Design
オリジナルキャラクターを作成してグッズ制作に展開してみる(Tシャツ制作編)
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プロレス好き(主にマスクマン)の熱が高まり。架空のプロレス団体とマスクマンの設定でキャラクターを考えました。ギャレットモータース(このサイト)が運営する架空のプロレス団体、『ギャレットマスクレスリング』のレスラーMASK DE GARRTTE(マスク ド ギャレット)というキャラクターを考えました。今回はこのキャラクターを使ってTシャツを作っていきます

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Tシャツにするイラストをデータ化

制作したデータをTシャツにしていきます。今回はデザインをカッティング(プロッター)マシンCAMEO3で出力してヒートプレス機で定着(印刷)します

以前制作したキャラクターMASK DE GARRETT このデータを使います
このデータのアウトラインはこうなっています。
カッティングマシン出力用にデータを作る前に一度原寸でプリントアウトして確認します
原寸出力確認は必要な工程だと思います。デザインの位置や大きさが少し変わるだけで印象が変わります。ここで配置する位置やデザインの大きさを定規で正確な数字で測定しておきます
原寸確認が終わったら、出力するサイズに合わせてデータをイラストレーターに配置します。今回は 0.08 mmの熱転写シートを使います。無駄にならないように隙間なく配置しました。今回の熱転写シートはあらゆるアパレル資材に使えますので、色々な種類とサイズを出力しておきます。元のデータもアドビ社のイラストレーターで制作しています。カッティングマシンCAMEO3で出力する為に
ファイル→書き出し→dfx形式 で書き出します

dfx形式で書き出したファイルをカッティングマシンカメオ専用デザインソフトウェア Silhouette Studioで開きます。配置したら使用する熱転写シートに合わせたサイズに拡大・縮小します

カッティングマシンで出力してヒートプレス マシンで印刷(定着)して完成

熱転写シートを出力するデザインの大きさに合わせてカットします
シートは正確に垂直がでるようにカットします。曲がっていると後ほどマシンにセットがしずらくなりますので慎重に進めたい部分

熱転写シートをセットする際に重要なのはカッティング用台紙の上の開始線にピッタリと合わせてセットする事です
カッティング用台紙にセットしたらCAMEOでカッティングマシンのセットボタンをおします。この際も台紙の左端を青いガイドラインに合わせ、白いローラーにカッティング用台紙が左右均等に当たるようにまっすぐなっているか確認。ここがずれていると全体がずれて仕上がりが台無しになる可能性がでてしまいます
カッティングマシンは結構大きな動作音が出ますので深夜・早朝の作業は気をつけたいところです
 カッティングマシンで出力されたら余計な部分を取り除いていきます
カットラインは結構みにくいんですよね

余計な部分を取り除くのをカス取りといいます
細かいデザインは気を使います
デザインが細かいと想像より時間がかかります
パーツごとに切り分けてデザイン素材は完成
印刷するデザインの素材が完成したらヒートプレス マシンで印刷(定着)させます。この熱転写シートは華氏320(°F)=摂氏160(°C)で20秒プレスします
原寸出力で測定した数値に合わせて実際のTシャツにデザイン素材を配置します
特に水平・垂直が綺麗に出ているかを注意しながら
だいたいのヒートプレス マシンはタイマーが付いていますので、設定した時間で完成を知らせてくれます
印刷部分に段差のある場合や記事に厚みがあると、うまく仕上がらない事があります
そういう場合は印刷範囲をカバーできる位の大きさにカットされた、シリコンマットを間にいれてプレスすることで綺麗に仕上げられます
Tシャツの首裏側や縫い目で生地が厚い時など、凹凸が出やすい部分に使うと効果を発揮します
使用した道具

▲カメオ3はカッティングマシーンの入門機としておすすめで。低価格ですがアパレル・クラフト・ステッカー等できる事が多くおすすめです。

カッティング用台紙は消耗品なので予備があると安心です

▲熱転写シートはカッティングマシンでアパレル資材のデザイン印刷に必須です。熱転写シートは色・素材・質感違いで様々な種類があります

▲ヒートプレス マシンもカッティングマシンを使用するアパレル資材のデザイン印刷には必要で、これがないと綺麗に印刷(定着)が少し難しいです※アイロンでも可能ですが綺麗に出来づらいと思います

▲無地のTシャツも種類豊富です。私の今のお気に入りは(ユナイテッドアスレ)UnitedAthle 6.2オンス プレミアム Tシャツです

▲曲尺は熱転写シートのカットやデザイン素材の位置決めなどに使います。正確な配置、水平・垂直出しにも使用するので個人的には使用頻度高いです

▲カッティングマットもDIYやホビーには必須です。正確な測定があった上での感覚的なバランスだと思います

▲カッターはOLFAが好きです。メーカーはどれもでも良さそうですが、刃はこまめに替えましょう

オリジナルキャラクターで自作Tシャツ完成

今回制作したオリジナルキャラクターの自作Tシャツ。架空のプロレス団体ギャレットマスクレスリング所属のマスク ド ギャレットのTシャツです

マスクマンのシルエットは偶然ですが虫にも見えて気にいってます。運営がギャレットモータース(このサイト)という設定なので工具でスパナモチーフを入れてます
後ろにはI AM GEEK(広義の意味でおたく)をプリント

 

キャラクター制作〜デザイン〜グッズ制作(Tシャツ)までやってみました。アパレル資材で小ロット&デザインが複雑でない場合はカッティングマシンとヒートプレス機での制作が良いと思います。カッティングマシンは 毎回デザインを変えたりも気軽にでき、プリンターと同じ感覚で使えるのも嬉しいです。少し前までは両機材共に高価でしたが、現在はホビーユースの低価格製品もありますので、個人でも導入しやすいです。グッズ制作を始めるにあたり何らかのキャラクターを考えたのは、あった方が楽しそうだし展開しやすそうだったからですね。シリーズ展開はキン肉マンの超人をヒントに架空のプロレス団体(ギャレット マスクレスリング)のレスラーを今後も随時作って行く予定です。

 

※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2020年3月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。

 

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