ラジコンの楽しみのひとつにマシンのセッティングがあります。
ひとくちにセッティングと言ってもその内容は多岐にわたり、
さまざな要因とバランスや特性・好みで決めていきます。
ラジコンのセッティングに使う専門の道具はたくさんありますが、
今回はトー角が測定できるプロトラクターという器具を紹介します。
このプロトラクター、本来は金属製の分度器と竿を対象物にあてて角度を測る測定器具です。
具体的には分度器の目盛に合わせて任意の角度で線を引いたり(墨付け)して使ったりします。
プロトラクターは、どうやらラジコンのフロント トー角を測るのにも使う事が出来るそうなので
早速購入してみました。
シンワ測定のプロトラクターは信頼できる!アナログなのもGOOD
シンワ測定(Shinwa Sokutei) プロトラクター 2本竿 No.19 シルバー 62490 レビュー
・使いやすく、自由に角度が測定できて便利です。商品のサイズも使いやすいです。
・ロックが出来るので、測定も角度を出す作業もやり易いです。
・ノミとカンナの刃先角度を30度にするために購入しました。
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同時に研ぎ器も一緒に購入して使用しています。
ばっちり30度が計測でき良い刃物になりました。
本体はステンレス製で目盛はエッチング+黒クロムメッキ加工してあり、消えにくく、シルバー加工で表面の反射を抑え目盛と数字が読み取りやすい。また、真ちゅう製のネジで止めてある2本竿タイプで分度板があてられない部分にもしっかりあてられます
詳しい使い方はシンワ測定株式会社WEBSITEにありました
今回、シンワ測定株式会社製のプロトラクターを選んだ理由は、
メーカー名に測定が入ってる時点で測定に自信があるんだろうな、、、と単純な理由です(笑)。
調べてみると、まんざら間違えている訳ではないようでした
シンワ測定株式会社はありとあらゆる はかる(測る・量る・計る)製品のラインナップがあり、測ることが大得意のメーカーだったのです。
初めてプロトラクターという工具を知りましたが。こういう工具があるとは驚きです
工具がまた少し好きになりました。
プロトラクターはラジコン トー角の測定にどうやって使う?
話をラジコンのトー角に戻します、
トー角というのは実車にもありますが、垂直(上から見た)タイヤ角度の事で、
ステアリング初期反応を良く出したければトーアウト(逆ハの字)タイヤの先が外側向
直進安定性をよくしたいならトーイン(ハの字)タイヤの先が内側向
となります。
補足すると
フロントは初期反応を出したいか、リアは直進時に車が前に出る押し出しを強めるか、曲がる時の回転性を高めたいか等をセッティングで選べます。
ラジコンでトー角を測定するには
ダンパーステーに密着させて分度器部分をタイヤに当てます。
トーアウト+1は91度、
トーイン−1は89度ということになります。
最初は0(90度)を中心に3度位少し大きめのセッティングで差を体感するのも良いでしょう。
また、
リアの場合、基本はトーインの調整が基本で、
直進安定性はサスマウントのトーイン、
曲がる時の回転性を上げたいならハブをトーインにします。
リアトー角の角度は3度が標準的と言われています。
ラジコンでは(実車でも)、これに加えキャンバー角という水平から見た状態での角度をセッティングもします
私はまだ初心者で未熟すが、
これから路面や状況に合わせてセッティングするのが楽しみです