シルクスクリーンに興味を持ちいろいろ調べていくと、あれもこれも必要な気がして困る人も多いのではないでしょうか?ここではTシャツプリントのシルクスクリーンを最小限の道具ではじめてみたい人に向けて、必要なアイテムを紹介していきます
シルクスクリーンで最低限必要な道具について
自分でシルクスクリーンの手刷りをやってみたい人に向けて、最小限必要なアイテムがこちらです!
シルクスクリーン手刷りに必須な5アイテム(Tシャツ本体は除いてます)
1.シルクスクリーン版
2.スキージ
3.インク
4.インクヘラ
5.プラ板
あれば便利なもの
・ぞうきん、タオル・キッチンペーパーなど
・スプレーのり
・アイロン
・ドライヤー
1.シルクスクリーンの版をどうするかが最大の難関
Tシャツプリントのシルクスクリーンで一番重要なモノは何と言ってもシルクスクリーンの版です。版をつくることを製版といいます。製版には大きく分けて自作と業者に頼む2種類があります。すでに作りたいTシャツのデザインがキマっている(細かいデザイン)なら業者に頼んでプリントだけ手刷りするのがおすすめです。この製版が一番の壁で、初心者がいきなり自分で製版するには露光という工程が必要でその機材も必要になってくるので、今回は業者に頼むか自作でも簡単な方法で紹介します
業者に頼む場合(細かいデザイン)
初心者がいきなり細かいデザインをやりたい場合は業者に頼む方がよいでしょう、ネットなので検索すればシルクスクリーンの製版をしてくれる業者がたくさんあります。出来るだけ安く業者に頼む方法に関する記事も書いているので参考にしてみてください。
自作の場合
自作の場合は、メッシュと枠が必要になります。メッシュと枠にも種類が多くありますが。一番お手軽なのは下記です。初心者でも失敗なく版が作れる、やさしく優れたシルクスクリーン材料。高価な用具を必要とせず、短時間で版が作れます。
2.スキージ
スキージは版を刷る道具です。絵でいう筆のようなものです。大きく分けて樹脂製とウレタン製があり、ウレタンの方が使いやすいし版にも優しいですが、値段が樹脂の10倍近くしたりします。わたしの経験では大量に刷ったりしないなら、樹脂でも問題はなかったです
↑お手頃なウレタンスキージもあります、スキージには硬さがあります。あまり柔らかいのは使いづらいと思いますが、他はどれも普通に使えます
3.インク
インクはたくさんの種類があるのですが、初心者が使いやすいのはダイカラーだと思います。理由はさらっとしているので刷りやすいと感じたのと、比較的手に入りやすいからです。全部試した訳ではないですが、他のシルクスクリーン用インクは粘度が高いのかドロッとしていて少し刷りづらい感覚なのと、あっても少し手にはいりづらいかも?
↑l布・紙兼用、水溶性タイプの扱い易いスクリーン絵の具。淡色の天然布地(白地・綿100%など)用で、印刷・乾燥後に熱処理をすれば洗濯しても色落ちしません。混色が自由にでき、布・紙以外に木などにも印刷できます。
4.インクヘラ
インクヘラなんて必要?と思うでしょうが、これが結構重要でしてスプーンとかだとインクが扱いずらいです。オススメは料理用品のシリコン製ヘラ。すごく使いやすい上にインク汚れも簡単に落ちます。
↑100均にも売ってます。スプーンはインク残りを器に戻しにくいし、インクのキレも悪いので使わない方がいいと思います。
5.プラ板
Tシャツにプリントする時に必要。Tシャツは柔らかくシワもできやすいので、ある程度の硬さがありシワも伸ばせるものを下敷きにする必要があります。下が平らで少し硬くないとプリント時に、インクのズレやシミの原因にもなります
↑本当の下敷きも使えます。あとは100均でも薄いまな板とかプラ板とか安くて使えそうなものはありますよ。印刷のサイズより大きいものを選びましょう、平らである程度の硬さがあれば何でも大丈夫です
いかがでしたか?シルクスクリーン印刷でTシャツプリントをする為の最低限必要なアイテムを考えてみました。オリジナルのTシャツは割と少ない道具でもできますね。
記事にも書きましたがTシャツプリントの要は版づくりなんですこの版をどうするかでまた変わってくると思います。
シルクスクリーンがはじめての方や、まずやってみたい人向けには今回の材料で体験してみるのもよいでしょう。
その後、本格的にシルクスクリーンをやりたいか、Tシャツ制作自体に興味があるか、もしくはブランドづくりをやりたくなったり!?するかもしれません、そうすると版は業者に頼むのか本格手に自作がいいのか等も見えてくると思いますよ!
あれば便利なもの
の解説もしておきます!
・ぞうきん、タオル・キッチンペーパーなど
版を洗ったり、水を拭き取ったりに必要。キッチンペーパーは特に使用頻度も使い勝手も◎
・スプレーのり
100均のもので十分です。綺麗なプリントが出来るように、プリント前にTシャツのシワを伸ばします。
・アイロン
完成後インクの定着に使います。家にあればそれを使えば良いでしょう
・ドライヤー
版やインクの乾燥など色々使います。こちらもすでに家にあるもので良いでしょう
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2020年9月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。