネス、ブランド立ち上げまで幅広く対応できます