
はじめに|RCカーを始める前に知っておきたいこと
RCカーを買ったけど「動かない!」という声、意外と多いです。
実はラジコンは「車体を買うだけ」では走りません。
動かすための機材が最低6つ必要なんです。
この記事では、初心者でも失敗せずにRCカーを走らせられるよう、
必要なアイテムとそれぞれの役割、費用の目安をわかりやすくまとめました。
これを読めば、あなたのRCカーが確実に“走る状態”になります。
必要な6つの機材とは?
| 種類 | 役割 | 価格目安 |
|---|---|---|
| ① マシン(シャーシ) | 車体のベース | 8,000円〜 |
| ② 送信機(プロポ) | 操作を伝えるコントローラー | 6,000円〜 |
| ③ 受信機 | 信号を受け取る装置 | 3,000円〜 |
| ④ サーボ | タイヤを曲げるモーター | 2,000円〜 |
| ⑤ ESC(スピードコントローラー) | スピードを制御 | 3,000円〜 |
| ⑥ バッテリー&充電器 | 電源と充電装置 | 3,000円〜 |
それでは詳しく説明していきます!
① マシン(シャーシ)|RCカーのベースになる車体
RCカーの中心となるパーツが「シャーシ(車体)」。
初心者はタミヤのTT-02シリーズのような組み立て済み・入門用シャーシが安心です。
おすすめ:
- タミヤ TT-02(四輪駆動・扱いやすい)
- 京商 MINI-Z(小型で室内でも楽しめる)
価格は8,000〜15,000円ほど。
まずは「自分の遊び方(ドリフト・グリップ・屋内など)」に合うモデルを選びましょう。

画像は1989年に登場したミドルクラスの後輪駆動バギー、アスチュートの名を受け継いだ電動ラジオコントロールカーの組み立てキットタミヤ 1/10 電動RCカーシリーズ No.697 1/10RC アスチュート 2022 TD2シャーシ
低価格でホビーラジコンを楽しむならグラスホッパー!
↑最初の一台ならラジコン界のレジェンドでありバギーマシンの金字塔グラスホッパーもオススメです。(7,000円付近で買える事が多いです)安い・頑丈・遅い(笑)と初心者〜子供まで全員が楽しめるマシン。オプションパーツで速いマシンにしたり、見た目をカスタムしてヴィンテージ感を出したりと楽しみ方が幅広い一台です。
↑個人的に今一番おすすめがCC-02、クローラーとまでは言えませんが、どこでも走れて楽しめるし、走行動画の撮影もすごく楽しめます!早く走らせて競走するのがラジコン!といったラジコンカーの概念を覆しますよ。
すぐ走行したいなら全部セットになった製品もあります!
箱から出してすぐに遊ぶことができる、完成したマシン・送信機・バッテリーがセットになったものもあります。
これらはRTRと呼ばれ、RTRはレデイ・トゥ・ランの略です。
メーカーによって呼び名が違い、タミヤはXB、京商はReadysetと名付けています。
走行に必要なものがセットになっているので
マシン以外に機材を、個々に揃えなくて良い、
専門の組み立てスタッフが製作しているので、完成度が高いのも魅力です。
ただし出来るだけ安く揃えたい場合は向いていません

タミヤ 1/10 XBシリーズ No.234 au TOM'S GR Supra (TT-02シャーシ) プロポ付き塗装済み完成モデル

京商 1/10スケール 電動RC 4WDフェーザーMk2 FZ02Lシリーズ レディセット ダッジ SRT チャレンジャー 2015 ヘルキャット プラムクレイジーパープル
② 送信機(プロポ)|走行操作のカギを握る
送信機(プロポ)は、車に指令を出すリモコンのようなもの。
走りの快適さを決める重要な機材です。
ポイント:
- 2.4GHz対応モデルを選べば混信しにくい
- トリガー型が主流で操作しやすい
おすすめ機種:
- 京商 Syncro KT-531P(入門向け)
- SANWA MX-6(ステップアップ用)
価格は5,000〜10,000円前後です。

↑双葉のハイグレードタイプは7万円前後です。
FUTABA 10PX 送信機単品(乾電池仕様) F-4G&T-FHSS SR&T-FHSS&S-FHSS&MiNI-Z対応 テレメトリー機能搭載 10PX-TX-DRY
↑最初に安く買うならTurbo Racing P32 2.4Gが面白いですよ、まず安い(6,000円程度)のに技適付(日本の許可みたいなの、安いものは電波違法のものが結構多いんです)、しかもサイズが小さいのに初心者には必要十分な機能も付いています
↑双葉3PVは低価格入門タイプですが、機能・デザイン・価格すべてがGOOD、安心の日本メーカーで古くからラジコン用の送信機を製造しているメーカーなので信頼感も抜群です。最初に買って間違いなし!
③ 受信機|プロポと車をつなぐ通信ユニット
受信機は、プロポからの信号を受け取ってシャーシの動作に変換します。
メーカーによって互換性が異なるので、送信機とセットで選ぶのが基本です。
注意点:
- メーカー混在は避ける(例:SANWAプロポにFutaba受信機は不可)
- バインド(接続設定)を忘れずに
価格は2,000〜5,000円ほど。
↑先に紹介したTurbo Racing P32 2.4Gに対応した受信機
↑先に紹介した双葉3PVに対応した受信機。純正品は高いので互換品の方が購入しやすい(3,000円程度)です
④ サーボ|ステアリング(ハンドル)を動かす
サーボはタイヤを左右に動かすパーツで、ハンドル操作のレスポンスを決めます。
地味ですが、走行性能に大きく関わる重要部品です。
ポイント:
- 標準サイズを選べば多くの車種に対応
- メタルギア搭載モデルは耐久性が高い
おすすめ:
- Futaba S3003(定番)
- PowerHD 1501MG(高トルクタイプ)
価格は2,000〜3,000円ほど。
↑コスパ最強!1000円以下です
↑上でも紹介した日本の双葉ならまず安心でしょう。双葉は、「蛍光表示管」「金型用部品」「ラジコン機器」の専門メーカーとしてシェアトップクラスの実績を持っている世界的メーカーです。
⑤ ESC(スピードコントローラー)|速度を制御する心臓部
ESCはアクセル操作を電子的に制御し、スムーズな加減速を実現します。
モーターとセットで考えるのが基本です。
選び方のポイント:
- モーターがブラシ付きなら「ブラシ対応ESC」を
- ブラシレスモーターなら「ブラシレス対応ESC」が必要
初心者向け:
- Hobbywing QuicRun 1060(ブラシモーター用)
価格は3,000円前後。
↑値段と性能のバランスで選ぶならHobbyWing QuicRun WP 1060。ビギナー(エントリー)からミドルユーザー向きのシリーズとして 中~小型モデルに対応しオールラウンドに活躍。ブラシモーター用
↑パワーのあるブラシレスモーター用はジーフォース BLC50がオスススメ。扱いやすいタミヤタイプコネクタつき。初ブラシレスに最適!様々なカテゴリに対応できる13.5T or 17.5T【ESC 仕様】最大電流:瞬間300A、連続50A。対応バッテリー:LiPo / LiFe:2S。NiMH / NiCD 4-6 cells。BEC 出力:6V / 3A。サイズ:35.3×32.4×19.7 (mm)。
⑥ バッテリー&充電器|RCカーのエネルギー源
最後に必要なのが、車を動かすためのバッテリー。
初心者には安全性の高いニッケル水素(NiMH)や扱いやすいリポ(LiPo)がおすすめです。
おすすめ構成:
- バッテリー:7.2V NiMH(容量2000〜3000mAh)
- 充電器:急速タイプ or USB対応タイプ
費用目安: 約3,000〜5,000円。
リポを使う場合は**安全バッグ(防炎袋)**も用意しましょう。
Li-PO(リポ)
現代ラジコンのスタンダード、軽くパワフルだが過放電に弱い。
他にもニッケル水素やLi-Feタイプなどがあるが、初心者はとりあえずニカドやリポを選べばよいでしょう。
充電器は簡易型か多機能型があります
バッテリーの充電に必ず必要なのが充電器
簡易型は安く使い方も簡単だけど、使える種類が少なく細かい設定ができない。
多機能型は使える種類や設定も細かくできるが高価で使い方も少し複雑。
予算や頻度に合わせて選びたい!
↑簡易型は電源にさす!ただそれだけ(笑)
↑多機能型はバッテリーの最大充電、活用、メンテナンスに大活躍。対応バッテリー:Li-Po/Li-Fe/Li-Ion/Li-HV:2~4セル、NiMH/Ni-Cd:6~8セル、PB:6~12V。
入力電圧:AC 100-240V (1.5A 最大)50Hz-60Hz。充電電流:0.1A~6.0A (65W)放電電流:0.1A~2.0A (最大10W)
まとめ|これだけあればRCカーは走る!
RCカーを走らせるには、最低限この6つを揃えるだけでOK。
最初の合計費用はおおよそ2万円〜3万円前後です。
✅ マシン
✅ プロポ&受信機
✅ サーボ
✅ ESC
✅ バッテリー&充電器
これで、あなたのRCカーは確実に「走る状態」になります。
次のステップは、ボディやタイヤ選び・走行セッティング。
自分だけのマシンを仕上げていきましょう!
よくある質問(FAQ)
Q1. RCカーを走らせるのに必要なものは何ですか?
RCカーを走らせるには、マシン(シャーシ)・送信機(プロポ)・受信機・サーボ・ESC・バッテリー&充電器の6つが必要です。
これらをすべて揃えることで、初めて「走る状態」になります。
Q2. 初心者はどのくらいの費用で始められますか?
初心者が入門用のセットを揃える場合、おおよそ2万円〜3万円前後でスタートできます。
タミヤや京商などのエントリーモデルを選べば、最初から必要な機材がほぼ揃っています。
ハイエンドモデルを目指す場合は、10万円以上になることもあります。
Q3. プロポと受信機は別メーカーでも使えますか?
プロポと受信機はメーカーや通信方式によって互換性が異なります。
たとえば、SANWAのプロポには同社の受信機を、FutabaのプロポにはFutaba製受信機を組み合わせるのが基本です。
混在させると通信できない場合があるため、同一メーカーで揃えるのが安全です。
Q4. リポバッテリーを使うときに注意することはありますか?
リポバッテリーは高出力で軽量というメリットがありますが、取り扱いを誤ると発火や膨張の危険があります。
必ず「リポ対応充電器」を使用し、**充電時は防炎バッグ(セーフティバッグ)を利用しましょう。
また、使用後は過放電を避けて保管電圧(約3.8V)**で保存するのが安全です。
Q5. とりあえず最低限で走らせたい場合は?
まずは「RTR(Ready to Run)」または「レディセット」と呼ばれる完成済みモデルがおすすめです。
プロポ・受信機・サーボ・ESCがすでに搭載済みで、バッテリーを用意すればすぐ走行可能です。
これなら初めてでも失敗なくRCカーを楽しめます。





























