Li-Po(リポ)バッテリーを充電する時に注意したい点と安全に扱うためのルールを紹介します。
ここでは私の持っているX1 AC PLUS IIを使って説明していきます。
ラジコン用Li-Poバッテリー充電の超基本
Li-Po(リポ)バッテリーの充電には充電器を使います。X1 AC PLUS IIを例にして説明していますが、だいたいの充電器(マルチチャージャー )はどれも同じ設定です。
①バッテリーの種類をLi-Po(リポ)にします
最初にすることはバッテリーの種類をLi-Po(リポ)にすることです。
マルチチャージャーは充電できるバッテリーが多くLi-Po、Li-Fe、Li-ion、Li-HV、Ni-MH、Ni-CD、PB(鉛)などのあらゆるバッテリーが充電できるので1台もっておくと便利です
充電には必ずリポバッグにいれましょう
リポバッテリーの充電はかならずセーフティーバッグを使います。保管にもセーフティーバッグは使えます。
第一に安全を優先しましょう。誰かの迷惑にならない事は最低限のマナーだと思います
↑お手頃価格で使いやすいのはこのタイプ
↑黒だと急にカッコよく見えます
②バランス充電に設定する
RC用は通常2セルといわれる構成です。複数セルの場合はバランス充電にします。
これは各セルを同じ電量にしたり、充電バランスを合わせてくれるので設定はバランス充電と覚えておきましょう
③1C充電にする
1C 充電とは、、電池の理論容量を1時間で完全充電(または放電)させる電流の大きさのこと。
これはLi-Po(リポ)バッテリーを安全に充電する定理です。
例えば1000mAh のバッテリーを電流を 1A で充電したら1C 充電。
今回の場合は3500mAhのバッテリーなので1Cで3.5A充電しています。
バッテリーラベルに書いてあるmAhの容量を1000分の1にすればよいので簡単です。
mAh(ミリアンペアアワー):どれだけの電流を1時間流すことができるかの単位。 ミリアンペアアワーと読む。 例えば、1000mAhと表記されたものは、1000mAの電流を1時間放電することができることを意味する。 一般的には放電容量と言われ、電池などの容量を表す指標のひとつ
C(Capacity):Cレートとは、電池容量に対する放電電流値の相対的な比率のこと。容量の異なる電池同士の特性を条件をそろえて比較するすることができ、放電レートが1Cとは,ある容量のセルを定電流放電して,ちょうど 1 時間で放電終了となる電流値のことを言います。
↑大容量の4600mAhタイプもいいです
④2セル7.4V
RCカーのLi-Po(リポ)バッテリーは1セルが3.4V。
2セルが基本なので2セル(S)7.4Vです。7.4V(2S)になっているかどうかを確認しましょう。
だいたいバッテリーのラベルや箱に電圧やセル数が書いてあるので念のため確認しておきましょう。
Li-Po(リポ)バッテリーを保管する時はストレージ充電する
Li-Po(リポ)バッテリーを保管する時はストレージ充電をしておきます。
満充電だと高温などが原因で電圧があがり過充電のような状態になり危険です。
ストレージ充電は半分で充電してくれるので保管にはストレージ充電が必須です
Li-Po(リポ)バッテリーの破棄はショップに、なければ完全放電して破棄
Li-Po(リポ)バッテリーはケースが膨らんできたら寿命だと考えて破棄しましょう。その際は完全放電させます。方法は3〜5%の塩水(水1リットルに対し、食塩30g〜50g)に3日ほど漬ければ完全放電できます。バッテリー内部から泡が出なくなったらOKです。その後、住んでいる自治体の規定に問い合わせ廃棄するようにします。もし回収してくれるショップが近くにあれば、そこに持って行けば良いので簡単です。
Li-Po(リポ)バッテリーにコネクターを挿したまま+と–が触れないように注意
バッテリーにコネクターを挿したまま+と–が触れたりするとショートしたり危険なのできをつけましょう
※画像は全てイメージです。
※記載している内容は2024年5月現在のものです。
※一般的な使用方法をご紹介しています。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
リポバッテリー(LiPoバッテリー)は、ラジコンやドローン、エアソフトガンなどで広く使用されている高性能な電源です。しかし、その取り扱いには注意が必要で、正しい知識と手順を守ることが重要です。以下では、リポバッテリーの基礎知識から安全な使用方法、充電手順、保管方法、そしてトラブルシューティングまで、初心者向けに詳しく解説します。
1. リポバッテリーとは?
リポバッテリー(LiPoバッテリー)は、リチウムイオンポリマーバッテリーの略称で、リチウムイオンバッテリーの一種です。高いエネルギー密度と軽量さが特徴で、スマートフォンやノートパソコン、カメラなどの機器にも利用されています。ラジコンやドローン、エアソフトガンでは、その高出力と軽量性から特に重宝されています。
2. リポバッテリーの構造と種類
2.1 セル数と電圧
リポバッテリーは、セルと呼ばれる単位が直列または並列に接続されて構成されています。1セルあたりの電圧は約3.7Vで、これを直列に接続することで電圧を高めます。例えば、2セル(2S)で7.4V、3セル(3S)で11.1Vとなります。電動ガンやドローンでは、7.4Vや11.1Vのバッテリーが一般的に使用されます。
2.2 形状とサイズ
リポバッテリーにはさまざまな形状とサイズがあります。以下に主な形状を示します。
ミニSタイプ
コンパクトなサイズで、小型の電動ガンやドローンに適しています。
スティックタイプ
細長い形状で、ストック内に収納するタイプの電動ガンに使用されます。
2pc(セパレート)タイプ
2つのセルが分かれており、配線の取り回しが柔軟にできます。11.1Vの場合は3pcとなります。
AKタイプ(うなぎタイプ)
AKシリーズの電動ガンに適した細長い形状をしています。
電ハンサイズ
電動ハンドガンに適した小型のバッテリーです。
形状やサイズはメーカーやモデルによって異なるため、使用する機器に適したバッテリーを選択することが重要です。
3. リポバッテリーのスペックの読み方
リポバッテリーには、以下のようなスペックが記載されています。
- 電圧(V): バッテリーの出力電圧。セル数に応じて決まります。
- 容量(mAh): バッテリーが蓄えることのできる電力量。数値が大きいほど長時間使用できます。
- 放電レート(C): バッテリーが安全に放電できる最大速度を示します。
例えば、「7.4V 1000mAh 30C」と記載されている場合、7.4Vの電圧、1000mAhの容量、30Cの放電レートを持つバッテリーであることを意味します。放電レート(C)は、容量(mAh)に掛け合わせることで、最大放電電流(A)を求めることができます。この例では、1000mAh × 30C ÷ 1000 = 30Aとなります。
4. リポバッテリーの安全な取り扱い
4.1 充電時の注意点
- 専用の充電器を使用する: リポバッテリー専用の充電器を使用し、適切な設定で充電してください。ニッケル水素用やニッカド用の充電器を使用すると発火の危険があります。
- バランス充電を行う: 各セルの電圧を均等に保つため、バランス充電機能を使用してください。
- 充電中の監視: 充電中はバッテリーから目を離さず、異常がないか確認しましょう。
- 耐火性のある場所で充電: 万が一の発火に備え、耐火性のある場所やリポセーフティバッグ内で充電してください。
4.2 使用時の注意点
- 過放電の防止: リポバッテリーは過放電に弱いため、電圧が一定以下にならないよう注意が必要です。電圧カットオフ機能付きの機器やアラームを使用すると効果的です。
- 物理的なダメージを避ける: バッテリーに強い衝撃を与えたり、鋭利なもので傷をつけたりしないよう注意してください。
架空のカスタムショップ:ギャレットモータースオリジナルのデカール(ステッカー)サイズ:90 X 110mm。ヴィンテージカーボディーやツールなどに、さりげなく使えるものが欲しくてデザインした渋めのデカールです。