ここでいうシルクスクリーン印刷は自分で刷る手刷り(ハンドプリント)のことです。ハンドプリントといっても、ブランドやフェスなどで売っているTシャツと基本的には同じ作り方なので、品質は問題なしです。通常はプリント工場でつくられますが、個人でも手刷りはできます。シルクスクリーンでの手刷りのよい部分は、好きなデザインで小ロット(1枚からでも)つくれて、初期費用も安く、おうちでも手軽にできることです。ここだけでもメリットだらけですが、詳しく説明していきます
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自作Tシャツは趣味で副業にもなり初期費用が安いので、Tシャツ好きにはもちろん!ハンドメドやデザイン好きな人にもぴったりです
シルクスクリーン印刷での自作Tシャツの良いところは、色々ありますが、ここ数年自分で着るTシャツは自作だけ!のわたしが思う良い部分を紹介します
シルクスクリーン印刷での自作Tシャツのメリット
メリットに感じる部分は以下の9つです。こんなにたくさんあるなんてなかなか凄いと思いませんか!
1.自分で着れる
2.好きなデザインと色で作れる
3.同じデザインなら1枚から大量枚数も作れる
4.初期投資が抑えれる
5.プレゼントできる
6.家で出来る
7.趣味になる
8.副業になる
9.絵などの作品づくりにもなる
メリットを詳しく見ていきましょう
1.自分で着れる
まずは自分で着る服を自分で作れる事ですね。年中TシャツやロンTを着る人なら一番楽しい部分になるかも!?。私はTシャツ大好きでデザインも仕事にしていますので、自分の着るTシャツは全て自作です(笑)。これが本当に楽しくて、もう何年間もシーズンごとに5枚ずつ作っています
でももしかしたら、ブランド品が大好き!って人にはあまりメリットにならないかもしれませんね。
2.好きなデザインと色で作れる
1の自分で着れる。と少し関係がありますが、自分の着るTシャツを好きなデザインで作れるのってめちゃくちゃ楽しいですよ。デザインに興味がある人や好きな事がある人は特に楽しいです。自分の好きな世界観をTシャツで表現できちゃいます!好きな車や電車、映画のタイトルなんかもいいですよね〜。自己主張って程でもないですけど、自分の好きな・熱中している事やモノ関連のワードやデザインでTシャツを作るのはかなりおすすめです
3.同じデザインなら1枚から大量枚数も作れる
これがシルクスクリーンの良いことろでもあるのですが、1枚印刷用の版を作っておけば、基本何枚でも刷れます!同じデザインにはなりますが、インクの色やTシャツの色を変えればバリエーションも相当できますよ!
大量に刷る予定がある場合、版はアルミ製にして5枚刷ったら一度版を洗うなどの処理(水性の場合)はした方がよいです
4.初期投資が抑えれる
自作するにあたって最初にかかる金額が高すぎると、手が出しにくいですよね。シルクスクリーン印刷の場合、全てを自分で作る場合も日光でも版がつくれるので、どうしても安く抑えたいひとにはTシャツ込みで2千円程でできます!そうではなくとも版だけ業者さんに頼めば6千円程(簡易なら4千円)、機材を全て自作でそろえて2万円ほどでしょうか。お店で売っているレベルがこの値段で出来て、一度作った版は100枚以上刷れるし、この先何種類もオリジナルTシャツを作るなら、相当安い気がします。※簡易製版の版は数十枚でだめになると思います
5.プレゼントできる
Tシャツは何枚あっても便利なので、作ったものをそのままプレゼントしても喜ばれますが、お誕生日や記念日、お子さんやあげる人の好きな言葉(サッカー好きにはfootballer等すこし洒落た感じの英語などがよいでしょう)をプリントすると、本当に喜ばれます。もし自分がもらったら一生忘れないかも?
6.家で出来る
これ重要で、全て家で出来るんです。一人暮らしの狭いワンルームでも大丈夫です。気を使うのは流しでインクを洗ったりする事位です。最低限必要なのは版・インク・Tシャツ・スキージで、これがあれば屋外でも出来ます。イベントやショップの一部でシルクスクリーンで、ハンドプリントをやっていたりするくらい機材が少なくて済みます
7.趣味になる
自分で着れて、デザインが出来て、自分で作れるシルクスクリーン印刷は趣味にもぴったりです。作ったものを着れば作品になるし、技術を学べてデザインも考える。そして家でもできるなんて、趣味にうってつけだと思いませんか?
お子さんの成長に合わせて毎年Tシャツを作ったり、家族のイベントにおそろいのTシャツで出かけたり、お揃いなんてちょっと、、、と思うかもしれませんが、お揃いでも色を変えれば結構きになりませんよ!
個人的にはミシンやお裁縫がこんなに趣味としても普及しているのに、シルクスクリーンが普及しないのが不思議な位(笑)
8.副業になる
私の実体験ですが知り合いのフットサルチームや団体のサークルから依頼を受けたりします。
普通に販売するとなると認知されていないとなかなか売れませんが、
意外と近くに需要はあるもので、知り合いのお店やサークル、同好会などお揃いのTシャツを希望している人は多いんですよ。そういう団体活動では、だいたい毎年作るので例えば20人のサークル10団体と付き合いがあれば毎年200枚の注文はあります。一枚の粗利益(材料費を除いたもの)が1500円だとしても30万円になります!年収が30万円上がって皆んなに喜ばれるなんて、なかなか面白い副業になる可能性あります
9.絵などの作品づくりにもなる
シルクスクリーンの版はTシャツ以外にも紙や木などにも印刷できるので、作ったデザインを紙や木に印刷すれば立派な作品になります。元々シルクスクリーンは水と空気は以外なんでも印刷できるといわれているので、印刷する媒体次第で面白い表現もできます
シルクスクリーン印刷での自作Tシャツのデメリット
残念ながらデメリットもあります、ただしこれは私が感じたものなので人によってはデメリットに感じないかも?
1.版づくりが面倒
2.インクで汚れる・失敗する
3.1色が基本
1.版づくりが面倒
シルクスクリーン制作の出発点が版なのですが。この版を自分で作る製版がとても面倒です。デザインを白黒で作って、版に紗を張って、感光乳剤を塗って暗室で乾燥、暗室で露光、印刷、版はかならず清掃。と工程が多くしかも時間と明るさが重要なのでとても面倒です。この製版をどう捉えるかでシルクスクリーンにどう関わるかが変わってくる位の工程だと思います
2.インクで汚れる・失敗する
当たり前ですがインクを使うので汚れます。汚れるならまだしも印刷に失敗したらそのTシャツは自分の寝巻き位にした使えなくなります。印刷の失敗も結構多くて悩まされました。滲みやカスレ対応にも技術がいるんです
3.1色が基本
シルクスクリーンは1版につき1色なので2色の場合2版、3色の場合3版必要です。私は基本1色でしか作りませんが、多色刷りは本当に時間も手間もかかります
シルクスクリーン印刷で自作Tシャツをつくるメリットとデメリットについてご説明しました。私が一度自分で作った時の感動はなかなか感慨深く達成感もありました。Tシャツ好きはもちろん、ハンドメイド、デザインに興味がある人や、熱中している専門分野がある人にもおすすめできます。
Tシャツはファッションとしてだけでなく、広告として発展した側面もあるので、自分の主張は趣味をさりげなく主張するのにもぴったりでコミュニケーションツールとしても使えます。実用的であり趣味にもなり、プレゼントもできて、副業の可能性もあるとしたらオススメじゃない理由が逆に見つかりません(笑)