今から初心者がラジコンドリフト(以下ラジドリ)を始めるなら、二駆ドリがいいでしょう、二駆ドリはジャイロを付ける事で初心者でも容易にドリフトが出来るようになり、ビギナーでもすぐに楽しめます。
ジャイロ
wikipedia
元々は航空機のラジコン用に開発された物で、これは急な横風などにより機体が傾いた際に自動的に水平を維持するためのものであった。
ドリラジではステアリングサーボ側に用い横滑りに対して本来向かうべく進行方向へ自動的にステアリングを切る機能を示し、実車におけるセルフステア効果を擬似的に再現したものである。
ジャイロを導入することで操作感覚が実車により近いものになり操縦者の負担が大幅に減り、ラジドリが飛躍的に簡単になる。
ただし、ジャイロが有効であるのは後輪に重点を置くケツカキ仕様車またはRWD車のみで、前後等速の4WD車では逆に操作性が悪化する。これはラジコンカー特有のステアリングサーボ特性にあり、ラジコンカーは通常ステアリングを戻すと車体に対し前輪が真っ直ぐになる。4WD車のドリフトはゼロカウンターで行うため、逆にジャイロを導入してしまうとセルフステアを当てようとするのでゼロカウンターを維持できなくなるのがその理由である。
ジャイロの感度補正には通常1チャンネル必要であり、ラジコンカーの場合はアクセル・ステアリング・ジャイロと3チャンネル以上の操作が可能な送信機が必要。
ジャイロは通常単体でユニット化されているが、最近になり受信機側にジャイロ機能を最初から組み込んだものも出始めた。また送信機が2チャンネルでも動作するジャイロ(ピエゾ式)も登場した。ピエゾ式の場合は送信機側からの情報に加え独自にヨーイングを計測した情報をサーボに送り動作させるためチャンネル追加を必要とせず、受信機とステアリングサーボの中間に割り込ませるだけなので簡単に導入しやすい。
送信機の側もジャイロ導入を前提とした製品が出始めており、3チャンネル目はジャイロのコントロール専用チャンネルとなる。
ジャイロはドリフトをやり易くしただけではなく、リアルな挙動のドリフトを二駆ドリで可能にしました。
YD-2は二駆ドリの金字塔
ラジドリのパイオニアYOKOMOが発表し二駆ドリブームを加速させたのが名車『YD-2』です。ロープライスにして必要充分なスペック。YOKOMOのHPによると、斬新な4ギヤドライブの駆動系が、スロットルレスポンスの良さとリヤトラクションの高さを実現。横置きモーターで左右バランスの崩れが少なく、ニュートラルなステアリング特性がライントレースにおける余裕を生み出し、フロント周りももちろんRWDドリフトマシン専用に完全新設計。チームヨコモのドライバーがこだわったアッカーマン比の設定で、素直なフィーリングのステアリング特性を獲得。フルカウンター ドリフト走行が容易になったそうです。
現在のメインはドリフトパッケージ2WDかヨコモ RD2.0
YD-2は現在も販売されていますが、ヨコモは徐々に新しいマシンに比重を移しています
それがドリフトパッケージ2WDとヨコモ RDシリーズです!
ドリフトパッケージは2024年生産ロッドから最新のRWDドリフトカーRD1.0がベースとなるので
実質的にRDシリーズがヨコモのラジドリは、主軸マシンになるのでしょう。
ドリフトラジコンのパイオニアであるヨコモがリリースする新しいベーシックマシン“ルーキースピード RD2.0”。走りやすさを重視した設計コンセプトで、初めてドリフトラジコンにチャレンジする方にもすぐにドリフト走行をお楽しみいただけるよう、
切れ角の向上やリヤグリップの確保などでベーススペックを高めています。
シャーシの構成としても将来的な拡張性までを考慮し、オプションパーツの取り付けなどでカスタマイズも楽しめます。