Design
シルクスクリーンでTシャツを作る前にコンセプトを考える・デザインとリサーチ、オリジナリティ
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Tシャツは自分の個性・好みを表現するのにピッタリな方法(媒体)です。

ベーシックな無地のTシャツでもほんの少し手を加えて仕上げることで、一味違うものにできます。

袖を切る、裾を切る・絞る、色を染める、etc.

そのカスタマイズの方法にも自分のスタイルが出ます。

例えばですが、
NYを嫌いな人がI LOVE NYと書いてあるTシャツはおそらく着ないでしょうし、
犬嫌いの人がワンちゃんのTシャツはあまり着ないでしょう。

Tシャツを選ぶ時、意識してない人でも自分の趣向や好みのものを選ぶ事が多いのではないでしょうか
そう考えるとTシャツは自己表現やある意味メディアとしての側面もあるでしょう

またはスニーカーのようにコレクターアイテムとしての一面もあります

そんなTシャツをシルクスクリーンで自作する時、Tシャツのデザインを考えるのは
コンセプトや自己表現を意識して作ってみるのも面白いですよ!

photo Insomnia Cured Here James Dean in "Rebel Without A Cause"
Tシャツと言えば永遠のアイコン ジェームスディーン、シンプルなスタイルは
今見てもカッコイイです
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Tシャツは流行を超越したベーシックアイテム

1970年代の初めに雑誌ELLEは『Tシャツは決して流行遅れになることのないベーシックな服になるであろう。なぜなら、すでにそれは流行を超越している』と書きました。

そのとおり、現在でも年代や性別も超え世界中で愛されているアイテムがTシャツです。

あるときはサイジジングで遊んだり、セレブリティやミュージシャン着用と同じタイプを探したり、好きなメーカーやキャラクターを集めたりと、洋服に興味がなくてもTシャツは好きという人は多数存在するのではないでしょうか?

【フロントプリント】「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」名台詞デザイン[クロコダイン] Tシャツ
【フロントプリント】「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」名台詞デザイン[クロコダイン] Tシャツ
好きなアニメのキャラクターのTシャツを集めたり着る人も多いのでは?

The North Face ABIS_APPAREL メンズ
シンプルなロゴTシャツでも好きなブランドやメッセージなど好みが分かれます

[ヘインズ] ビーフィー Tシャツ BEEFY-T 1枚組 綿100% 肉厚生地 ヘビーウェイトT H5180
無地のTシャツ好きも多いです。無地の場合はサイジングやでティールにこだわる事がおおいようです。


シルクスクリーン印刷の普及でTシャツはメッセージを発しはじめた

1960年代にシルクスクリーン印刷が普及し始めると、

Tシャツはメッセージを発信するアイテムとなりました、

ヒッピーは『Love&peace』、パンクスは『FUCK』、他にもざまざまな形でTシャツは歩く広告塔、歩くメディアになっていきました。

キャンバスに絵をかく画家のように、それぞれの自由な表現をアウトプットできるアートとも言えます。着ている人の趣味や趣向もわかるコミュニュケーションツールとしての機能もあります。

現在ではシルクスクリーンを気軽に出来る環境になり、よりパーソナルな存在になっていると言えるでしょう

No War Stop War Ukraine Support ウクライナ語 Tシャツ
No War Stop War Ukraine Support ウクライナ語 Tシャツ
戦争反対メッセージのTシャツ。
↑シルクスクリーンとアートの関係
↑オリジナルTシャツを作るなら無地のTシャツで自分の好みの型を知りましょう

シルクスクリーンでのTシャツ作りはコンセプトを考えてから

自分だけの作品であっても、

何かにそっくりな模倣をしたり、流行を意識するのはあまりオススメしません、

自分はこれが好き、こういうデザインが欲しいというモノにフォーカスして作るのが良いです。

そもそも売れそうとか、流行っているとかはメジャーな会社などが、ほとんど製品化している事が多いと思います。
※もしコレは!というアイデアが閃いたら製品化するのはもちろん良いと思います!

自分の好きな世界観とか、好きなデザインを追求して作ってみるのが一番面白く楽しいです。

それが遊びであっても、
Tシャツで自分のブランドを作ってみたいと考えているとしても、
『自分の中の世界観を大事にする』のは全てに共通すると思います

参考文献:Tシャツ・ブック ノルベール・ルレ

↑何かを作る時はコンセプトから考えると、より世界観が広がります
↑ブランドづくりは差別化が最初の一歩!?
↑ブランドを作りたいなら、一点集中の差別化とコンセプトが大切です

Simeon Farrar(シメオン・ファラー)のスタイル

Simeon Farrar(シメオン・ファラー)は1950年代アメリカの抽象アートに影響を受けたアーティストで

Tシャツのグラフィックを表現方法にしており、全てロンドンのアトリエでシメオン・ファラー自身がプリントや染め加工しているそうです。

プリントされたインクが乾く前に洗いをかけるという手法によって、独特の色落ちやにじみを表現したTシャツは一枚一枚表情が違います。

こういう作家もおられるんですね、すごく楽しそうです。

こういうスタンスでモノづくりを出来ればという理想のひとつだと思います。

↑シルクスクリーンの歴史
↑シルクスクリーン印刷は一流ブランドにも使われている技法です
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まとめ

シルクスクリーンでオリジナルTシャツを作るなら

最初にTシャツに入れるデザインを考える事になります

その時に、まずコンセプトから考えてみることをお勧めします

何か作品を作る時には

コンセプトを考えて作ると、周りに伝えやすくもなります。

周りになんか伝える必要はないよ?と思うかもしれませんが

Tシャツは外(他者)とのコミュニケーションツールでもあるので
自分が来ているTシャツのデザインに、見た人の一定数は
何らかの好みや・主義・主張を感じ取ることもあります

自分でオリジナルTシャツを作りたいって思う
クリエイティビティのある人なら、
おそらく何らかのメッセージや表現があるのではないでしょうか

もちろん何も考えず自由に感じたことをデザインするのも楽しいです
その場合はもっと根底から湧き出たメッセージという場合もありますが(笑

せっかくTシャツを自作するなら
Tシャツに入れるデザインについても少しだけ
考えを巡らせてからデザインすることをお勧めします!

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